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言語比較。夢を崩すイタリア語になるとダサいもの

Vol.041

イタリア語とフランス語はとてもよく似てる。
そして時には英語も似ている。
やはり語源はラテン語だからだろう。

例えばで言えば各国語でこんな感じ。

英語 Flower フラワー
仏語 Fleur フルー
伊吾 Fiore フィオーレ
結構似てる花という言葉。

重要は全く一緒。
英語 important インポータント
仏語 important アンポルタン
伊語 importante インポルタンテ

重要という言葉は重要なので変化しないのか? とも思ってしまう。

英語 Star スター
仏語 Étoile エトワール
伊語 Stella ステッラ

星は似つかないところもあるが、足して二で割ればみたいな感じだろうか。

さてこっちはどっちだ? というフランスのお花屋さん。

グルノーブルのお花屋さん。
英語が出てきやすい私には「ナイスフラワー」と思ったが、フランス人には「ニースフルー」となる。

ニースかナイスか?!
お花屋さんの前で悩む筆者。


つまりナイスという英語の良いと言う意味ではなく、ニースという南仏の地名を指す。

まぁ、このお店の場合は、その店名を英仏で掛け合わせていると推測するが、実際には南仏はお花が満開のイメージが強いので、純粋にニースフルーの意味かとも思う。

それではモーリシャス諸島はどうなる?

リゾートで行きたいモーリシャス。
青い海に白い砂浜。
こんなところでのんびりバカンスをしたいなんて思うことだろう。

透き通る海と島。
モーリシャスへ行きたかったのに。

そんなモーリシャス諸島のラムがフランスのスーパーマーケットで販売されていた。
ラムはその宗主国によって醸造のスタイルが異なるので、そういう歴史を辿るようなことも面白い。
なのでモーリシャスが英国、スペイン、フランスのどの植民地だったかを考える。

フランスで結構な量が売られるからにはフランスだったのか? と思ったが、英国だったような? と曖昧な記憶。

なので調べてみた。
結果は、フランス領を経てイギリスへ渡っている。
現在は独立した国家となっている。
よき。

そして言語的なことだが、モーリシャスという言い方は英語である。

英語 Republic of Mauritius (レパブリック オブ モーリシャス)
仏語 République de Maurice(レプブリーク ドゥ モーリス)

フランス語ではモーリスとなる。
なんか柔らかい雰囲気の音だ。

そして調べた媒体が悪かったのか、イタリア語ではなんというかと書かれていた。

伊語 Isola Maurizio ( イゾラ マウリッツィオ)

マウリッツィオ島。。。

イタリア人がいっぱいいそうで一気に行きたい気持ちがなくなってしまった。

イタリア在住が長くなると、その呼び方一つで憧れが一瞬で崩れることもあることを悟った。

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