マガジンのカバー画像

海外デザインスクール留学 関連記事まとめ

105
海外デザインスクール在学中・卒業生の方々による出願Tips、海外のデザイン事情に関する記事をまとめています。 読者層は海外留学を検討中の方、日本以外にも見識を広げたいデザイナー、… もっと読む
運営しているクリエイター

#UX

30代自費留学ビザ・コネ無しからアメリカでトップデザイナーになるための技術

デザイン思考の「その次」の、21世紀中盤〜終盤の社会をデザインするため、2018年夏から渡米し、パーソンズ美術大学修了後、NYで働いている岩渕正樹 (@powergradation)と申します。 このnoteは純ジャパ、海外留学経験なし、30代社会人、グリーンカード持ち家族・配偶者なし、完全私費留学から、デザイナーという職種でアメリカの大学院修了、そのまま現地企業への就職、グリーンカード取得までを狙っていく私の、これまでの苦労や知見を残すために立ち上げました。 現在の所属

ビューティフル・ドリーマー:パーソンズ美術大学で体得した、22世紀を「夢見る力」

本記事は、世界各地のデザインスクールを卒業したばかりのデザイナーが、その学びを振り返る、Cultibase連載「世界のデザインスクール紀行」に掲載された記事に加筆修正を加えたものです。 経済産業省STUDIO POLICY DESIGNのメンバーが運営するRADIO POLICY DESIGNにて語った、パーソンズ美術大学で学んだ内容を、写真を織り交ぜて補填しています。 ずっと「夢」を見ていたいなんて30代の社会人が言ってるのはだいぶヤバい気もするのだが、大人になるにつれ、

感情デザインのワークショップに行ってきた!

はじめまして。先月からニューヨークのPratt Instituteにて修士Information Experience Design(情報体験デザイン)を勉強している、UI/UXデザイナーのMikkeyです。今回はUXPA Pratt という団体が主催したエモーショナル・インテリジェンス(情動知能)デザインのワークショップで学んだことをお伝えします。 スピーカーはUX関連の本で有名なO'REILLY シリーズのEmotionally Intelligent Designの著

「インタラクション」とは何か? vol.1

本記事は、Human Computer Interaction(HCI)の国際学会「CHI 2017」にて、コペンハーゲン大学のHornbæk氏とアールト大学のOulasvirta氏が発表した "What Is Interaction?" を私が翻訳・独自に解釈したものです。 「インタラクション」という単語は定義されていないそう言われてみれば…と思う、2017年に発表された衝撃的なタイトルの論文をパーソンズの授業の中で読んだので、簡単に私の理解を書いておきたいと思う。 「

【CIID summer school】難民のInclusive Designを考える

デンマークのデザインスクールCIIDにてDesign for Inclusionのコースを受けたレポート第三弾です。今回はグループワークの内容についてです。 グループワークの内容 お題は"How might we make the experience of living in Copenhagen feel more inclusive to refugees?"(どうすれば私達は難民がインクルーシブに感じられるようなコペンハーゲンでの生活体験をつくれるか?)。私達のグ

ParsonsDT 夏のデザインキャンプまとめ

こんにちは。Parsons美術大学 Design & Technology Program(以下DT)に留学中のMASAです。NYに来て3週間が経ちました。 私の学部では秋学期に先駆け、生徒・教授陣全員参加による3週間の夏のBootcampいう名物コースがあり、この金曜に無事に走り抜けたので、今日はその中身や雰囲気をお伝えします。 世界中から集まった同じチームメイト・講師 日本で働いていた時より寝れなかった3週間下がこのBootcamp3週間のスケジュールです。 毎日

NYでのデザイナー生活、はじめました。

ご無沙汰しています。MASA(アメリカでのニックネームに改名しました)です。21世紀の人類のためのデザインを探求すべく、NYにあるパーソンズ美術大学のDesign&Technology学科(MFA)に入学しました。 7/28の土曜にNY入りし、1週間が過ぎたところです。 私の学部では、9月の秋学期開講に先駆けて、3週間の夏の集中Bootcampという名物コースがあり、渡米早々、7/30の月曜からがっつり9-18時で授業が始まり、週末返上でホームワークと制作にどっぷり追われる

デザイナーのための英語

より実践的な英語第2段記事も公開しました。(2019/10追記) ITエンジニアのための場面別英会話&キーフレーズという本を最近買った。これからアメリカでデザインの仕事をする可能性があるので、ある程度、デザインの現場に流用できそうな本を選んだ。 そもそも「デザイナーのための英会話」があればいいのにな、と思ったが、まだ巷にそんな本はないので、僭越ながら、私がこれまでの勉強や現場で使っているリソースを書いておく。本記事の対象は、デザイン留学を目指す人および英語の必要性を感じる

海外デザイン学校の夏の短期コースまとめ

海外デザインスクールでは7-8月の夏休み期間に、知識ゼロでも参加できる2−5週間程度の短期ワークショップやデザイン講習が開催されることが多いので、場所別にいくつか紹介する。 私も以前、NYでParsonsの3週間のグラフィックデザインと、SVAのUXデザインのプログラムに参加し、世界各国の参加者と一緒に英語でデザインメソッドを学んだのはとても面白かったので、海外進出を考えているデザイナーさんや、専門と違う領域を気軽に学んでみたい人、旅行がてらその土地でデザインを学びたい方など

UXデザイナーのポートフォリオはプロセスを伝えることが大事。

以前このようなツイートをした。 自分のデジタルプロダクトデザイナーとしてのアメリカでのポートフォリオが必要になったため、海外のUX・プロダクトデザイナーのサイトを50個くらい見て回った。 決定的に日本の個人のポートフォリオと違うなと思ったのは、プロジェクトのケーススタディを紹介をしている人が多いこと。デザイナーの数(=競合の数)など背景も違うのかもしれないけど、デザイナーの面接もしたことがあるので、採用視点で見ても仕事のプロセスが載っているのは良いなと思う。 何故UX・

デザイン留学は2年で決めよ

留学は人生を掛けた一大プロジェクトだ。仕事や授業の合間を縫って、究極にマルチタスクになるので、私はマスタスケジュールを引いてストイックにタスク管理した。 これが私ののべ2年間の留学準備期間のマスタスケジュールになる。 google spreadsheet版も置いておくので自由に利用して頂いて構わない。 留学の成功体験について語られたブログは多いが、その過程や失敗について語られたものは少ない。ことデザイン系留学に関しては日本人留学生の少なさから、全般的に情報自体不足している

海外のデザイナーの "強い" Portfolioまとめ

デザイン留学準備で、英語でインパクトのあるポートフォリオを作る際、参考にした海外のUX、メディアデザイン界隈の学生やプロフェッショナルデザイナー、エージェンシーのWebを挙げておきます。(適宜増えます) ユーザーエクスペリエンスデザインHanna K.Bさん (アメリカのUXデザイナー、女性) ・参考にした点:各プロジェクトのDescriptionの書き方 ・UX系プロジェクトで伝えるべき要素が抑えられている ・これくらい書けてれば海外でも通用するPortfolioだという

海外のMedia Designプログラムまとめ

私が出願および出願を検討した海外のメディアデザイン系プログラムを挙げておきます。メディアアート、スペキュラティブデザイン、インタラクションデザイン、サービスデザイン、ビジネスデザインあたりを幅広く見ていたので、この辺の進学を考えている方には参考になるはず。 私の場合は ・日本のデザイン教育にはない、思索的・実験的なプログラムを学びたい ・卒業後現地で働きたい(STEM認定されているデザインプログラムがいい) ・先駆者がいる(卒業後、現地で働けている日本人の友人が多い) とい

プロダクトデザインの訓練に、ホワイトボードチャレンジをしてみよう!

こんにちは、灰色ハイジ @haiji505 です。 現在サンフランシスコにあるプロダクトデザイナー養成所「Tradecraft」に在籍しています。 ※ この記事は自分のブログからの転載です。 座学だけでなく手を動かして問題解決に挑むカリキュラムがたくさんあります。そのうちの1つがこの「ホワイトボードチャレンジ」です。 ホワイトボードチャレンジって?ホワイトボードチャレンジは、選ばれたお題に沿って、「クライアント役」からのヒアリングからスケッチまでを、「デザイナー役」の