石原清一

人の幸せとは? 世界中の人が幸せを目指して努力しているのに、悩みは複雑になっているリア…

石原清一

人の幸せとは? 世界中の人が幸せを目指して努力しているのに、悩みは複雑になっているリアル。 もしかすると、「目指す幸せ」が間違っているのかも。 一人の人間として感じた幸せへのヒントを、自分自身が忘れないように書き残しています。 PL信仰三代目。布教師。宮崎県延岡市在住。

最近の記事

何のためにがんばるのだろうか?

ある時 「あなたって、『いいね!』をもらいたいから頑張っているんじゃないの?」と、 妻から言われたのです。 一番身近な「妻」は、なかなかするどい突っ込みを入れてきます。 その時は「何を言っているんだ。皆さんのためにやっているんだよ」と答えましたけど、 なかなか図星だなぁと思いました。 体がくたくたになっても止めずにやっていたときのことでした。 日ごろ勉強することだって、「もっとお役に立てますように」という志で始めたのに、「なんでも知ってますね」と、褒められたいた

    • 自立とは自分中心?

      長女がスウェーデンという国をやたら勧めるので、「北欧の国って、幸せの国といわれているからかな?」と、思いつつ、インターネットで情報を読んでいました。 「離婚率65パーセント」という文字が目に入ったのです。 「幸福度ランキングベストテン」の常連国にしては多すぎなのではないかなぁと、思ってしまいました。 「なぜ?」と考えても、結婚するとか離婚するとかなんて個人の自由ですから、これという理由なんてないのかもしれません。 婚姻制度のことが書いてあったのです。 そのことで、「

      • 亡き友人に改めて感謝

        過日、昨年突然亡くなった同級生の一年祭が行われました。 遠く離れた場所での式典に思いを馳(は)せました。 本当に誠実な男だったなぁと改めて心から拍手する気持ちになったのです。 ありがたい節目でした。 私はいつも、 「人の生死という節目は、人として大切なことを思い出させてくれる」 と思うのです。 何もないところから命が生まれること。 そして、本人は無意識の間、絶えず動き、備わっていた五感を通して学習して、成長していく。 ポジティブに生きる姿に、親だけでなく関わ

        • 心の回復力

          直接お会いしたことはないのですが、間接的にご縁があり、その方から数回お電話をいただいてお話を伺ったことがあった人。 「将来の不安」とおっしゃるのです。 あまりにも漠然としていています。 受話器を持って、ただただお聞きしました。 お若く健康で経済的に問題なく、お二人だけの生活で、自由に生活されておられる人でした。 数回のご縁でしたが、ご本人が気のすむまでお聞きしていて、最後は明るい声になり電話を切っていたのです。 ある時、そういえば最近お電話が無いなぁと思ったことが

        何のためにがんばるのだろうか?

          「何のために?」という心掛けが大切

          むかしむかし、あるところで、同僚から 「何のためとかいちいち考えなくたっていいんじゃないの」 なんてことをよく言われたなぁって、ふと、思い出しました。 特別に問題?無ければ、別に深く考えなくったって良いということかなぁ。 でも、個人的には気になるんですよね、何のためって。 意味というか意義というか、自分としてはしっかりとそこを認識して関わりたいなと思う訳です。 こうこうこういう意義があるからそうするんだって。 なので、 いつもどんなことにも、「何のためにするの

          「何のために?」という心掛けが大切

          急ぎ心や心配や憂い心にとらわれないための方法ってあるのだろうか?

          答えが見つからない。 そんなとき、 急ぎ心や心配や憂い心にとらわれてしまう。 私も含めて多くの人が陥りやすい心の状態の一つかもしれません。 「大丈夫ですよ」とか、「なんとかなりますから」など、周囲の人はなんとかしてあげたいと思って声を掛けるのでしょうが、その方を救うことにはならないことが多いようです。 本人からすれば「分かっていないのに」なんて感じているのかもしれませんね。 カウンセリングの基本に、「聞くだけ」ということがあります。 本人が「分かっていること」を

          急ぎ心や心配や憂い心にとらわれないための方法ってあるのだろうか?

          増えている?「孤立化する男性」って

          中年以降の男性の「孤立化」という、その世代の私には残念な言葉を目にすることがあるのです。 改めて見回してみると 「確かにそうかも」と思う自分がいます。 そんな話を妻に言うと「今、タブレットで観ている映画は、そんな男性のことが出てくる内容よ」と言われてしまいました。 孤立だけでなく、孤独とか聞くと、本当にネガティブに感じてしまいます。 妻が見ている映画もどうやらそんな内容らしいのです。 「孤独死」なんて言葉まであるので、なおさらネガティブな感じになってしまいますね。

          増えている?「孤立化する男性」って

          「頭の回転が速い人」って?

          私が学生の頃もそういう流れだったのかもしれませんけど、私の子どもたちの世代以降はさらにそうなっていると感じます。 そうって、 広く深く自由に学べる ということ。 なので、優秀な人が多くなっているのかもしれませんね。 素晴らしいことだなぁと思うし、 若い世代には大いに期待したいです。 先日、ある会話で、「頭の回転が速い人」という言葉が心に残ったのです。 言葉は知っていても、本当の意味はどうなのかあやふやだった私はネットで調べました。 要は、「情報を迅速に処理し

          「頭の回転が速い人」って?

          「嘘は泥棒の始まり」だけど

          最近、ネットで盛り上がっていることのポイントは「嘘」ということかもしれませんね。 もしかすると、あれもこれも「うそ?」かもしれません。 怖い世の中ですねぇ。 みんなが疑心暗鬼でいるのですから。 そんなことを思う今日この頃なのですが、先日お会いした方との会話で、「うそ」についてあらためて思ったことがありました。 「検査の結果を聞きに行ったら、医師から『85歳までは大丈夫ですよ』、と言われたんです。」 「『90歳までじゃないのですか』と問うと、医師は苦笑いをされて何も

          「嘘は泥棒の始まり」だけど

          思考停止

          こんな言葉を見ることがあります。 本の題名にもなるくらいなのですから社会問題かもしれません。 一言で書けば「物事を考えたり判断することをやめてしまうこと」だそうです。 人それぞれそうなってしまう理由はあるのでしょう。 思考停止状態を表す言葉があるとか。 「無理です」「忙しい」「難しい」「時間が無い」「前からこうだ」「みんなこうだ」「仕方が無い」「検討します」などなど、だそうです。 家庭内でも仕事場でも、日ごろのお付き合いの仲間内でも、もしかすると自然にそういう言葉

          思考停止

          「本当に伝えたいこと」を伝えられない関係から抜け出すには

          身近な夫婦や親子関係でも、「本当に伝えたいこと」を伝えられない、と悩む方が多いと感じます。 要するに、分かり合えていない。 関わっていても、「一つになっている感覚」が淡い関係ですね。 それぞれが自分のことで精一杯?だったり、無関心だったりで、関係があまり良好ではないということはあるでしょう。 でも、そもそも自分自身の生き方が「幸せな生き方なのか?」ということのほうが大きいと、何十年もカウンセリングをしてきた経験則で思うのです。 日ごろ、「損」だと思うことでもしなけれ

          「本当に伝えたいこと」を伝えられない関係から抜け出すには

          「世界」がまとまるには?

          ネットしか見ない私ですけど、「どうなっちゃってるの?」と、驚くというか、信じられないというか、ただただ不信感になることが多いと思っているのです。 大きなことだけでなく小さなことでも、世界中に「争い」が起こっていることは、ちょっと調べれば誰でも分かりますよね こんなに進歩して便利になり、思想的に自由に生きられる現代なのに、まとまらないし、ますます混迷の世の中に。 大きな争いについつい目が行きがちですけど、実は目の前の一番身近な関係だって「争い」が起こっていたり、危機的状況

          「世界」がまとまるには?

          「信頼」に支えられて生きている

          「信頼」に支えられて生きている、と、日々実感する私です。 朝目が覚めて、妻と一緒に起き上がり、私が布団をたためば、自然に妻が掃除機で掃除をするわけです。 洗濯物をたたんだり、アイロンをかけていると、妻がきれいにお化粧をするという感じです。 フッと気付くと妻がいそいそと動いていて、その「姿」に、私は心からの「安心」があって、自分のすべきことをしようと自然に意欲を授かっているのです。 何も特別なことなんか無いのです。 でも、その存在に「信頼」があって、「安心」して自分の

          「信頼」に支えられて生きている

          不足の思いをそのままにしない

          改めて心の動きを見つめてみると、案外、不足の思いになっていることが多いことに気付きます。 例えば朝起きた時、「あぁ、もう朝かぁ」とフッと思うかもしれません。 それって不足の思いです。 喜んでいませんから。 歯を磨くことを適当にしているのは、無意識に「面倒だな」ということになっているのでしょう。 これも、喜んでしていないので、不足の思いです。 もしかするとあらゆる場面で不足の思いで関わっているかもしれません。 毎日のさ細な関りで、「喜び」のような体験はあるのかなぁ

          不足の思いをそのままにしない

          世界の中心「に」愛を叫ぶ?

          62歳。 自分の年齢にビックリです。 この節目に、改めて自分の体の再点検を受けておこうと人間ドックを数年ぶりに受診したのです。 幸いにも「ほぼ大丈夫」という結果に安心し、これからへの新たな決意をしました。 最後に、この度も医師から、「バランス良くお過ごしください」とアドバイスをいただきました。 毎回思うのですけど、「深い」ですよね。 体という「世界」に依って、「自分という心」が生かされて生きている。 その関係を、「バランス良く」という訳ですから。 体という「世

          世界の中心「に」愛を叫ぶ?

          自分のことは自分でする

          「あなた、勝手口のカギが開いていましたよ」と、妻からやんわりと注意されました。 朝、ゴミ捨てに出て、戻ってからカギを閉め忘れたようです。 心が次のことに移動していたのでしょう。 「心そこに在らざれば視れども見えず」、ですね。 悪気はなくても、二人の信頼関係が淡くなるって不本意です。 「世界の平和」って、自分のことは自分でするということが基本かもしれないなぁと反省した次第です。 もう少し詳しく書けば、「自分が気付いたことは自分のことと受け止めて、誠を込めて芸術すると

          自分のことは自分でする