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新婚旅行でアラスカに行く話 #1

どーも、いさなです。

お陰様で大盛況に終わった結婚記念パーティから早1ヶ月、皆さま如何お過ごしでしょうか?

僕は来月、8/3から2週間の新婚旅行に行くので、その準備などをしております。

結婚パーティもさることながら、新婚旅行の方もなかなかに楽しい内容になっているので、これから何回かに分けてnoteにまとめようと思います。
※旅先で消息が絶えた場合に足取りを掴むための資料にもなるかと思います

新婚旅行の行き先はアラスカ

新婚旅行といえばハワイ?グアム?それともモルディブ?
僕たちはアラスカです。

Googleで調べるとこんな感じ

アラスカ州はカナダの北西部に位置し、アメリカで最も面積が大きく、最も人口密度が低い州です。未開拓の地、山岳地帯、森林といった多様な地形と、多くの野生生物、多数の小さな町で知られています。スキー、マウンテン バイク、カヤックなどのアウトドア スポーツで人気のスポットで、広大なデナリ国立公園内には、北米最高峰のデナリ山(旧マッキンリー山)がそびえています。

「オーロラを観にいくの?」とか「寒くない?」とか、藩士の方には「まさかユーコン川?」と言われたりもしますが、夏は30度くらいまで上がる結構温暖な気候で、白夜になるのでオーロラは見れません。そしてユーコン川があるのはカナダなのでちょっと違う。

何をしに行くの?

ハワイに新婚旅行へ行くとしたら、おそらく海で泳ぐでしょうし、グアムへ行ったとしたら、おそらく海で泳ぐのだと思います。モルディブへ行ったとしたら、多くの人が海で泳ぐかと思います。そんな中、僕らが夏のアラスカに行ってなにをするのかと言うと、バックカントリーをします。

バックカントリーとは、山野のうち該当するレジャー用に整備された区域以外のエリア。手付かずの自然が残っているエリアと表現されるが、林業や農業などレジャー以外の目的での整備は入っている場合がある。これらの区域でのスキー、スノーボード、キャンプは、バックカントリースキー、バックカントリースノーボード、バックカントリーキャンプと呼ばれ、「バックカントリー」はこれらの略語としても用いられる

アラスカにはデナリ国立公園という自然保護区があり、24,500 km²以上(四国よりふた回りデカい‼︎)の手付かずの自然があります。我々の新婚旅行では、この自然保護区に、食料、テントなどのキャンプ用品を詰め込んだバックパックを背負い、分入って行くのです。

なぜアラスカにいくの?

理由① ワイフィーが自然大好き

「アラスカにバックカントリーしに行ってくる!」と言うと、「奥さんよくついてきてくれるね」と言われたりもしますが、アラスカに行きたいと言い出したのはワイフィーの方なんです。

何を隠そう、ワイフィーは筋金入りの登山好き。
毎週のように山を登るのはもちろんのこと、昨年9月には単独で日本アルプス立山連峰へ赴き1週間の縦走(複数の山を連続して登頂すること)にチャレンジするなど、その熱中ぶりを示すエピソードには枚挙に遑がありません。
勿論、植村直己や角幡唯介などの名だたる登山家、冒険家の影響も受けており、その興味がアラスカへと向けられることは極めて自然な流れであると言えます。

理由② タイムリーにアラスカへの興味を掻き立てる作品と出会った

ちょうど結婚へ向けて色々動いているタイミングで、夫婦ともに、いくつかのアラスカを題材にした作品に触れた事も理由として挙げられます。

デナリ 大滑走

こちらは、日本を代表する山岳スキーヤー、佐々木大輔さんがデナリを滑走するという番組。この番組で、僕は北米大陸最高峰であるデナリという山の存在を知りました。標高は6,190mと世界最高峰であるエベレストの8,848mに比べれば小さい感じがしますが、比高(裾野から山頂までの距離と高さの比)はエベレスト以上で、見上げた時の存在感は世界最大だそうです。今回の旅では、この山を見るというのが一つの大きな目的となっています。

冬のデナリ (福音館文庫 ノンフィクション)

もう一つはワイフィーが「なんかファンタジーが読みたい」といって本屋の児童書コーナーで見つけてきた一冊「冬のデナリ」。(トムソーヤの冒険のとなりに置いてあったらしい)
1967年に歴史上初となるデナリの冬季登頂を成し遂げた日本人、西前四郎によるノンフィクション作品で、無謀すぎる挑戦に挑む男たちのあまりにも重厚な人間ドラマには、児童書、ノンフィクション、登山録などと言ったジャンルの枠を飛び越えた強烈な引力を感じました。
※余談ですが、かの世界的登山家、植村直己はデナリ冬季単独無補給登頂を成し遂げた後、下山中に消息を絶ちました

ノーザンライツ (新潮文庫)

そして最後はアラスカを中心に活動した動物写真家、星野道夫の遺作、「ノーザンライツ」です。1950年代から急速に近代化していったアラスカを舞台に、時代に翻弄されつつも自分らしく生き続けた人々の群像劇、またはエッセイ集となっており、率直に言って素晴らしい本です。(はじめワイフィーが買ってきた本だけど読後に僕も自分用に買い足しました)
幻のアラスカ核実験場化計画“プロジェクトチャリオット”について多くのページが割かれていますが、この本に描かれていることは安易な自然保護論、動物愛護論とは一線を画します。豊かさとは何か?営みとは何か?価値とはなにか?自分の人生とは?星野道夫はこの作品においてはあくまでも語り部に過ぎず、これといった主張はしていません。しかし、彼のまなざしと語られる物語からは現代社会を生きる僕たちが目をそらすことのできない“問い”が発せられています。それと同時に、途方も無い、答えのない“問い”に向き合うための勇気も、僕はこの作品から受け取りました。

「これほどまでに人々を魅了する“アラスカ”とは“デナリ”とは一体なんなのか、この目で見てみよう」こうした作品達に触れるうち、僕はごく自然に、このように考えるようになりました。

まとめ

山好きのワイフィーの気持ちは自然とアラスカに向いていました。そして僕は、知れば知るほど底知れないアラスカの魅力にハマってしまい、アラスカ行きを決意することになったのです。

しかし、いざアラスカにいくことが決まったは良いものの、まだ行ってもいないうちから、様々な困難が待ち受けていることが判明しました。
次回は想定されるアラスカにおける困難についてまとめようと思います。


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