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意思決定と言語化


納得いく決断に至るまで

何かを決めるときには、どうなるのか?という期待値なんですが、この意思決定について早いか遅いかの議論はよくある話です。

決断前には、賛否のニュースであれさまざまなデータがもっと集まることになります。であれば、集積を見計らってその時に意思決定をすべきです。

いや、ここで一旦、意思を決めておいてデータ次第で態度を変えればいいという人もいるはずです。

しかし、一度やった意思決定をひっくり返すってかなり大変です。特に周りに態度を伝えてしまっていたら…一貫性の法則が働くわけですから。

さらに、一旦決めてしまうとその意思決定に都合の良いデータばかり見えてしまうということも起こります。これは、カラーバス効果って言います。

つまり、カラーバス効果とは、ある特定のものを意識し始めると関連情報が自然と目に留まりやすくなる心理効果を指します。

或いは、人混みや雑踏の中でも、自分に関係があったり興味があったりするキーワードを自然に聞きとることができる心理効果「カクテルパーティ効果」と類似しています。

つまり、意思決定の時期はかなり重要でもあるにもかかわらず、これに対する指針が示されていないのが実態なんでしょう。

ということで今回は、意思決定には前提条件を踏まえた上で、納得行く決断をするにはどうすればいいのか?についてお伝えしたいと思います。

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秒で決断は正しいのか?

意思決定は「早い方がいい」みたいな風潮があります。が、それは間違いです。なぜなら、遅くできるなら遅い方が決断に値する情報や材料はたくさん集まるからです。

できる起業家は「秒で即決」みたいな話も聞いたことがあると思いますが、それには前提条件があって成立します。なので、意思決定はなるべく遅くする、というのが基本スタンスと言えます。

ただし「いつが意思決定のデッドラインか?」を先に理解しておくことが重要です。いざ決めるという段になったら10分以内に決める!と言うのが鉄則です。

決断するための言語化

例えば、なぜそんなに会社員でいることが嫌なのか?を、改めて言語化したという起業家がいます。

彼は、起業した後にどんなワークスタイル、どんなライフスタイルを実現したいのか? を言語化することが大事だと言っています。

これは意思決定と一見関係無いように思えますが、改めて言語化してみることによって行動がより加速していくと考えられるワケです。

実際、意思決定までに時間がかかるのは、データの集積期間と、言語化の期間ではないのか?と言うことなんです。

最終的にはいつまでに何をどうするのか?という決断をしなければならないわけですから、意思決定のデッドラインは決断の前提条件です。

最終決断するまでに十分なデータを集めておいて、決断をすることによってどうなるのかを予測し、期待値が言語化できていれば、行動は加速するという話です。

はい、ってわけでぜひぜひ今後も戦略講座、参考にしていただけると嬉しいです。

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