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課題を創出する力がディレクションなのかもしれない、夏

最近は、業務改善がチョット好きじゃない。この言葉から、ときめきを感じにくくなっている。心がときめく片付けの魔法をかけて欲しい。

気づいちゃったんだけど、業務改善って主語も目的語もない。自分から主体的に立ち回って課題からソリューションまで企画しないと、1ミリも進められない。

ポイントは、課題はほっといてもわかるけど、課題を解決する方向性を見出すのが難しい点。

業務上の課題について、検討が全くついてないことはありえない。だって、大抵「アホらしいものごと」が表面化している。言語化されているかはおいといても、関係者の頭の中ではわかっている。手順が煩雑になっているから手戻りが多かったり、人的ミスが出やすい。

こんなことしてもしょうがないけど、進むべき方向性がわからないから困っている。自分の仕事もあるし、火中の栗を拾って骨折り損のくたびれ儲けじゃね、っていう。表面化している「アホらしいものごと」を早めに察知し、課題を明確にして、社内で案件として予算を取っていく人やルートを作れば、その問題は解決できる。

そうならないのは、リーダーシップを発揮できる環境の有無が大きい気がしている。

リーダーシップを発揮できる環境 is 何

わかりやすく言うと、変える力を持った人が適切な立場に置かれているのかどうか。

現場は出来る限りのことをやってくれているもの。新たに人を入れるでも、ツールを導入するでもなく。自分なりのやり方を考えて、一筋縄ではいかないアウトプットを出している。月並みだけど、変えるべきはやり方と仕組み。それを変えうるのはリーダーだけ。

このリーダーの育成というのが、なかなか出来ないっぽい。リーダーシップを持った人材がほしい!ってみんな思うだろうけど、組織の体制による部分が大きくねっていう。

リーダーシップは「課題を解決するために、他人に対し、組織に対し、アクションを促せる力があること」だと考えています。

その場に集まった人同士をチームとして結束させ、ゴールへの道を見いだし、未知の課題を解決するためのアクションを促す力は、火中の栗を拾って処理する中で磨かれると考えています。

基本的に業務改善って、火中の栗ですよね。自分の利益にならないのに危険を侵す所があるというか。

そんな時は、このタモさんの言葉を思い出して、がんばろうぜ。

自分の中で『これくらいの力がついたら、これくらいの仕事をしよう』と思っても、その仕事は来ない。必ず実力よりも高めの仕事が来る。それは「チャンス」だから、絶対怯んじゃだめ。

「アホらしいものごと」を明確にして、社内で案件化(仕事化)して、ここにリソースを割く必要があることを調整し、可能な限り良い条件で進められるように予算をとって頂く。それができる体制になっていないと、物事は進められない。

このムーブメントそのものが、ディレクションなんじゃないかなーって。

そのはじめの一歩が、課題の創出。自分たちのやっている仕事の価値が上がらない、もしくは描いている成果が出ないワケを見つけて、やっつける。

Web制作においてWebディレクターという仕事があるし、プロジェクトにはPM、プロダクトにはPdM。各々ディレクションを担うロールがあるけれど、社内改革をディレクションするロールが無いのかな。

少しのスパイスで変えられる物事はたくさんある。出来ないのは、ディレクションを担うロールの人がいないか、力を発揮できないから。

そんなことを思う夏。

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