見出し画像

218☆ワルシャワからローマまで48時間かかったハナシ

ぼんじょーるの!
すこし肌寒い水曜の朝です。
今日も日の出前に起床したけどミラクルモーニングはまだやってません(汗。
膀胱炎になっちゃったみたいでクスリ飲んで水分をとっておとなしくしてます。

クスリと言ってもハーブ薬局で買ったナチュラル処方です。
まず乳酸菌タブレットを取り、そのあとグレープフルーツの濃縮タブレットです。
乳酸菌で腸内環境を整えると、その後の薬効成分が働きやすくなるのですって!

ポーランドからの長距離バス

今週、ポーランド女子の母上が彼女の元にやってきます。
毎夏1か月ぐらい滞在するのだけど去年はコロナで来られませんでした。
というわけで2年ぶり。

私はてっきり飛行機でいらっしゃるのかと思ってたのですけど、なんと長距離バス利用なんですって!
そんなチョー長距離なバスがあるなんて知りませんでした。
ワルシャワからローマまで24時間かかるのだそうです。

でも、面白そうじゃないですか?
飛行機だとたしかに早くて便利だけど、途中のヨーロッパの町を眺めながら旅ができるの。
バスにはトイレも付いてるし、ドライブインでのトイレ休憩も頻繁にあるのでそっち方面の心配もないそうです。

いつか乗ってみたいなぁ。

調べてみた!!(笑

画像1

ローマからワルシャワまで28時間30分!!!
気になるお値段は98ユーロ!安い!!

このバス会社はナポリを出てイタリアを北上してポーランドに行く行程です。
イタリア最後の停車は夜8時5分トレンティーノ-アルト・アディジェ州のブレンネッロ、ポーランド最初の停車はコニンで朝9時。

ローマを朝7時30分に出てワルシャワには翌日お昼の12時到着です。
いい感じの時間帯ですね。
ワクチンパスポートがないと乗車できないけれど、でも、いまはちょっと怖いかな(汗。

ポーランド女子の母上はもちろん2回目までワクチン接種済み。
彼の地ではずいぶん早く接種が進んだそうで、感染者もすごく少ないそうです。
新規感染はせいぜい100人台、死亡はゼロの日も。

昔は48時間かかったらしい!

なぜバスで移動するのかと言うと、荷物をたくさん運べるからなんですって。
ポーランドでは夏の間に収穫したフルーツや野菜を瓶詰めにする文化が盛んだそうで、そういうのをいっぱい運びたいから母上もバスで来ると言う親ゴコロ。

そうした瓶詰めは作る人によって味が違うそうで、今ではスーパーで大量生産品を買えるけど、叔母さんのナスの瓶詰めは絶品とか、妹のキュウリはサイコーとか、やっぱりそういうお楽しみがあって作り続けられているのですね。

で、友だちが若かりし頃、やはり長距離バスで移動してたのですけど、当時はワルシャワ~ローマ間が48時間、丸2日かかったのだそうです。

「なぜ?高速道路が整備されてなかったから?」と聞いたら、
「いやいや、途中でメッチャ止められて査証チェックとかでいちゃもんつけられて、それで時間がかかったのよー!」だって!!!

1989年9月7日 ポーランド共和国制に移行
2004年5月1日 EU加盟
2007年12月21日 シェンゲン協定加盟で陸路のパスポートチェック撤廃

なるほど、けっこう最近まで48時間かかってたわけだっ!!

国境を超えるのが難儀

バスの乗客のパスポートやビザをチェックするだけならそんなに時間がかからないと思いますよね?
でも、いちいちスーツケースの中をチェックされたり移動の目的を聞かれたりで4~5時間はかかるのだそうです。

それでもオーストリア通過時はまだ良いそうで、チェコスロバキアのチェックは半日かかることもあったらしい。

というのも、彼らはいろいろ難くせをつけて何とか袖の下をせしめようとするからですねー(汗。
友だちも、いつもいくらかお金を渡していたと言ってました。
そこで払わない人がいるとなかなかバスが出発できませんから。

EUとシェンゲン協定に加盟して国境がなくなったいま、そうした心配も手間もありません。
母上も久しぶりの移動で、通過する町の様子を眺めながらの楽しい旅程となっていることでしょう。

しかし、のんきに見えるポーランド女子ですけどそんな歴史的政治的に大変な時期を身をもって体感してたとはなぁ!
いつもはワイン飲んでガハハハッとバカな話をしてるだけですけど、砂浜に終日いた日は基本ノーアルコールだし、けっこう深いハナシができて良かったな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?