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保育士が思う 手づかみ食べについて


保育士の思う。
手づかみ食べについてです。

0歳児保育で話し合うときに大事にしたいことを話すと手づかみ食べが出てきます。
そこで今回は手づかみ食べについてです。

離乳食が始まる

4、5ヶ月に離乳食が始まり
多くのお子さんたちは9ヶ月ごろに手づかみ食べしていきます。
あくまで目安です。

どうして手づかみ食べするの?

手づかみは
食べたい!意欲があること。

手を使ってつまむ掴む動作。
口に入れる動作。
その持った感触
口に入った味、感触
どれも脳への刺激になります。
また、不快じゃないと感じてるから出来ることです。

ネチョネチョやネバネバした感触が嫌いな子もいるので、手づかみ食べしない子もいます。


手づかみ食べの良さ

色、形、匂い、感触、噛んだとき触った時の音などの刺激を楽しむことで食事の楽しさ美味しさを知っていきます。
五感をフルに使う手づかみ食べは脳にもいいと言われています。

大人的には手づかみで食べると
手が汚れたり服や床に食べカスが落ちてしまって大変!
と思われる方もいらっしゃると思います。
ですが手づかみ食べを十分に行うとスプーンの移行にもスムーズなると言われています。

どんな物が手づかみ食べにいいのか

よく売っている市販の離乳食。
あれほんと便利で私も子どもが離乳食時代には、
大変お世話になりました。
便利で手軽な市販の離乳食ですが、汁が多めで固形物が小さくあまり入ってないので、
手づかみの観点では、不向きなことも。
手作りのものがやはり良かったです。

なぜ手作りがいいのか。
それはその子にあった大きさ硬さにできるからです。
また余分な味付け汁気がなく作れるので掴みやすいです。

どんな物を作ったらいいのか。
野菜スティック
一歳9ヶ月〜
手づかみと言ったらこれかな?なんておもうかたもおおいですよね。

おやき
離乳食後期9ヶ月〜
よくうちでやってたおやきは
里芋を使ったおやきでした。
里芋だとつなぎなしでも作りやすいです。


果物
離乳食後期9ヶ月〜
りんごの薄切りスライス
バナナ一口大

栄養士もおすすめしてます
トーストスティック
離乳食完了食12ヶ月ごろ〜
特にパンの耳は咀嚼の練習にもいいそうです。
プレーンだと食べづらいので
きなこ+砂糖+バター
粉チーズ+バター
青のり+バター
などなど塗って焼いてみると食べやすいと聞きましたよ。



保育園での取り組み

保育園での0歳児における食育。
離乳食には保護者の方と一緒に取り組んでいきます。
今どの時期なのか。
初期中期後期
また子どもがどんな物を好みどんな物を苦手としているのか。
細かく聞き取りしたりこちらからも様子を伝えて行きます。
ただ保育園ではメニューが決まってます。
後期には早かった子がいたら中期に戻したりはしますが、細かく聞き取りしても次の日からその子用のメニューを変える事はできません。
その子にあったものがすぐ翌日に出てくるわけではありません。

いいところも。集団の中ですので、他の子を見て
あっあの子も手づかみで食べてる!やってみよう!食べてみよう!と自発性が育って行きます。
その一方で個々に合わせたことは、なかなかできないのが現状です。
やはり家庭での手づかみ食べがとっても重要です。
子どもは家庭の中で育って行きます。

つまむ・つかむを遊びに取り入れる
保育園では遊びの中で、つかむ・つまむ動作も意識的に取り入れてます。
ぽっとん落としや紐引っ張り。
戸外では落ち葉を拾う。ちぎるなど。
遊びの中で手をよく使うように促しています。


手づかみ食べでの関わり

別皿活用
手づかみ食べを始めた時期では、どのぐらいの量を口に入れればいいのか分からず大量に入れてしまう子もいます。
また丸呑みにしてしまう子もいます。
そのため小皿などに一口二口食べれる量だけ乗せてあげあげれると食べやすいですよ。

放置はNG
手づかみ食べが進んでくると、自分でどんどん食べれるようになってきます。だからと言って放置は禁物。
手づかみ食べの間に大人がスプーンで口に入れて食べたり、声かけも重要ですね。カミカミやもぐもぐなど声をかけて咀嚼を促してあげるといいですね。

汚れが気になる

食べる意欲は養いたいけど汚れてしまうのが気になる方はエプロンをつけるはもちろん。
床に新聞を引いてみるのもいいかもしれません。
新聞の上に落ちたごはんなど、そのまま捨てれて便利です。
また皆さんはどんな工夫してますか?


楽しく食べる。楽しく食べたい!が大切。

なんだかんだ言ってきましたが
ここが一番大事!
楽しく食べたい気持ちを大切に関わっていきましょう。
慣れない食事に苦手意識がついてしまうと食事自体にマイナスイメージがつき今まで食べれたものが食べられなくなってしまうものです。
そうなると手づかみ食べどころではなくなってしまいます。
楽しいから食べたいに繋がり手で掴み食べれることができるので、ここが一番大切なことかもしれません。
大人同士の楽しい雰囲気や楽しい会話でも楽しさは子どもに伝わりますし、もちろん子どもへの声掛け、食材の話などで楽しく食事をしましょう。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
皆さんは手づかみ食べについてどうなさっていますか?
もしよかったら、コメントかTwitterにて聞かせて頂けたら嬉しいです。

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