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生活習慣病とメディカルハーブの関わり


こんにちは、IZUMIです。


生活習慣病という言葉は聞いたことあるけれど、詳しいことは分からないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、生活習慣病とメディカルハーブがどのような関わりをしているのか、ご紹介したいと思います。




生活習慣病とは?

毎日の生活習慣の積み重ねによって起こる病気の総称です。
病気の進行や発症の原因は、加齢によるものが多いと考えられていたので「成人病」と呼ばれていました。

しかし、病は突然に発症するのではなく、若い頃からの食生活や運動、睡眠や喫煙、飲酒、ストレスなどの生活習慣を積み重ねた結果であることが多いのです。

このことから、「生活習慣病」へと改められました。

日本人は、この生活習慣病を原因とした病気が多いと言われています。



生活習慣病の病名とは?

・肥満症
・糖尿病
・脂質異常症
・高血圧症
・動脈硬化症
・虚血性心疾患 ( 狭心症・心筋梗塞 )
・脳血管疾患 ( 脳梗塞・脳出血 )
・肝臓病
・癌
・高尿酸血症 など

さまざまな病気の原因となり得ます。

上記の中から5つをご紹介いたします。



①肥満症

肥満症とは、体内の脂肪組織が過剰に蓄積した状態をいいます。
体脂肪の分布から、内臓脂肪型肥満皮下脂肪型肥満に分けられますが、生活習慣病の要因とされているのは内臓脂肪型肥満です。

体脂肪量は身長に対する体重の比率と相関するため、一般的にはこれを表すBMIが用いられます。


■ BMIの求め方:BMI = 体重 ( kg ) ÷ 身長 ( m ) ÷ 身長 ( m )
■肥満の判定:低体重  18.5未満
       普通体重 18.5 ~ 25未満
       肥満   25以上


\ 予防法とメディカルハーブ /

過食によって摂取エネルギーが過剰になったり、運動不足によって消費エネルギーが少なくなったりすると、蓄積されるエネルギーが増えて体重が増加します。

肥満を改善するためには、食事の総エネルギーを抑えたり、有酸素運動をして体脂肪を減少させたり、ながら食いや早食い、間食といった生活の中で肥満に結びつく行動を控えるなど、ライフスタイルの見直しが予防になります。


◯マテ

カフェインにより脂肪の燃焼が促されるため、運動前に飲用すると効果を高めることができます。

また、マテにはビタミンや鉄分、カルシウム、ミネラルなどを豊富に含むことから「飲むサラダ」と呼ばれています。

使用注意点:気管支拡張薬やアドレナリン薬を含む、他のCNS刺激薬との併用は控えましょう。


◯アーティチョーク

肝機能の促進作用を持ちます。

胆汁の分泌の促進による消化不良や食欲不振の改善をします。
また、脂質の分解を助けることから、脂質異常などの生活習慣病の予防に活用されています。




②糖尿病

糖尿病とは、血糖値 ( 血中のグルコース量 ) が基準値よりも高く、血糖値を下げるインスリン ( 膵臓から分泌されるホルモンで血糖を低下させる ) 分泌が減少していることや、インスリンの作用が低下していることから起こる病気です。

糖尿病は、インスリンそのものが欠乏している1型糖尿病と、インスリンの働きが低下している2型糖尿病に分類されますが、生活習慣病として問題視されているのは2型糖尿病です。

血糖値が高い状態が長く続くと合併症が起こり、重大な病気や症状を招く可能性があります。
糖尿病の3大合併症とは、細い血管の障害が原因の糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経障害です。


\ 予防法とメディカルハーブ /

予防で気をつける点は、食事と運動です。
食事は年齢や性別、標準体重などから適正なエネルギー量と栄養配分を決めます。


糖質や脂質、たんぱく質も制限し、食物繊維の多い食品を摂取して、代謝を改善しながら肥満を防止します。
継続的な運動は、血糖値の上昇を抑えます。


◯マルベリー

食前にマルベリーのハーブティーを飲用することで、糖分の吸収を抑え、食後の血糖値の上昇を抑えます。

また、マルベリーはクロロフィルや鉄分、カルシウム、亜鉛などのミネラルを豊富に含みます。


◯ベルガモット精油

芳香浴などで気分を明るくし、安心感をもたらします。
ストレスや不安による過食を予防します。




③高血圧症

心臓から送り出された血液が、動脈碧を押す圧力のことを血圧といいます。
血圧は心臓の収縮時には高く、拡張期には低くなります。


高血圧の状態が長く続くと、心臓や脳、腎臓、眼などに合併症が起こる可能性が高くなり、多くの人は進行するまで自覚症状を感じないと言われています。

■高血圧の基準値
診察室血圧:収縮期血圧140mmHg ~ / 拡張期血圧90mmHg ~
家庭内血圧:収縮期血圧135mmHg ~ / 拡張期血圧85mmHg ~


\ 予防とメディカルハーブ /

日常生活では、野菜や果物、減塩食品の積極的な摂取、有酸素運動を続けて適正体重の維持をしたり、節酒や禁煙、十分な睡眠を取りましょう。


◯リンデン

フラボノイドによる鎮静作用と利尿作用を持つことから、高血圧に用いられます。

甘い香りを漂わせるので、初心者の方でも飲みやすいハーブティーです。


◯ホーソン

ホーソンは、世界各地の伝統医学で、「心臓を守るハーブ」として知られています。

高血圧や動悸、息切れ、心臓に圧迫感があるときなど、心臓を取り巻くさまざまな症状に用いられます。

ホーソンのもう一つの特徴は、ハーブの中でも特に作用が穏やかなので、お年寄りにも安心してお使いいただけます。




④動脈硬化症・脂質異常症

動脈硬化とは、動脈壁が厚くなって弾力性が減り、硬くなった状態です。
太い動脈の内側にコレステロールやカルシウムが沈着して、血管が細くなったものもあります。

動脈硬化は10代から数十年かけて進行しますが、初期症状がないので発見しにくい病気です。

脂質異常症とは、血中のLDLコレステロール値 ( が基準値より高い ) 、HDLコレステロール値 ( が基準値より低い ) 、及びトリグリセリド値 ( 中性脂肪が基準値より高い ) によって判断されます。
これらは、動脈硬化を促進させる因子です。


\ 予防とメディカルハーブ /

動脈硬化症や脂質異常症の予防としては、適正エネルギーを適正な栄養素配分で摂取することと、コレステロールと飽和脂肪酸の摂取制限、適度の有酸素運動を継続することがおススメです。


◯ミルクシスル

ミルクシスルは、「肝臓を守るハーブ」として知られています。

アルコール性肝炎や脂肪肝などに対する効果もあります。
また、ストレスの多い人や飲酒、喫煙などの肝臓に負担がかかりやすい人に用いる場合もあります。

傷付いた幹細胞の修復を促し、肝機能を助けます。


◯ローズマリー精油

抗酸化作用に富むため、「若返りのハーブ」として知られています。

血液循環を促進するので、温湿布やトリートメントオイルで血管を健やかに保ちます。




⑤高尿酸血症 ( 痛風 )

血中の尿酸濃度が高い状態を高尿酸血症といいます。
これが長く続くと、尿酸が関節や足指などに溜まり、激痛を伴う炎症を起こす痛風が発症します。

尿酸は、体内でプリン体から作られますが、プリン体は食事から摂取する他に、肝臓でも合成されます。

尿酸の酸性量に対して排泄量が少ないと、体内の尿酸が増えてしまい、放置すると足以外の関節にも痛みが起きるようになります。


\ 予防とメディカルハーブ /

肥満の解消や適度な有酸素運動、節酒、ストレスを溜めないことの他、プリン体を含む食品の摂取を控えましょう。
水分を多く摂り、野菜や果物、海藻類を積極的に摂ることをおすすめします。


◯ネトル

ネトルは、フラボノイドやクロロフィル、それにビタミンやミネラルを豊富に含みます。
利尿作用を持つため、老廃物とともに尿酸の排泄を促します。


◯ダンディライオン

緩下さようを富むため、便秘を改善して代謝を促進します。
近年、ノンカフェインのヘルシーコーヒーとして愛飲いている方を増えています。



メディカルハーブを生活に取り入れ、質の良い暮らしをしてみませんか。

生活習慣は、一つの変化で変えることができます。
メディカルハーブは、その健康への近道になるかもしれません。

おすすめのお店を載せておきますので、ぜひ覗いてみてください。


生活の木


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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