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東京文学フリマ

備忘録的な意味合いでこれを綴る。
前日にやるとかいいながら結局当日になるのは最早いつもの流れである。諦めと三つ子の魂百までの気持ちで行こうと思う。流石に仕事ではやらないので勘弁して。

幼少の頃より、手の内にあるものを別の形にすること、頭の中身をどうにか具現化することに熱心だった記憶がある。気になるものは兎に角やってみる。親の見様見真似で人形の服を作り、折り紙で需要のない鶴を折り、りんご食べたさにりんごを切っては身内に取られる。

文章を書き始めたのは小学生の時にあったシナリオ作りが切欠だったと記憶している。
図書館に放課後通い、帰り道読みながら歩き、同じく帰り道の親に度々見つかる所業を幾度となく繰り返した(もちろん怒られた)身であっても書こうとは露とも思わなかった。しかして実際書いてみるとまぁ面白かった。一人遊びの種類が増える。だがこの頃の私はどちらかと言うと落書きに精を出す人種であった。想像上の服飾を如何に具現化するかに熱を入れていた。とはいえ、児童書料理エッセイ旅行系エッセイ等々にどっぷり浸かっていたのは後にも先にもあの頃である。今思えば、あれは私の土壌だったのだろう。

大人になった今でも、元より多趣味で愉快な仲間がいることもあり、なければ作ればいいじゃない精神で作っている。
線を引き、描き、脳内のイメージを手元に写す。
なんか違う、まだ足りない、やり足りない、まだやれる。
とことん気の済むまでやれるのは趣味のいいところだ。仕事は納期があるからいけない。(いうて趣味にもイベント当日や印刷所という締切は存在する)

そんなこんなで今回詩集もどきが出ます。
前置きは長いですが、こういう人間が気の許す限り思考と嗜好と志向を詰め込んだシロモノです。   
気に入っていただければ幸いです。

新刊 詩集表紙

試し読み
◯灰色の水槽、ラムネの町で。/短編集
https://t.co/30B9WYHiWb
◯耐久度ゼロパーセント/小説
https://t.co/jiOt5aneZk

Twitterにて日々の作ったものと雑文を呟いてます。良ければ覗いてみてください。
それでは会場でお会いしましょう。

若槻きいろ

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