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『名もなき家事』を知る・・・突然親が家事放棄!?

「ちょっとぐらいの汚れ物ならば~、残さずに全部食べてやる~」

あ、スイマセン。
これは、ミスチルの『名もなき詩』の冒頭でした。


違う違う、今日の話題は、
『名もなき家事』について。


名もなき家事とは、少し前に話題になりましたよね。
炊事、洗濯、掃除など、家事に名前がついたものだけではなくって、もっともっと細かい、些細な家事がい~っぱいあるっていうこと。

イクメンに続き、
『カジダン』なんて言葉も出てきましたよね(家事をする男性)

カジダン?アホか!!そんなん当たり前や!!(笑)
とぼくなんて思いますけどね・・・。あんまり言うまい。


さてさて、
ぼくも当然のように家事をします。
家事しないと暮らしていけない、生きていけない。
妻がするとかしないとか、そんな問題じゃなくって。

協力するとか、手伝うとか、そんなレベルじゃなくって。
当然、この家で暮らす一員として、家事をします。

我が家は、子ども4人。妻とぼくと、計6人家族。
まぁ、寮のような、動物園のような、大騒ぎの毎日です。
ぼくも妻も仕事をしながら、家事・育児をしています。
子ども達は、この春から、高校・中学・小学校と、バラバラになり生活行動も随分とバラけてきました。


昨日、年度始めの、何だか大変な一週間が終わり、
疲れて帰宅すると、春休み大満喫中の子ども達の生活ぶりに、イライラが募ります(笑)

遊び惚けているんでしょうね。
気が行き届かないんでしょうね。
約束していたことができていない。
散らかしっぱなし。
言っていたのに、すべきことをしていない。

もろもろが重なりに重なりまして、ついにぼくが頭にきました!!!

さぁ、お父さんが怒ったら大変・・・!!(笑)

『集合!!』

ダイニングテーブルに集合がかけられます。
子ども達もいつになく堅い表情です・・・(心のなかで笑)

(ぼくのセリフ)
『お父さんは気付いてしまったんよ。お前たちさ、お父さんに頼り過ぎてないか?散らかしとってもお父さんが片付けてくれるって思ってない?』

「うん・・・、そうかもしれん・・・。」

朝起きないのも。
服を脱ぎっぱなしにするのも。
宿題や勉強しないのも。
平気でお小遣いくれと言い出すのも。
洗い物や配布物を出さないのも。

どこかで親への甘えがあるんだろうと、ふと気付きました。

(ぼくのセリフ)
『だけさ、お父さんさ、もう今から家事せんごとするけ。お前たちで、自分たちでどうにかしなさい。もうお父さんに頼るな、それからやね。』

「え・・・、何も?・・・」
子ども達は焦りのような不安のような表情です。

(ぼくのセリフ)
『この家で暮らしていくには、それぞれが自分の暮らしをちゃんとできるようにせな。誰かがしてくれるって思わん方が良いやろ。』


ということで、
突然、お父さんが家事を放棄しました!!!(笑)

娘たちが、「じゃあ、まずウチたちはお皿を洗うわ」と言い出します。
食洗器にお皿を入れようとしたら、もう洗って乾いているお皿があります。
これ、どうしたら良い?ぼくに聞いてきます。
「自分で考えなさい。いつも見てたやろ」

お皿を洗うには、まず、前のお皿を片付けなければなりません。
家族6人分。春休み真っ只中、毎日3食分のお皿が積み上がります。
お皿を片付けるだけで数十分かかっています。

「お父さん、お皿を洗おうと思ったら、片付けるだけでかなり時間がかかった・・・」
そうやろ?色々とあるんぞ。


ゴミを片付けようとする長男坊。
分別ぐらいは当然するんですが、何だかかなりかさばっています。
台所に設置している小さいゴミ箱はもう満ぱんになってしまいました。
あれ?いつもこんなんじゃないよね。
お父さんがゴミを小さくして捨てているひと手間を感じます。


洗濯機を回そうとする次男坊。
家族6人分。バスケなどの服も含めて、一番規格の大きな洗濯機でも全部入りきれません。
数日に分けながら、いつもやりくりしています。

次男坊が聞いてきます。
お父さん、どれを洗ったら良いかね?洗剤はどれぐらい入れるんかね?
概ね分かっているんだろうけど、天気や干すタイミングや、洗い方によっても洗剤の種類が違います。自信が持てません。

食洗器組の娘たちも、洗剤の量がイマイチ分からない。
食洗器に入れることのできないコップや食器も確認してきます。


(ぼくのセリフ)
『良いよ、正解とかないよ、やってみたら良い。失敗したら良い。それで覚えるんよ。』
心配して見守っている妻も何かとサポートしたいと思いつつも、ぐっと堪えている様子。

とにかくやってみたら良い。
こうしなさい、ああしなさいでは、自分事になりません。

でも、何とかかんとか、台所もキレイになっていましたし、夜のうちに干しておかないといけない洗濯物も干せていました。

でも、まだまだ・・・。
乾き終わった山積みの洗濯物。
いつも、たたんでもらっているのに、どうしたら良いんだろう。

散らかってる部屋のなか、夜中にルンバが走るのに、障害物ばかりです。

さて、朝になりました。
ぼくはいつも、子ども達が寝ている間に、ひと通りの家事を終わらせています。

今日の洗濯物はどうするつもりだろう?
洗面所には、もう次のやつが山積みです。

ぼくはご飯は炊いていません。
子ども達が「する」と昨夜のうちに宣言していましたけど、どうするんだろう?
炊きあがるまでの時間も必要ですよね。さぁ食べたいと思っても1時間ほど、炊きあがるのを待たねばなりません。

今日は土曜日だから良いですね。ゴミの日だったら、家中のゴミを集める作業も加わります。
仕事や学校のある平日だったら、ギリギリまで寝ていたら、所要時間のかかる家事はまぁ間に合いません。


これ以外にも、諸々もろもろモロモロの、家事があります。
家事とは、『家のこと』です。

お父さんがやってくれているのは、みんな百も承知です。
いざ、最初から最後まで自分がしようとしたら、何だかできないことばかりです。

それぞれの名前がついているような家事だけでなく、
実は前後の細かいところや些細なところ。
そして、時間のタイムラグがあるもの。
そんなことにも気付きます。


昨夜、『当面の間』と宣言したお父さんの家事放棄。
まだまだいっぱい困難が生じてくるでしょう。

お母さんがしてくれていることにも、気付いてくるでしょう。
ご飯の材料の買い物や、料理もあります。
(子ども達には、ちゃんとご飯はつくって食べさせようとは思っていますよ)

さて、これからが楽しみです(笑)

妻とともに、心を鬼にして、手は動かさず、子ども達の成長を見守ろうと思います。



今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。

冒頭のイラストは、meg🪺家事と日々の楽しみ|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。


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