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新司法試験に純粋未修から一発合格しました。地方の小さな法科大学院で勉強し、純粋未修から…

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新司法試験に純粋未修から一発合格しました。地方の小さな法科大学院で勉強し、純粋未修から一発合格するための勉強方法とはなにか? 自分の経験からそのヒントを少しずつ綴っていきます。

最近の記事

新司法試験純粋未修から一発合格への道~第8話 予備校本を使うかどうか~

司法試験受験生の間でよく話題になるのが、「予備校本を使うか?」という悩みです。 私が教わった多くの学者教員は、読んだこともないくせに、汚い物を見るような目で予備校本を毛嫌いしている人が多かったように思います。 しかし、1人の人間が全てを背負って書いている基本書と、数十人でチームを組んで制作している予備校本は、制作過程が全く異なります。 学者の基本書でも誤植だらけの本はいくつもあります。 ということで、私は受験生時代は、教授陣のアドバイスはほとんど無視して、予備校本を愛用し

    • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第7話 傍聴に行こう~

      民訴刑訴の学習に傍聴はお勧め手続き法の二大巨頭である、民事訴訟法、刑事訴訟法は勉強をしていてもなかなかピンとこないものがあります。 イメージを描きやすくするためにも、法廷傍聴はお勧めです。 特に刑訴は傍聴を何度かすると、特に公判イメージが沸きやすくなります。最低でも5回は行きましょう。 また、裁判所に「法科大学院の見学で」と言うと、結構親切に勉強に良さそうな事件を教えてくれたりします。 民訴は書面主義なので、傍聴をしていてもあまり内容がわからないことも多いのですが、それで

      • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第6話 授業の開始前と終了後の10分間に行うべきこと~

        ロースクールの授業の前後に何をすべきかスポーツでは、練習や試合の前には準備運動をして、終わったらストレッチやマッサージをしますよね。勉強も、授業の前後にやるべきことがあります。 授業の前10分間に行うこと→脳を整える授業の前10分間に行うべきことは一つしかありません。それは、脳を整えることです。 皆さんはすでに膨大な量の予習をしてきて、多少脳が疲れていたり、ちょっと混乱しているかも知れません。 しかしもう授業は開始目前です。少しでも脳を休めて、授業に臨む前に雑念を取り除いた

        • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第5話 脳のコンディションを大事にする~

          脳の状態は学習効果に大きな影響がいうまでもないことですが、勉強をする場合に脳のコンディションが整っていることはとても重要です。 焦燥感に満ちたような、または疲れ切った状態で勉強をしても頭には何も入りませんし残りません。 日頃から、脳のコンディションを良好に保つ工夫をしていくことが大事です。 脳を無駄に使わない私はもともと銀行員でしたし、読書家でしたので、新聞や本をよく読む人でした。また音楽も好きでしたのでよく家で色々な音楽を聴いていましたし、ゲームも好きなので古今東西の色々

        新司法試験純粋未修から一発合格への道~第8話 予備校本を使うかどうか~

        • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第7話 傍聴に行こう~

        • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第6話 授業の開始前と終了後の10分間に行うべきこと~

        • 新司法試験純粋未修から一発合格への道~第5話 脳のコンディションを大事にする~

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第4話 速度は正義~

          処理速度は人によって異なる新司法試験の勉強において、純粋未修者が法学既修者に追いつき、追い抜くためには、彼らと同じ勉強していても無駄です。彼らは彼らで必死で勉強をしていますので、その距離はなかなか縮まりません。 すでに周回遅れとなっている徒競走で、前のランナーに勝つためには、凄まじいスピードで走るしかありません。 そんな勉強を司法試験でどうすればいいのか。 それは、自分の人間としての処理速度を上げることが近道です。 「処理速度」とはなにか司法試験の勉強において、処理速度とは

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第4話 速度は正義~

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第3話 何を暗記すべきか?~

          暗記すべきものは決まっている前回のnoteで、暗記を先行させようという話をしました。 では何を暗記すべきかというと、答えは決まっています。 試験に出そうな判例と条文を覚える。ただそれだけです。 私は、法科大学院在学中に、とにかく情報の取捨選択をして、試験に出そうな条文と判例だけを勉強の対象にして、それ以外は目にも耳にも入れないように徹底していました。 学校の定期試験でも、それ以外のことは聞かれないのですから、それで十分なのです。 なぜか、友人には、全く試験にでなさそうな学説を

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第3話 何を暗記すべきか?~

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第2話 覚えるのが先、理解するのは後!~

          暗記は悪ではない司法試験は知識偏重型での試験ではなく、理解が大事だという人がいます。 それはその通りです。 しかし、受験生の皆さんが答練や定期試験でおそらく体験したであろう恐怖は、問題文を目にしたときに 「覚えていない・・・・」「知らない・・・・・」 ということではないでしょうか。 そうです、確かに法律の勉強において、理解することはとても大事なのですが、一番失点につながるのは「覚えていないこと」や「知らないこと」なのです。 ですので、とにかく沢山の知識を早期に身につけることが

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第2話 覚えるのが先、理解するのは後!~

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第1話 体系的に理解する?~

          体系的に理解せよとは言われるけど・・・法科大学院に入ると、広く深い法律の海(または森?)の壮大さに圧倒されます。 そこで指導担当の先生は「法律は体系的に理解することが大事だ」と言います。 では体系的に理解するにはどうしたらいいのでしょうか? 私のnoteの最初のhackをご紹介します。 インデックスラベルを作ろう騙されたと思ってこれをやってみてください。 このインデックスラベルを購入し、コクヨの無料ソフト「合わせ名人」で基本書のインデックスラベルを作るのです。 まずは内田

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~第1話 体系的に理解する?~

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~はじめに~

          自己紹介私は2004年に一期生として琉球大学法科大学院に入学しました。 それまでは営業マンや、システムエンジニアなど、法律とはほど遠い人生を10年以上送っており、33才で法科大学院に入った後に初めて「ポケット六法」という本を買い、6個どころではない数の法律が掲載されているのに衝撃を受けたのが、私の司法試験チャレンジの始まりでした。 そんな私が、比較的順調に大学院のカリキュラムを消化し、卒業後の新司法試験に一発合格できたのは、幸運なことでもありましたが、やはり早い段階で正しい

          新司法試験純粋未修から一発合格への道~はじめに~