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誰でも簡単にできる、決断力をつける方法

こんにちは。小泉です。

仕事柄、企業のマネージメントの意思決定に携わることが多いのですが、最近リーダーの意思決定力が話題になることが多いですよね。新型コロナウイルス の中でも、リーダーシップをとれている人と、取れていない人の差などがSNS等で話題になることもあるようです。

このリーダーシップには、「決断力」が必要なのですが、我々の生活においても、決して簡単ではないし、重要な力だと思うのです。

例えば、転職をしようと考えた時、幸運なことに内定を2社から得られたとします。一社は、「やりたいなと思っていたことに近いけど、給料は今より下がるし、社長もできるようになるには時間がかかるよ」と面接で言っていた。

もう一社は、「今やっていることとあまり変わらないけど、責任が少し重くなりそうで、給料は少し上がるし、社長もぜひ来て欲しい」と言ってくれている。

この話私は実際に経験したことがあります。

こういった「人生の選択」はちょくちょくやってきて、うまく意思決定できないと、その後の人生が大変なことになってしまいます。

では、意思決定力を上げるにはどうすればよいのでしょうか。

意思決定力をあげるのは誰でもできる

まず、「なぜ」この決断をしようとしているのかをじっくり考えます。転職の例だと、「なぜ、自分は転職しようとしているのだろうか」と自問自答するのです。

「今の生活に疲れたから」「同じ繰り返しだから」「スキルアップしたいから」「憧れのビジネスマンに近づきたいから」などいろんな「理由」があがるでしょう。

そこで、上がってきた「なぜ」を一列にならべます。絶対に同列に並べないと決めると、順番が明確になるでしょう。そうやって並べた「なぜ」を上から一つだけ選びます。一つだけなところが残酷なのですが、一つだけです。

「なーんだ、そんなことやってるよ」という方が多いのではないでしょうか。

実際にやってみるとわかるのですが、感覚的に「上から三つは甲乙がつけがたい」と感じることが多いです。しかし、所詮二番目は二番目なのです。転職の例でも、「一番重要なのは、やりがいです」というけど、その割には「給料は今と同じくらい欲しい、残業はしたくない、好きな場所で働きたい、・・・」と、グダグダになったりしがちです。「成果主義が重要」といいつつ、「日頃の努力を成果としてみて欲しい」というような真逆の申し出をする人は、とても多いと思います。

そういう人は、「本当は多少つまらなくてもいいから、今の生活水準は落としたくない」「成果よりも、努力を認めてくれればコツコツと頑張れる」ということが重要だったりするわけです。

実は並べるだけでは正しい意思決定ができない

ここで、カンの良い方は気づいたかもしれませんが、実は、単に、「なぜそれを決断したいのか」を並べるだけでは、ダメなのです。

本当に決断が必要な場面では、表面的な「なぜ」に踊らされず、相互に条件をつきつ会うことが重要なのです。相互に上毛を突きつけ合うというのはどうやるかというと、

1)給料をキープしたい
2)スキルアップしたい
3)新しい分野の仕事をやってみたい

と3つの理由がでたとしたら、「1のために、2が我慢できるか」「1のために3が我慢できるか」「2のために1が我慢できるか」「2のために3が我慢できるか」「3のために1が我慢できるか」「3のために2が我慢できるか」と、をそれぞれ書いてみます。

こうすると、自分の中の本当の優先順位が見えてくるはずです。

ビジネスの現場でも同じことが起きがちです。経営者が「新しいことをやれ」といってきているのに、新しいことを提案すると却下される。理由を聞くと「既存のビジネスに合わないから」といわれた、などという話はよく聞きます。

こういう仕事の振り方をしてくる経営者は、たいていの場合自分で考えていません。「GAFAがものすごい勢いだから」「デジタル技術を使わないと取り残されるから」「競合が新しいことを始めたから」とか、それくらいの浅い課題感で捉えていたりするケースをよくみます。こんな経営者は意思決定力も極めて弱いので、このやり方を教えてあげるか、見切りをつけてすぐにやめることをお勧めします。

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決断力、意思決定力をつける思考法を動画で解説しております。

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