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#328 児童・生徒に伝えたい「日々を丁寧に生きる」ことの意味

 私たちは社会に何かしら所属し、様々な人とコミュニケーションを図りながら生きています。時には、相手の行動や言葉で嫌な気持ちになることもあるし、その逆も然り。様々なストレスを相手から感じる時、また自分で自らのストレスを増やしてしまうこともある。こと、児童・生徒はまだまだ発達段階にいる。彼らは成長する中で人間関係に関する多くのストレスを抱えています。

 今の私が彼らに伝えたいのは「日々を丁寧に過ごす」ということ。日々を丁寧に過ごすとは、「相手を守り、そして自分を守りながら生きること」。自分自身の1つ1つの言葉や行動が、相手の存在をリスペクトしたものとなっているか。相手の気持ちを考えているか。相手の立場になって考えているか。相手が不快な思いをしないよう考えているか。それと同時に、自分自身が無理していないか。自分が犠牲になっていないか。自分の尊厳が守られているか。自分という存在が軽視されていないか。

 日々を丁寧に過ごすことは実は非常に難しい。表現力や語彙力、行動理念、想像力や思考力、多くの知識が必要になる。ですが、それら全ては「学び」であり、学びの最終形態は自分と他者に「優しく」なることだと言い換えることができる。私たちは多くの学びを得て、誰かの痛みを理解し、そして自分自身の痛みを理解することができる。学びから生まれる日々の1つ1つの自身の言葉や行動が日々を丁寧に過ごすことに繋がるからです。

今、児童・生徒を目の前にしている教員のみなさんへ

本気で問うてみましょう。日々を丁寧に生きていますか?と。


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