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第2話 「人間の構造上の限界」と川藤先生のお言葉

一応、週に1回の更新を目標にしていますが、既につらいです笑。

人間の構造上の限界

BBQ事件以降、子供に話しかける時には背中に手を当ててお話しするようになった私は、日常的にボディタッチを増やすようにしました。バリエーションも増えて、「頭をなでなでしながらお話をする」というのも使い始めました。明らかに以前より「パパ嫌い」「ママがいい」が減った気がします。

このボティタッチ、使うシーンは2分されるように思います。一つは、歩きながら話しかける時です。街中で歩きながらお話しする時に頭をなでたり、背中に手を当ててお話をします。

もう一つは向かい合ってお話をする時です。その時に私は人間の構造上の限界に直面しました。頭をなでなでするのは大丈夫なんです。問題は背中を触ろうとした時です。あなたも、向かい合った状態で話しかけながら3歳児の背中を触ろうとすると同じ構造上の問題に直面するはずです。

そう!立ったままでは娘の背中に手が届かないのです。(すごい大げさな前振りですいません笑)

そこで私はしゃがんで子供に話しかけました。その瞬間、幼稚園の先生の姿が脳裏に浮かびました。

「あー、そういえば、幼稚園の先生って子供と話をする時、しゃがんでお話しているなー。」

ドラマでも優しいお姉さんが子供に話しかける時にはしゃがんで話かけています。あー、そうか。子供とお話をする時には、しゃがんで聞いた方がいいんだ。

川藤先生のお言葉

そして、しゃがむと当然のごとく、子供と圧倒的に目が合わせやすくなります。その瞬間に川藤先生のお言葉が浮かびました。

「デパートなんかに家族連れで行くと子供はすぐに疲れた、抱っこしてって言うでしょう、なぜだかわかりますか。
それは全て商品が大人の目の高さを想定して並べてあるから子供にはよく見えなくてつまらないからなんです。でもおもちゃ売り場で疲れている子供はいない、それは全て子供の目の高さを考えて配置してあるからなんです。
子供の目の高さでは何が見えているのか、今度は大人が床にはいつくばってでも同じ目線を持ってやらなけらばならないんです。彼らは本当はもっともっと我々と話をしたいんです。もっと色々聞いてほしいことがあるんですよ」

このシーン、ものすごく好きなのに、言葉の意味を全然わかってなかった。川藤先生ごめんなさい。

考えてみれば、赤ちゃんのうちは抱っこするので目と目を合わせやすいんですが、立って歩けるようになると、子供と目を合わせてお話をするようになっていなかったんだなーと、とても反省しました。

それ以来、「背中に手を当てながら話を聞く」「しゃがんで話を聞く」という事を心掛けるようになりました。もちろん、効果が無い(=結局パパイヤ、ママがいいと言われる)ことも多いんですけど、それでも、奥さんの頑張りのおかげや子供の成長のおかげで(決して僕が変わったからではない!)、最悪の時期を抜けていったのでした。

次回は「将を射んとすばまず馬を射よ」です。

あー、川藤先生かっこいい。

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