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若い世代と繋がるコツ【11箇条】~若松区まち協会長&市民C館長研修~

昨日、北九州市若松区の若松区役所にて、研修を担当させていただきました。

それがそれが!
対象者が恐れ多い皆さんでして、若松区内の全校区の「まちづくり協議会」の会長さんと、市民センターの館長さん。
地域住民自治、地域コミュニティでのトップの方たちですね。そして、地域のキーパーソン。

こんなとんでもない参加者を対象に、ぼくが研修を担当するとは恐ろしい・・・(笑)


テーマは、
『「地域の未来を考えよう」② 人を引き込むノウハウ、きっかけづくり』ということです。

そうです、今回は『②』なのです!!(笑)

前回は、7月に実施いたしました。
地域課題について、ぼくから提示しつつ、皆さんで議論していきました。

特に、地域の会長さんたちは、講話を聞く機会はあっても、こうして話し合ったり研修を受ける機会はこれまで無かったそうで、「良い機会となった」というアンケートも多く書いていただきました。

前回の皆さんからの意見の共通している点として
『若い世代との繋がり』が課題であったり、重要な要素だということが浮かび上がりました。

今回の第2回は、その点に着目して、研修を進めていくこととなりました。



少しふり返りをした後に、ウォーミングアップがてら、各校区での「人が集う・賑わう場面」について、まち自慢ながらの紹介をしていただきました。

ちょっとだけの時間をとるつもりでしたが、最初から盛り上がる!!(笑)

聞き耳をたてていると、各校区の伝統や風土に合わせた特色があり、それぞれのまちでの賑わいがあります。
とっても良いなと思いました。下手にぼくの研修なんかしなくて、こういう情報共有だけでも、とっても刺激になるんじゃないかなと思いました。


この研修では、もう少し踏み込んで、
「事例」に寄ってしまわず、そのエッセンス・要素を汲み取っていきたいと思っています。

また、「若い世代」と繋がっていくことのノウハウについて考えていけたらと思いました。


その大切な要素に『協働』という概念をご説明させていただきました。

単なる協力やお手伝いではなく、
ともに主体的に。やる気やモチベーションをもって、いきいきと活動していただけるかどうか。
「協働」という要素を大切にしましょう、と解説させていただきました。


ぼく自身の活動を事例としていくつかご紹介もしながらのご説明です。
NPOでの活動はもちろんのこと、地域のなかでの活動、保護者としての活動などを含めて、実践してきたことと、ぼく自身が若い世代の当事者である目線からお話させていただきました。

『協働』の概念を前提にしつつ、
若い世代と繋がったり、活動が盛り上がった事例を、皆さんで共有していただくことにしました。

コロナ以前も可として、各校区での好事例について話し合っていただきました。


この話題もとっても盛り上がっていて、各校区の好事例がどんどん出てきます!!
すぐに真似できないようなものでも、その要素を汲み取ることはできるかもしれませんね。
また、「ウチの校区は大したことが出来ていない」なんて思ってらっしゃていても、1つでも好事例として発表できると、ステキだと思います。


これまた盛り上がって、もうぼくの解説による研修なんて無くても良いかも(笑)

つくってきた【11箇条】もあるし、一応、進めるか!!(笑)

各テーブルでどんな意見が出ていたのか発表していただきました。

ぐわ~っと汚い字で書き上げました。

とってもスゴイです。
皆さん、色々と意識されて、工夫されて、それぞれのまちでのまちづくりを進められています。
こういう意識や想いが共有されることは、とても有意義だと思いました。


上の写真で、赤い線で書いているのは、これから書く【11箇条】のどこに該当しているか、です。

ぼくがお伝えしたかったノウハウは、皆さん既に実践していることでした。
「暗黙知」的なものだったかもしれませんが、11箇条に落とし込むことで、より明確に意識していってもらえるのかなと思います。


本当は、5とか、7とか、10とか。
カッコイイ数で、〇箇条にしたかったのですが、どうしても伝えたいことを列挙していくと11になりました(笑)ご容赦を(笑)

それぞれの要素にて、説明を加えていきました。
さらに、「協働」を達成するためのノウハウも込めていきました。


かなり足早に説明いたしましたが、
皆さん、とても頷きながら聴いてくださっていました。
先ほど、議論したり全体共有した話も、この要素と重なっています。

既に実践されていたことが、好事例のノウハウとして具現化されており、やってきた甲斐もあったと思いますし、今後も追加で注力する点が明確になって、前に進んでいけるのかなと思います。

あっと言う間にタイムオーバー。
アウトプット用のアンケートを書いていただき、書き終わった方から、またグループ内でふりかえりの会話をしていただくようにしました。

終了後、アンケートを拝見すると、
『みんなに伝えたい』とか
『若い世代との繋がりへ、粘り強くやっていこうと思った』という声が多く書かれており、とても意義があった研修となったと思います。


どの地域にでも、若い世代との繋がりへの課題はあります。
こうして、皆さんの経験やノウハウを重ね合わせ、そして意識すべきことを明確にしたノウハウを得て、次のまちづくりへと着手していっていただきたいと思います。

義務感や責任感、そして地域への愛情で頑張ってらっしゃる皆さん。
若い世代の人たちも、少しずつ巻き込んで、繋がって、多世代にわたるまちづくりが進んでいくと良いなと思います。

どんどんと、いきいきとした人材が活躍し、自然と世代交代や担い手が増えていくようなまちづくりができると良いですね。

今回の研修が少しでもその役にたてるなら良いなと思います。


また、アンケートのなかには、地域活動はイベントだけではないことや、他の校区の事例は参考にならないとの意見があり、残念でした。

エッセンスを汲み取ってくださいと何度か申し上げたんですが、意図が伝わっていなかったものと思います。ぼくの説明不足ですね。

地域活動は、賑わいのイベントだけではなく、本当にそのとおりだと思います。
しかしながら、ハレとケの考え方。
例えばお祭りなどの、非日常の場面すら繋がりが無いのであれば、日常はもっとツライものです。そうした場面を活かしながら、日常へと返っていく。
昔から、この循環をどの地域でも大切にされて、受け継いできたものと思います。


ポジティブに、前向きに、そして粘り強く、
一足飛びにはいきませんが、
少しずつ若い世代の方々と繋がって、
地域づくりを進めていっていただけたらと思います。

ぼくとして、
そんなまちづくりが進んでいって
「このまちが好き」って思える方がどんどん増えていくと良いなと思います。

とっても大変な研修を担当しましたが、
ぼく自身、こうしてまとめることができましたし、良い経験になりました。
ありがとうございました。



今日もご覧いただきありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

修学旅行~。
楽しかった~!!!
また行きたいですね。
「楽しい」を中心に、若い世代の皆さんと繋がっています。
ちょっぴり経費もかかりますが、とても大切な未来への投資です。


<2年前の”今日”の記事★>

ホント、そう。
いっつもこれ(笑)
忙しい皆さん、ぜひご覧ください(笑)

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