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「岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。」を読んだ。エンジニアリングマネージャーに刺さる本

はじめに

「ご褒美を見つけるという才能」という記事を会社の方から以前紹介して頂き、岩田さんの言葉に感銘を受けていた。

そのあと別の友人のnoteで本になっていると知ったので「これは読まねば」と手にとった。

岩田さんは人格者で聡明でとてもこの人のようになれるとは思えないが一部でもエッセンスを吸収して仕事に活かしたいと思った。

この本は特にエンジニアからマネージャーになった人は何かしら得るものがあると思う。ゲームが好きな人にも良い本。

「ご褒美を見つけるという才能」

冒頭で紹介した、ご褒美の話。

自分にとってご褒美はなんだろうと思う。物事を整理整頓することが好きだし、苦じゃない。だからリファクタリングはご褒美なのかもしれない。Slackで連絡が来てそれを返すのも他の人に比べて好きかもしれない。

エンジニアがマネージャーをやるということ

先ほどの岩田さんの言葉にもあったが、岩田さんはエンジニアリングを抽象化してマネジメントや会社経営に活かそうとする姿勢が随所に感じられる。

ソフトウェアエンジニアとマネージャー、さらには会社経営にはそれぞれ隔絶があると感じていた。でも岩田さんの言葉はそうじゃなくて、それぞれは抽象化した世界では地続きなものなんだよと教えてくれる。

だから「自分はコードを書いていたい。エンジニアリングに関わっていたい。だからマネージャーはやりたくない」という言説はもしかしたら抽象度が足りてないのかもしれない。

チームの動かし方

カーネギーの「人を動かす」のようなものも感じた。こういったメッセージングを自分は苦手なので精進したい。

宮本さんの打率の高め方


この本は岩田さんと関わりのある糸井さんや宮本さんの話もたびたび出てきて面白い。

ヒットメーカーである宮本さんのこの考え方、仕事の進め方は BUILD のジョブスのストーリーの話を思い出す。

宮本さんの働き方はモノに対して、ジョブズはストーリーに対して。だけどどちらも製品をリリースする前に何も知らない人のフィードバックを受けて真摯に修正していくところは同じだと感じた。特に新規に何かを作るときはこういったフィードバックを得ないといけない。

終わりに

さくっと読めて良い本でした。

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