デンジャラス・ベイビーズ(中華人民共和国:2018年) 監督:マオ・ウェイ 脚本:チャオ・ホン 出演:クロエ・チャオ :バオ・ウェンジン :ユエン・リンイェン :チャン・ティエンチー :リー・イードン 可憐な美女がむさくるしい悪党どもをバッタバッタとなぎ倒して活躍するのはキラーコンテンツ。時々そういう成分を摂取しないと生きる活力が失われるので、処方薬のように視聴した作品。ドラマパートや映像はいま一つ過ぎるが、本格的なアクションと主演女優二人の可愛さが際立つ
キカイダー REBOOT(邦画:2014年) 監督:下山天 原作:石ノ森章太郎 出演:入江甚儀 :佐津川愛美 :鶴見慎吾 :原田龍二 :高橋メアリージュン 機械が心を持つことは可能なのか。心を持った機械は人と共存できるのか、もしくは脅威となってしまうのか。数々の特撮ヒーローを生み出した石ノ森章太郎の作品の中でも、人工知能やロボットなどのこれからの未来を示唆する意欲作を、かつてのTV特撮シリーズをREBOOT(再起動)させた作品。 日本政府は国家プロジェクト
アンノウン・ボディーズ(ベルギー:2017年) 監督:ヤン・フェルヘイエン 脚本:カール・ヨース 出演:ヴェルナー・デ・スメット :ケーン・デ・ボウ :ソフィー・ホーフラック :マルセル・ヘンセマ: 刑事モノは古今東西、規律を重んじるボスとやりすぎな捜査が問題視される熱いはみ出し刑事の対立というのがお決まり。連続殺人犯を追いかけるベルギー産のクライムサスペンス。導入からの雰囲気と展開は良かったんだが、中盤から失速。エンドに至っては残念この上ない。 死体発見の通
パブリック 図書館の奇跡(アメリカ:2018年) 監督・脚本:エミリオ・エステベス 出演:エミリオ・エステベス :アレックス・ボールドウィン :クリスチャン・スレイター :テイラー・シリング :ジェナ・マローン :マイケル・ケネス・ウィリアムズ 寒波押し寄せる街の図書館をホームレスたちが占拠。巻き込まれた図書館職員はホームレスたちと警察の間に立ち、図書館を一晩のシェルターとして使おうと交渉を試みるが、そこには困難と思惑が絡み合い、事態はエスカレートして
レリック 遺物(オーストラリア、アメリカ:2020年) 監督:ナタリー・エリカ・ジェームズ 脚本:クリスチャン・ホワイト、ナタリー・エリカ・ジェームズ 出演:エミリー・モーティマー :ロビン・ネビン :ベラ・ヒースコート 高齢社会の問題の一つに認知症がある。新薬が開発され、対処法や予防法など世間には明るい兆しはあるものの、依然として人が崩れていく悲しさ、辛さを感じさせる病気でもある。認知症の祖母とその娘である母と孫娘の三世代が怪異と老いと死に直面する新感覚ホラー。
ナイスガイズ!(アメリカ:2016年) 監督:シェーン・ブラック 脚本:シェーン・ブラック、アンソニー・バガロッツィ 出演:ラッセル・クロウ :ライアン・ゴズリング :アンガーリー・ライス :マーガレット・クアリー :キム・ベイシンガー 暴力示談屋とアル中探偵の二人が奇妙な掛け合いとドタバタで、アメリカの暗部を暴き出すコメディタッチのミステリー。相棒(バディ)モノはテンポよくストーリーが進むのがいいんだが、所々訳の分らないノリを見せられて、( ゚д゚)ポ
皆殺しの掟(カナダ:2018年) 監督:ジェームズ・マーク 脚本:ジェームズ・マーク、マシュー・ネイマン 出演:ジャン・アイディン :フォン・ジャン :チャ=リー・ユーン :ティナ・ベイラ :アリスト・ルイス 組織の次期ボスの座を巡って二人の義兄弟が対決する。眼も止まらぬアクションに銃を使った特殊な格闘が売りのアクションムービーのはずだったが、ストーリーは陳腐な上にドラマ性もなく、肝心のアクションは予定調和を感じさせるデキ感が気持ちを萎えさせた残念作。演技
血まみれスケバンチェーンソー RED 前編 ネロの復讐・後編 ギーコの覚醒(邦画:2019年) 監督:山口ヒロキ 原作:三家本礼「血まみれスケバンチェーンソー」 出演:浅川梨奈 :あの :日高七海 :替地桃子 :護あさな :佐野いずみ 改造死体と呼ばれるリビングデッドどもを、JKが血しぶき上げて切り刻んでいくスプラッターコメディ。お色気やギャグに目を奪われがちだが、出演している俳優たちの体当たりのアクションや立ち廻りになかなか爽快感があって、軽く見始め
コールド・ウォー 香港警察 堕ちた正義(香港:2016年) 監督・脚本:リョン・ロクマン、サニー・ルク 出演:アーロン・クォック :レオン・カーフェイ :チャーリー・ヤン :ジャニス・ヤン :チョウ・ユンファ :エディ・ポン 警察車両強奪事件の捜査を裏に、香港警察のトップを争う駆け引きと、香港政界での権力を牛耳ろうとする一派の暗躍を描いた警察サスペンス。香港ノワールとは異なる正義と権力の中でもがき戦う現職の警察長官と、その長官に追われた前長官の悲しき権
ニューオーダー(メキシコ・フランス:2020年) 監督:ミシェル・フランコ 脚本:ミシェル・フランコ 出演:ネイアン・ゴンサレス・ノルビンド :ディエゴ・ボネータ :モニカ・デル・カルメン :ダリオ・ヤスベック・ベルナル :ジャヴィア・セプルベタ パッケージ裏の解説に監督が現代社会のディストピア化に警鐘を鳴らしていたが、観終わるとあり得そうだがあり得ない、あり得なそうだがあり得ると感じるも、救いのない展開と結末に滅入ってしまった問題作。バンバン人が物ように
ウィッチマウンテン/地図から消された山(アメリカ:2007年) 監督:アンディ・フィックマン 原作:アレグザンダー・ケイ 出演:ドウェイン・ジョンソン :アナソフィア・ロブ :アレクサンター・ルドウィグ :カーラ・グギノ :キアラン・ハインズ しがないタクシードライバーが乗せた兄妹は宇宙人だった。二人は軍によって隠されたあるものを探していた。その彼らを追う米政府と宇宙人。タクシードライバーと兄妹は変人女性博士と協力して追跡を逃れ、ある山へ向かう。70年代に
ダーク・アンド・ウィケッド(アメリカ:2020年) 監督:ブライアン・ベルティノ 脚本:ブライアン・ベルティノ 出演:マリン・アイルランド :マイケル・アボット・Jr :ザンダー・バークレイ :ジュリー・オリバー・タッチストーン :リン・アンドリューズ 「狼が人間を認知するか?」というセリフに自然の摂理の前での人間の脆弱さを感じた。姿の見えない恐怖が姉弟を襲う心霊ホラー。まやかしは見えるが、怪異の本体を一切見せないところに好感が持てる。 昏睡し余命幾ばくも
ノクターナル・アニマルズ/夜の獣たち(アメリカ:2016年) 監督:トム・フォード 原作:オースティン・ライト「ミステリ原稿」 出演:エイミー・アダムス :ジェイク・ジレンホール :アーロン・テイラー=ジョンソン :マイケル・シャノン :アーミー・ハマー 裕福な暮らしを送りつつも鬱屈した日常を過ごす女性アートディレクターと、作家の夢を追いつづけて数年越しで小説を上梓した彼女の元夫。元夫の小説を追想しつつ彼女たちの過去の出会いと別れ、そして現在の立ち位置を残
グリンゴ/最強の悪運男(アメリカ:2018年) 監督:ナッシュ・エドガートン 配給:STXフィルムズ/アマゾン・スタジオズ 出演:デヴィッド・オイェロウォ :ジョエル・エドガートン :シャーリーズ・セロン :アマンダ・サイフリッド :シャールト・コプリー 自分をだましている製薬会社社長たちに一泡吹かせるべく、真面目な黒人業務管理部長が、出張先のメキシコで狂言誘拐を画策。身代金を奪ってやろうと企むがうまくいかず、あまつさえ現地マフィアや元傭兵の荒事師に追いか
ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀(ドイツ:2011年) 監督:フィリップ・カデルバッハ 出演:マキシミリアン・ジモニシェック :ローレン・リー・スミス :グレタ・スカッキ :ステイシー・キーチ :ヒンネルク・シェーネマン :ハンネス・イェーニッケ 1937年アメリカに到着した直後、爆発炎上して多数の死傷者を出したヒンデンブルグ号。事故調査委員会により事故原因は発表されているにも関わらず、第二次世界大戦開戦前夜であったためか、未だに陰謀の存在をほのめかされ
レジェンド・オブ・キングダム 失われた楼蘭王国の秘宝(中華人民共和国:2021年) 監督:リウ・シェンティ 脚本:クイ・ズーチャオ 出演:リウ・チャン :サイ・ミールー :ワー・アー :フーフー・アンチー かつてはシルクロードのオアシス国家として栄えていた楼蘭王国。その謎の国が滅亡の危機に瀕している時、楼蘭の聖女は秘宝の鏡を通じて、現代の楼蘭の遺構を発掘する若手研究者と交流する。聞けば時空を超えた冒険活劇っぽいが、まったく盛り上がらない、もはや何が訴えたいのか