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ただ俺を生かす力 〜ハードコアアンダーワールド〜第六回 DEATH SIDE〜サウンド編

日本のPUNKシーンを取り扱っているBollocksという雑誌がある。
そこに2014年から2019年にかけて、30回にわたり「ただ俺を生かす力〜ハードコアアンダーワールド〜」という連載コラムを執筆してきた。
残念ながら2019年のNo.44号で連載が終わってしまったが、そのBollocksで書いていた連載をnoteで読めるようにすることにした。
noteで連載している「ISHIYA私観平成ハードコア史」と「ISHIYA私観平成ハードコア史 第2章」と被る話も最初の方にはあるが、途中からその時々で感じたことや、ライブ、ツアーの様子なども書いているので、また違った趣向のコラムにはなっていると思う。
これまで雑誌を買わなくては読めなかったコラムだが、連載が終わったことによって俺個人で発信することができる許可を得て、今回noteでの公開となった。
売文稼業なので有料とさせていただくが、全30回分を雑誌で読むとなると3万円+消費税がかかるので、お得に全話読めるようになっている値段設定になっていると思う。毎回雑誌掲載時に乗せた写真もカラーで掲載するので、興味のある方は是非購入していただけると幸いである。
掲載時の話に加筆・修正は加わると思うが、内容は変わらず時系列などは当時のままで掲載させてもらうので、是非購入して楽しんでもらいたい。

写真 DEATH SIDE(1989年大晦日。新宿アンチノックBURNING SPIRITSオールナイトの楽屋にて)

前のメンバーを全員クビにして俺1人になってしまったDEATH SIDEだが、やりたい気持ちは全快で、とりあえずヘルプメンバーで活動を始めた。その頃から宿無しだった俺はCHELSEAとよく一緒にいて、ヤツの家にもだいぶ長い間居候もしていた。しかし、CHELSEA自身があまり家に帰らないため、一緒に色んな友人の家に遊びに行き泊まり歩いていた。

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30年以上に渡るバンド活動とモヒカンの髪型も今年で35年目。音楽での表現以外に、日本や海外、様々な場所での演奏経験や、10代から社会をドロップアウトした視点の文章を雑誌やWEBで執筆中。興味があれば是非サポートを!