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娘が教えてくれた「ありがとう」

今日、スーパーへ歩いている途中で桜の花を見つけた。 
 
「トトちゃん、ピンクのお花咲いてるよ!」 
 
と、娘 a.k.a. ピンク大好き人間に教えたら、 
 
「わぁ〜ほんとうだぁ!ママ、おしえてくれてありがとぉ!」 
 
と言われた。  
 
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そういえば、ここ最近娘は「ありがとう」をよく言うようになった。特別なことではなくて、ごくありふれた、些細なことに対して。 
 
例えば、娘の大好きなバナナを私が買い足していたことに対して「ママ、バナナかってくれてありがとぉ!」、
夕飯を作ったことに対して「ママ、つくってくれてありがとぉ!」、
散らかっていた場所を整理整頓したことに対して「ママ、おそうじありがとぉ!」。 
 
ずいぶん前(有働さんとイノッチの時代)に、NHKの『あさイチ』という番組で、「給料」が発生しない専業主婦にとっては、家事に対する「ありがとう」や作ったものに対する「おいしい」が給料の代わりだから、世の男性諸君はぜひ心に留めておいてね、みたいなことを言っていたのを思い出した。 
   
当時私は専業主婦ではなかったけど家事の大部分を担当していたから、「それな!!!!」と激しく同意したのを覚えている。   
 
娘がしてくれているのは、まさにこれだなぁ、と今思う。 
 
当の本人も忘れてしまうような、なにげなくやったことに気づいてくれて、本当に嬉しそうに「ありがとう」を言うこと。 
    
しかも何に対してのお礼なのかがわかるように、「〜してくれて」って。  
 
これを若干2歳にして自然にやってのける娘はすごい。大人でもなかなかできないんじゃないかな。 
 
って、娘に態度で示すぞなんて意気込みながら、逆に教えられていた自分に気づく。
  
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私も、ささいな変化に気づける優しさと
 
それに対して「〜してくれてありがとう」と言える素直さを持ちたいな。  
 
娘が言ってくれた「ママ、ありがとぉ!」から、今日はそんなことを思った。
 
 



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