見出し画像

クリエイティブ業界の営業のススメ | 「ノートにもならないメモ」

最近まで忙しくて時間が足りないという気持ちから、今は時間が経つのが遅すぎて、テレビの2倍速的に過ぎてくれないかなという気持ちに変化しつつある日々を過ごしてます。どうも石澤です。

久しぶりの更新ですが、今までのnoteが「ノートにもならないメモ」と題してた割には、文字数が多すぎて真面目過ぎるというコンセプトからのズレがあったので今回はラフに投稿したいと思います。

「営業しに行こう。足で稼ごう」

今回のお題はズバリ「クリエイティブ業界の営業のススメ」というのが言いたいことになります。なんでこのお題を書こうかと思ったかというのは、シンプルに僕が営業が大好きなのと毎日新しい会社さんに会いに行ってるからです。

どうやって営業したい会社を選んでいるかもシンプルで、自分の興味のあるジャンルの業界で最近上場した会社や、電車に乗ってるときの中吊り広告や、駅貼りのポスター、渋谷などの交通広告や、最近ではタクシー乗った時の広告ビジョンで「面白そうだな」と思った会社さんにはお問い合わせフォームからメールして会いに行ってます。

会ってくれる確率は大体5%

そして、お問い合わせフォームから営業して会ってくれるのは大体5%くらいで、そこから実際に仕事につながるのが20%くらいです。要は100件アプローチして仕事になるのは1件です。その中には中小企業もいますし、アッと驚く大企業もいます。そして、お問い合わせフォーム営業からお仕事になって無事ローンチしたプロジェクトも沢山あるし、今もお付き合いしてる会社さんも沢山あります。

なぜクリエイティブ業界の人は営業しないのか?

僕が身を置くクリエイティブ業界の人は多くの人が営業に行かないといいます。それは何故かいろんな人に聞くと大体こんな理由になります。

 1.営業しなくても仕事にあふれてる
 2.紹介で仕事が来る
 3.営業するようではブランド価値を下げるからダメだ
 4.営業しに行くのが面倒くさい
 5.なんか恥ずかしい。

理由は様々ですが、大体①-③の理由が多く語られますが、本音は④、⑤なのかなと僕は思っています。何故なら、いくらクリエイティブの需要が増えたといえど、すべての会社が死ぬほど忙しいわけではないし、皆がわざわざ親切に人を紹介しあうわけでもないので、適切に「営業」という行為がこのクリエイティブ業界でも一定数あってもいいのかなとは思います。
勿論、本当に人数が少ない会社や、多忙を極める会社さんは不要だと思うので、「営業しない」のも全然ありですが、あまりに営業する人がいないので営業仲間が欲しくもありますw

僕が営業が好きな理由

次に、僕が営業が好きな理由を冷静に考えてみると下記の理由があります。

1.自分の会社を知ってもらいたい
2.自分の知らない業界の人に会って話をしたい
3.自分が憧れる会社に関わりたい
4.自社のスタッフと憧れる会社のコラボレーションが見たい
5.新しい仕事を作り、クライアントにも自社にも良い出会いや刺激を作りたい
6.経営者として暇を持て余すより、自社のスタッフをクライアントのために生かす機会を少しでも増やしたい

これ以外もありますが上記の理由がメインであります。
そして、僕が前の会社を辞めて起業した要因の大きい一つにもこの「営業がしたすぎる」というのがありました。その理由を拗らせて何故会社を辞めるまで至ったのかというと、僕が変に営業して前の所属していた会社に迷惑をかけないかというのと、どうせ営業するなら自分が0-1したサービスを営業しに行きたいという理由があったからです。

仕事してみたい会社を聞いて営業に行く日々

人間の慣れというのは面白く、元々、自分が好きで始めた営業が最近ではスッカリ会社のスタッフにも日常化していて、よくスタッフから「ここの会社と仕事してみたいから営業行ってください」と言われるようになりました。そして、これは非常にいいことだなと思っています。実際にあった話ですが、スタッフのリクエストで、運よく営業に行かせていただいた会社さんとご縁があり、お仕事をさせていただくと、そのリクエストを出したスタッフは物凄く前向きに取り組むし、そこにはお金以上の価値が生まれましたし、クライアントにもうちのスタッフにもいいことづくめでした。

面倒くさくて、恥ずかしいのその先にあるもの

そんな訳で、僕は毎日新しいクライアントに営業に行ったり、名刺交換だけして深くお話したことない方と営業を兼ねてのランチに行っています。
その数は多いときは1日3件くらいでMAX1週間で15件くらい営業させてもらったことがあります。そして、驚くことにそういうお声がけに皆さん意外に前向きに対応していただいております。
そんな中で、起業して5年以上の間でま、がいなりにもほぼ毎週営業に行かせていただいている僕が感じてる「営業のコツ」は以下のような心構えなのかもしれません。

「うざくて嫌われがちな営業も、やり方次第では愛の告白にもなりえる」

大事なのは、相手の立場を思って、その会社や人が大事にしている価値観を真摯に学び、アプローチし、アクションすることだと思いました。
そういう意味では、「営業は恋愛に似ている」のかもしれません。

余談ですが僕はプライベート全然モテなかったので、その点ではまだまだ営業も「プロポーズではなく、街のナンパ」レベルなのかもしれませんw しかし、私、個人の欲求は減るばかりですが、会社自身を磨く事と、恥ずかしさや面倒くささを顧みずアプローチする事は不思議とずーっとやり続けられる自信があります。

クリエイティブ業界の営業はブルーオーシャン

最近、クリエイティブ業界でも新しく独立する人を良く目にします。僕もそうでしたが起業した当初は課題も多いし、心配の種も沢山で、その不安から唯一自分自身を救ってくれたのが「営業」でした。
起業当時、人脈もコネクションも実績もなかった自分に唯一「前進している実感」を与えてくれたのが営業でした。

「他の人が営業していない分、自分は営業しているだけでブルーオーシャンを泳いでいるから何とか溺れずにやっていけるはず」

という根拠のない自信だけがその当時の自分を支えていたし、今の会社の血と肉と骨になっているのかなと思っています。何より営業は実績も人脈もお金がなくても唯一できることだったのも僕にとって良かったです。


クリエイティブ業界の営業のススメ


そして、6年会社経営をやっていて思うのが、この「クリエイティブという海」は既存業界関係者での独立などは増えていますが、コンテンツ需要が増える一方で、業界自身に活気がなくなり始めていて、なり手が少なくなり、人材の就職先はは偏り、仕事の受注も二極化し、業界全体では慢性的な人手不足になっている気がしています。

そこで、是非新しく独立する方や、既存の企業の方に、今までやってきていない「営業というカンフル剤」を投入してみることをオススメしたいなと思って今回のnoteを書いてみました。「営業」はお金もかからないし、やってる人が少ない分目立つ。仕事が来れば人も採用できるし、新しいチャレンジもできます。小さい企業や、調子が悪い企業が元気になっていけば、業界全体のボトムアップにもなるから是非おススメです。

いろいろ書いてまた長くなってしまいましたが、まぁ、つまりは
「営業楽しいし、いいことばかりですよ、皆やりませんか?」
という孤独な営業マンの営業仲間を増やすためのご提案でした。

あー、また気づいたら長くなってしまいました。次回こそ3000字もいかず短く書きます。こんな長いの読んでくださり感謝です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?