こうして夕方から朝までかけて独りで作っていた焼き菓子は、想像していたよりも売れた。
パン屋さんということでお菓子屋さんよりも敷居が低かったこともあるだろうし、分母であるお客様の数も多いのでそれだけ手に取ってもらえる確率も高かったと思う。パンを除き、焼き菓子の売上だけで1日10〜15万円はあったので、そういった意味でもやる価値が十分にあったことは、お店をされている方なら伝わると思う。

このころは、小さな Pâtisserie le petitmec をつくってみたいと思ったこともある。
キルフェボンさんのような生菓子のタルトでなく、焼き込んだフランスのオーセンティックなタルトを中心に焼き菓子を並べ、生菓子はなし。パンは置いたとしてもクロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザン、ブリオッシュくらいまで。

誰か、近所でやってくれないかな・・・

いまではコンビニでも美味しい焼き菓子が買えるようになり利便性は感じるけれど、お店としての演出や空気感、ブランドの構築といった部分でまだまだチャンスがあると思うのだけれど。
何はさておき、とても勉強になっておもしろく、売上にも貢献する焼き菓子。

機器も材料もあるパン屋さん、おひとついかがですか？（作る方ね）