現代のシングルマザーは本当に"かわいそう"か?

先日子供の父親と夫婦関係を解消した。半年前くらいから別居状態だったので、その間も私は実質「シングルマザー」として生活していた。

「シングルマザー」という言葉を聞いたときに「大変そう」「かわいそう」「生活が大変そう」というイメージをなんとなく描く人が多いのではないかと思う。現に私も「離婚するかも」と漏らしたときに、「シングルマザーは大変だからやめときなよ!」といってくる方が何人かいた。

しかしながらだ...。私にとってのシングルマザーは、正直全然大変じゃない。

むしろ、向いている...!と思った。

シングルマザーが「大変そう」「かわいそう」「生活が大変そう」な状態に陥ってしまう一番の原因は金銭問題だろう。今までの日本の家庭は父親が働いて、それでいて女は家事と育児!っていうのが長らく続いていた。そして女性は働いたとしても家族の生活根本を支えるような収入を得ることはないという大前提があった。そして、何らかの要因で離婚し、子供がいて女性がシングルマザーになるとすると、

1、行政から頂けるお金 

2、元パートナーからの子供の養育費 

3、養育者(この場合は母親)が稼いでくるお金

の3つのお金が今後の生活を支えることになる。そのうち2番は、取り決めをしていない元夫婦も多く「そんなことよりすぐ別れたい...」と思っている人なんかはうっかり取りこぼしてしまう可能性がある。また、公正証書を作らずに念書だけだったり口約束のみだと、元パートナーが途中で養育費を払わなくなるケースも実際に多い。

1番の行政からのお金も、その住んでいる地域のサポートがどれくらい手厚いかは差があるが、正直全部申請して取りこぼしなく受け取ったとしても、生活そのものを支えられるような額にはならない。

ということは、3番の母親の収入がシングルマザーの生活の質の大部分をしめているわけなのだが、私はこの3番に関してなにも困っていなかった。

息子一人の十分な衣食住と教育にかけるだけの、そして息子の養育者である私自身が、日々幸せを感じて生活できるだけの収入を得るスキルと、実際に収入を持ち合わせている。

そして時間にも追われていないのがポイントだ。

私は20代の時から「毎日同じ場所に同じ時間に出勤するのは無理だ」ととっくに悟っていた。なので自分の強みである集中力と感性を伸ばすことに特化して独自性を伸ばしてきた。

7歳の頃からひっそり続けていたタロット占いで24歳の時起業し、そのまま鑑定士としてのキャリアを積み、たくさんのお悩みに対峙してきた。そして数々の雑誌の星占いの連載を執筆するようになり、アプリや商品の監修業も多く手がけた。2015年には『アイビー茜のルナモンスター占い』を出版し、関連アプリもヒット。他イベント登壇や、メディア出演、自主講座も開催しているので、収入源が複数あり、どこか一つが駄目になってもそんなすぐには困らない。

今は何よりも息子といる時間が楽しいので、前みたいな働き方はしていない。実働時間は出産前より減っているが、むしろ収入自体は出産後のほうが増えている。


実働時間と収入は一切関係がない。


そのため、シングルマザー アイビー茜のとある一日はこうだ

7:30 息子と起床。おはよう〜!とギュッとバグをする。朝ごはんを食べさせて保育園に出かける準備やゴミ出しをする。

8:30 息子を保育園に送る。

9:00 帰宅。なんだか眠いので1時間ほど二度寝。その間に床にあったものを机の上などに全部あげ、ロボット掃除機に床を綺麗に掃除してもらう。

10:00 お腹が減ったのでチャーハンを作り、早めのお昼ご飯。バチェラーシーズン2最新話を楽しみながら...!!

12:00 借りている事務所に出勤(住むところと働くところを分けたかったの借りている)メールチェックしたり書類の整理をする

14:00 「お茶いこー♡」と友達を誘って長野市内のかんてんぱぱカフェであんみつと、他愛もない会話を楽しむ

15:30 事務所に戻りお受けしていた占い鑑定の原稿を作成、連載記事の執筆を進める

18:00 息子を保育園に迎えに行く。

18:30 近くに住んでいる私の両親家に行ってみんなでわいわい夕食。

20:00 帰宅&息子とお風呂に入る&明日の保育園の支度

21:00 息子を寝かしつける&場合によっては絵本を読んだりする。全自動乾燥機能付洗濯機を回す

21:30 だいたい息子が寝てから2時間くらいは読書をしたり仕事をしたり簡単な家事をしたり自分のために時間を使う

23:30 就寝

 

このとある1日で私がいわゆる仕事として動いている時間は、15:30からの2時間くらいである。もちろんものすごく忙しいときもある。そんな時は4時間くらい実働することもあるのだが、最高に集中できる時間が限られているのでそんなしょっちょうは発動しない。

どうだろう、この1日をみて「シングルマザーは大変だ...かわいそう...」と思うだろうか...?

正直「お父さんお母さんいつも喧嘩してる...」と子供がビクビクしていたり、もう好きではないパートナーと一緒に居続けるのよりは、100倍マシなんじゃないかと思う。

私は相談者さんの悩みをたくさん見ているのだが、結婚生活の外側だけは残っているけど内側は完全に崩壊しているケースをたくさん見てきているしそんなに結婚自体に期待をしていない。

私の占いを受けられる方や講座に来ていただいている方には再三いっていることなのだが、

「もう結婚しなくていい時代になった」のだ。

女性だって十分に自分一人の身を立てる事ができる収入を確保できるし、なんなら子供一人ぐらい育てられる収入を得られる。もちろんそのためにも努力は必要である。仕事で修練し、お金を稼ぐためにはテクニックがいるし、そして知性も必要だから。

ただ「結婚したい!」「この人と一緒になりたい!」という感情強さと輝きも私は知っていて、たくさん見てきたし私も経験したことなのだ。

それにはどんどん従ってほしいと思う。

だってそういう時の人間って一番輝いて見えるし、勇気をくれるから。この世界を大きく動かす原動力の一つだと思う。

「実の両親と二人一緒に暮らすのが子供にとって一番の幸せ」なのかどうかは、最終的に息子に聞いてみないとわからない。もしかしたら多感な時期になって「お母さんは間違ってる!」とかいわれても、胸を張って

「あの時お母さんは、最善の選択をしたよ」といえるだろう。










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