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[#57] 留学中の戸惑い記録①イギリスの時刻の読み方

留学や転勤、移住などで海外生活を始めると様々なカルチャーショックや戸惑い、文化の違いに慣れるまで時間がかかることがあります。

私も、たった半年間のイギリス留学でしたが、いくつか慣れるまで時間がかかった文化の違いや些細なことがありました。(むしろ帰国するまで慣れないままだったことも多々ありました。お皿の洗い方とか。)

そのうちの一つが「時刻の読み方」です。

日本は24時間制が主で、口頭ではたまに12時間制を使ったり、2つの表現を併用していますが、イギリスとアメリカは12時間制を多用し、午前はAM、午後はPMを頭につけて12時間で区切って表現します。

私は日本ではバリバリ24時間制を使って喋っていたので、留学当初も同じ感覚で、コテコテのイギリス人ホストマザー(以下おばあ)との会話の中で、18:00(eighteen o’clock)とか21:00(twenty one o’clock)とか言っていましたが、おばあは24時間制に慣れていないので「ちょっと待って…」と、二人で時計を見ながら確認することがありました。

最初の頃は、おばあは古い人間だからかなあ(失礼)なんて思っていましたが、学校でも授業で先生が12時間を使ったり、パブの営業時間を知らせる張り紙も12時間制を発見。

その時ようやく気づきました。
12時間制の方がイギリスでは主流なのでは、ということに。
それからは意識的に時間を12時間制で読むことにしました。

しかし、電車やバスの時刻表を始め、便利な乗り換えアプリ”trainline”も24時間制だったり、街中の看板に24時間制の表現があったりしたので、今や両方が併用されているのかもしれません。
おばあが古い人間だから、24時間制が伝わりづらかったのはあながち間違いではなかったかも。あるいは口頭と文字では使用頻度が違うとか…。

フェスのタイムテーブルも24時間制表記

ちなみにかつてイギリス領だった英語圏の国やその周辺国は12時間制を使用することが多く、フランスやドイツは24時間制だそうです。

ちなみにちなみに、深夜1時を25:00と表現するのは日本独自のものらしく、これは逆に海外の方にカルチャーショックを与えているそうです。

ではまた。

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