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#4 バリキャリな私が副業でサイン提案を始めた理由

私が見つけた二つ目の自分業の種、それが今の副業「サインのデザイン提案業」です。

サインとは、あの、有名人に「サインください!」と言うときのサインのことであります。
サインをデザインするとは?とハテナ状態の方も多いと思いますので、少し補足です。
誰しも「有名になって『サインください』って頼まれたらどうしよう」と妄想したことがあるのではないでしょうか?私はあります。小学生の時にローマ字を習った後、かっこいいサインをあれこれ考えてみたものです。退屈な授業中に考えながらノートに試し書きしまくって、先生から注意されたこともあります。
サインのデザイン提案業とは正にその延長のような、「あなたには、こんなかっこいいサインはいかがですか?」と提案するお仕事のことです。

私が所属しているオンラインコミュニティ、『天才サロン』で2023年7月、サロンオーナーである大木春菜さんより、こんな内容の投稿がありました。


「時々サインを頼まれるけど、いつもただ名前を書くだけになってしまう。もっとかわいい感じのサインを書きたいのに、いい感じのサインを思いつかない」
春菜さんは愛媛在住の編集者で、フォロワー1万人を越えるYouTubeチャンネルを持ち、手帳やノートに関する発信をされています。私も春菜さんの大ファンで、春菜さんの手書き文字もイラストも大大大好きなのです。全国に、なんなら海外にも数多いる春菜さんファンは、そりゃあ春菜さんのサインを欲しいと思うでしょう。


春菜さんの「いい感じのサインを考えつかない」という投稿を読み、私の頭には即座に「ローマ字の筆記体で"Oki"と書いて、その"O"に顔を描けばかわいい感じになるのでは?」「その"O"を筆記体で書くときにマッシュルームカットのような形で書けば、春菜さんのトレードマークのヘアスタイルも表現できていいかも!」とアイデアが浮かびました。それで遊びのノリで、自分のノートに実際にアイデア通りのサインを書いてみて写真を撮り、春菜さんの投稿にリプライしてみたのです。

これがまさか、副業のきっかけになるとは。
記念すべきサイン提案第一号!

私のサイン案を見た春菜さんの反応は・・・
「えっこれかわいい、これにしようかな😍」
まさかの即採用!
調子に乗って、その投稿にコメントをくれていた友人みわちゃん(前回投稿にも登場したFPさんです)のサインや自分のサインも考えて写真で共有したところ、春菜さんにもみわちゃんにも絶賛してもらえたのです。

その翌月の8月、「副業をやるなら?」と自分の棚卸しをしながらこの経験を思い出した私は「ひょっとすると、かわいいサインを考える才能というのが私にはあり、副業にすることで喜んでもらえる人が他にもいるのではないか?」と思いました。
サインを提案する仕事なんて、聞いたこともありません。けれど、あんなにかわいい文字や絵日記を書いている春菜さんでさえ「かわいいサイン」を考えるのに苦戦していたわけで、それをポンポンと思いつく自分は「かわいいサインを考える天才なのかもしれない」と思えたのです。

↑かわいすぎる絵日記、春菜さんのインスタ💕

サイン提案業を自分業の種の一つと捉え、私は天才サロン内で「サイン、考えて欲しい人!?」とモニターを募集しました。そして、手を挙げてくれた6名のサロンメンバーにサインを提案する経験をさせてもらいました。
6名のメンバーはそれぞれ、フォトグラファーやネイリスト、占い師や味噌汁研究家など多様な職業で、居住地も年齢も多岐にわたっていました。せっかくならそれぞれのメンバーのやっているお仕事やポリシーをサインに反映させて、かわいいだけでなくその人その人の個性を表現し、サインを書く本人も書きながらうれしくなるようなデザインを、と考えながら提案しました。その考える作業が、なんと幸せで楽しかったことか!
「こんなイラストを入れたらいいかな」「このアルファベットに顔を描いたらかわいいかな」と次々とアイデアが湧き、その人のことを考えながらデザインしていく時間は至福そのものでした。
6名のモニター提案を終えたところで、私は、これは仕事にできると手応えをガッチリつかんでいたのです。

そしてもう一つ、モニター提案した一人であるネイリストさおりんから「私の大学の同期でサイン作成業やっている、すごい奴がいます」との情報をもらったのも、後押しの一つになりました。サインを提案する仕事がすでにこの世にある、ということは、世の中にニーズがあるということ。

↑愛媛に行ったら必ず受けたい、さおりんネイル✨

今この世にないサービスをいきなり一番手でリリースする場合、世の人たちに「それ、欲しいかも」とニーズを認識させるところから始めることになり、それはそれは壮大な計画になります。
サイン提案業がすでにビジネスとして成り立っているというのは、副業選定中の私にとって非常にポジティブな情報でした。既存領域に参入すればよい、と気軽になったのです。

というわけで、サイン提案業についてもまずはベンチマークしようと、さおりんの同期・ご署名ネットの守屋さんにサービスを申し込みました。
ちょうど仕事で東京へ出向く用事があった日に調整していただき、対面でお話しながらその場でサインを考えてもらうプランを体験できました。

ご署名ネットの守屋さんにはお会いしてすぐに、さおりんの紹介でご署名ネットを知り、自分もサイン提案業を副業で始めようと思っていてベンチマークのために申し込みました、と伝えました。
そして、私の本名でのサインをデザインしていただきました。

あえて、読めないくらい崩したサインを作ってもらいました。
かっちょいいでしょう!!!


サービス体験後にはご署名ネットのHPや、守屋さん以外のサイン作成業者のHPも研究してみて、値段の相場観やサービス内容をつかみました。いわゆる、競合の研究です。
ざっと調べたところ、サインのデザインを作成するサービスというのはご署名ネット以外にも日本国内だけで数社は存在しており、インスタグラムで検索すると海外にも同様のサービスをしている方が何名かいるとわかりました。思えば海外は印鑑でなく手書きサインが正式文書の署名なので、余計ニーズがあるのかもしれない、ということは私もゆくゆくは海外進出・・・!?と夢が膨らみます。
また、ざっと調べて、既存のサイン提案業者には私のように、似顔絵やイラストをデザインに盛り込んでいる人はいなさそうだ、ということもわかりました。おそらく、芸能人などの有名人がサインをするシーンや、ビジネスなどで正式文書に署名するシーンが想定されているためでしょう。
確かに、私も自分でモニター提案をやるまでは「サインといえば有名人のサインか、契約書の署名」というイメージしかありませんでした。しかしモニター提案を通して、私はサインというモノの可能性を感じていたのです。

例えば、ネット注文した商品に、お店の人のお礼のメッセージカードが添えて送られてくることがあります。そういったちょっとしたお手紙の最後に、名前の代わりにかわいいサインを書くのはどうでしょう?
私は中学高校と、友だちと日常的に手紙の交換をしていて、大量の手紙をやりとりしてきました。手紙の最後には自分の名前や、似顔絵や、簡単なイラストをごく自然に書いていました。私だけでなく友だちもみんな、印鑑風のイラストの名前や、逆に筆文字風の名前や、担任の先生の似顔絵などなど自由に遊んで書いていました。自分のかわいいサインがあれば、そういう時に書きたいよなーと、自分の体験から利用シーンを描き出せたのです。
また、モニターの中には学校の先生もいて、学期末の3月に生徒からサインを頼まれることがある、という方もいました。
正式文書にイラスト入りのサインを書くのは場違いでしょう。けれど、プライベートなお手紙の署名代わりなら、かわいいサインを書けると嬉しい場面は日常にいくつも見つけることができます。

競合の中で他にない、「イラスト入りのかわいいサイン」の特色を持っている私のサービスは、「かわいい感じのサインを書きたいな」と思っている人にきっと喜んでもらえる。
その確信を胸に、自分のサービスをいくらでどういう内容で提供するのか、どのようにサービスを周知をしていくのか、等々具体的な商品設計と戦略を考えていきました。

というわけで、前回記事の自分業の種①講師業と、今回記事でご紹介した②サインのデザイン提案業、二つの種を見つけた私。
実は当初は、①②を並行して進め、同時期にリリースしようと考えていました。
そんな私に、「まずは②サインのデザイン提案業だけを先にリリースしよう!」と決意する出来事が次々に起こります。

次回、講師業ではなくサイン提案業を選ぶにいたったものがたりに続きます。


↑私の提案したサイン、こちらから見ることができます!

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