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哲学思想を学ぶべきわけ

みなさん、こんにちは。
わたしはとある日本企業のサラリーマンです。所属する部署で、2年前まで管理職に就いていましたが、メンタル不全に陥り管理職を降りました。
気力と体力が回復したら、また管理職に復帰してバリバリと仕事に励もうと志してきましたが、最近自分が就いていた仕事を第三者視点で見ているうちに、「なんて非生産的で、非効率な仕事をしていた、もしくはやらされていたのだろう」と考えるようになりました。果たして自分の仕事のどのくらいに意味があるのか、もしくは自分の働き方が効率的なのか、という視点で日々考え、本を読んで勉強するようになりました。まだまだ勉強中ですが、自分の頭を整理する意味も込めて、noteを使ってアウトプットしていきたいと考え、この記事を書いています。


今回参考にした書籍は篠原 信氏の「ひらめかない人のためのイノベーションの技法」です。本書はイノベーションを起こすための様々な技法や考え方を
わかりやすく取り上げた良書です。

なぜ哲学や思想を学ぶべきなのか?

「イノベーションの技法の本なのにいきなり哲学?」とお思いでしょうが
篠原 信氏は「哲学を学ぶことで固定観念の破り方を学ぶことができる。」と説いています。


固定観念はその時代の人々全員が信じているから、普通の人は何が固定観念のかさえ自覚できない。
だが歴史に名を残した哲学者や思想家は、当時を支配する固定観念を破壊し、新しい時代のあり方を提案してきた。そして実際に世界を変えてきたから教科書に記載されている。

ひらめかない人のためのイノベーションの技法

この考え方に私は強く感銘を受けました。今まで私は哲学に全く興味が持てませんでしたが、そこには「固定観念の破り方」のヒントがあるというのです。

私たちの身近なところに固定観念がある。それを見破る方法、見破った後に新しい解決策を提案する方法、そのコツを哲学者や思想家の足跡を追うことで学び取ると良い。だから哲学や思想を学ぶ時は必ず当時の時代背景を知っておくことだ。当時の人々の常識を知ればその哲学や思想がどれだけ常識外れだったかがわかる。なぜそんな常識はずれを思いついたのか、自分ならどうやって考えつくことができるか。そうすれば常識の破り方がだんだんわかってくる。経済成長しなければならないのは本当か、経済成長しなくてもやっていける社会は本当に無理なのか。浪費社会でなくても経済が回るようなシステムはできないのか。子供にしつけをしなければならないのは本当か。様々な職場で問題になっている指示待ち人間の原因は本当に部下の側にあるのか。このように固定観念を見破り切り込んでいくその作法を学ぶために哲学や思想は恰好のシミュレーションゲームになる。

ひらめかない人のためのイノベーションの技法

そもそもなぜ私が「固定観念の破り方」に関心を抱くのかという点なのですが、単純に「常識を覆すアイデア」そのものが大好きだからです。
私は転職三回目で今の会社でサラリーマンをしていますが、過去の人生を振り返り、つくづく自分はサラリーマンに向いていないと感じています。私は全く悪気はない、むしろ上司とうまくやりたいと願って日々仕事をしているのですが、どこの会社でも度々直属の上司に嫌われることがあります。よく上司に言われたのが「常識がない」「余計な一言が多い」「我慢が足りない」などです。思ったことをすぐ口に出すのが良くないんだと思い、何もしゃべらないようにすると、それはそれで「なんで自分の意見を言わないんだ」と注意されます。何が正しいのかよくわからなくなります。ですが、僕の大好きなビジネス書を読むと、常識はずれな考え方やアイデアで世界をあっと言わせた才能のある人たちのエピソードで溢れています。たぶん私は「常識に囚われない発想」を好むのでしょう。そんな私を上司は厄介者扱いします。なぜなら上司の過去の経験から出来るアドバイスが使えないからです。なので自分の経験から私に指示命令をする。それがつまらないから私はヤル気が出ない。それが上司に見透かされるのです。「こいつ、俺の指示を守る気がないな」と。

私の性格は直せないことはよくわかっています。むしろこの性格を才能と考えて、常識に囚われない発想を書籍から学び、noteでアウトプットすることで同じ価値観を共有する人たちへ発信していこうと思ってます。
これからも発信し続けますので、末永くよろしくお願いいたします。


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