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海外デザインスクール留学 関連記事まとめ

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海外デザインスクール在学中・卒業生の方々による出願Tips、海外のデザイン事情に関する記事をまとめています。 読者層は海外留学を検討中の方、日本以外にも見識を広げたいデザイナー、… もっと読む
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#デザインスクール

30代自費留学ビザ・コネ無しからアメリカでトップデザイナーになるための技術

デザイン思考の「その次」の、21世紀中盤〜終盤の社会をデザインするため、2018年夏から渡米し、パーソンズ美術大学修了後、NYで働いている岩渕正樹 (@powergradation)と申します。 このnoteは純ジャパ、海外留学経験なし、30代社会人、グリーンカード持ち家族・配偶者なし、完全私費留学から、デザイナーという職種でアメリカの大学院修了、そのまま現地企業への就職、グリーンカード取得までを狙っていく私の、これまでの苦労や知見を残すために立ち上げました。 現在の所属

6年間越しの想いで全米1位のデザインスクールに行き、途中で日本に帰国して芸術をはじめた話。

アメリカの大学を卒業し、大手のIT企業に新卒で入社、そして起業。そんな経歴だけを見ると周りからは”順風満帆”に人生を歩んでいると見られることが多かった帰国後の6年間。 しかし実態は帰国した2016年、自国の文化に馴染めず自己表現を行うことができなくなり、24歳で新卒になった僕は2年の遅れを取り戻そうと会社のトイレで仮眠を取りながら仕事を行う生活を続け、うつ病に近い状態になりながら毎日を過ごしていました。起業後は創業1年ほどで創業メンバーが離れ、一人になった後で事業の立て直し

ビジネスデザイン@Rotman

こんにちは、町田です。 前回はトロント大学のBusiness School、Rotman School of Managementのカリキュラムの概要について書きました。 今回はRotmanのカリキュラムのうち、Business Designについて焦点を当てていきたいと思います。 私自身、ビジネスデザインを中心に学びたいと考えRotmanに入り、入学時にBusiness Design Fellowにも選ばれたこともあり、多くのBusiness Design系の授業やイ

アアルト大学でまなんでいる3つのこと―多元論的デザイン、社会変容のためのデザイン、サービスデザイン&UX/UIデザイン

こんにちは。フィンランド・アアルト大学(Aalto University)の大学院にて、Collaborative and Industrial Design(協働・工業デザイン)の修士課程に在籍(2021-2023)している森一貴です。 本記事の目的以前、アアルト大学への出願を検討されている方に向けた記事を書きました。しかし、内容が仔細にわたる割に、結局森自身が何をまなんで(まなべて)いるのかについてあまり記述してなかったなあと思い返しているところです。そこで本記事では、

【インタビュー対策】海外大学院〜基礎編〜

今年の夏のインターンシップに向けて面接対策を最近行なっています。大学院受験時の面接対策を振り返る機会ともなったため、海外の大学受験生、就活生に役立つインタビューに向けた準備方法や注意事項をまとめました。 2020年にコロナ流行以来、海外の面談はリモートが主流になった気がします。この記事ではリモート面接の対策についても触れています。 1. PC設定(リモート面接)背景はシンプルに。余計なものは映さない。(真っ白など) ただし自分らしさを表現する背景とすることは可能(ごちゃ

海外大学院留学記:トップデザインスクールに合格したCV/志望動機書/portfolio/推薦書を公開します

こんにちは、Aalto UniversityにてCollaborative and Industrial Designの修士課程に在籍している森一貴です。 本記事では、森が実際に使用したCV・志望動機書(Motivation Letter / Statement of Purpose)・portfolio・推薦書を有料で公開します。ほぼデザインのバックグラウンドのない状態から(とはいえ、デザイン文脈から解釈可能なプロジェクトには取り組んできましたが)、トップデザインスクール

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銀行員、デザイン留学します!

はじめまして。アメリです!2021年8月からアメリカのシカゴにあるIllinois Institute of TechnologyのInstitute of Designというデザインスクールに進学しています。ビジネスからデザインの世界に飛び込みます。 アメリはこんな人他の記事を読み進めて頂きやすいように簡単に自己紹介させて頂きます。 仕事:銀行員 (休職中) 銀行では人材育成と営業を主に携わっていました。 銀行と言うとお堅い印象があるかもしれませんが、上司や同僚には本

海外大学院留学を考えるWebデザイナーやUI/UXデザイナーへ:デザインスクール選びの4つのポイント

Ciao!ゆーやまです。(気持ちだけでもイタリア在住) 今年の11月からミラノ工科大学大学院に入学することになりました。コースはストラテジックデザインという修士過程です。大学院合格までの道のりは以下の記事にまとめましたので、合わせて読んでみてください。長文だけど許してね。 さてさて、本稿では、実際にデザインスクールを選ぶ上でのポイントをまとめました。右も左もわからない状態からのスタートで、学校選びも一苦労でしたので、かなりピンポイントですが同じような境遇の方の参考になれば

ゼロからデザイン留学はじめました

はじめまして、Eddie, 桑原(Shin)と申します。(書き手は後者) 二人とも、現在、米国のシカゴにあるイリノイ工科大デザイン修士学科 / Illinois Institute of Technology Institute of Design (IIT ID)に留学中です。 両者共にFoundation+Master of Design(Foundation+MDes)プログラムに在籍し、EddieさんはさらにMBAとのDual Degreeプログラムに通われています

デザインスクールの履修科目 (2020春学期後半)

USでコロナ非常事態宣言が発令された3月中旬から、ID (イリノイ工科大学デザインスクール)の授業は全てオンラインに移行されました。もう既に5月となり、この2ヶ月間全く備忘ログの記録ができませんでした、忙し過ぎて。。 オンラインに移行してから気づいたのは、私は人とのとりとめもない会話や相談から、情報収集や意思決定を助けられているということです。オンラインになって、逆に集中できるようになった効率が上がったという人もいますが、私は逆のタイプのようです。人と様々なエナジーの交換がで

ハーバードのデザインスクールは何を学ぶところか?

今日は、私の所属するハーバードのデザインスクールについて、書いてみようと思います。 まず、ハーバードのデザインスクールは、建築とランドスケープ、それに都市計画/デザインの3つを基軸とした学校です。このことは、これら分野の界隈の皆さんにとっては、明白だと思うのですが、私自身は、2018年8月に本格的に受験準備を始めるまでは全く知りませんでした。 一般的な感覚だと、デザインスクールと聞いて思い浮かぶのは、美大で扱うような、絵画や彫刻、ファッションやプロダクトデザインを学ぶとこ

政策 x デザインリサーチの可能性 / 「課題提起」のデザイン(3)

過去2回の記事で、私が通うParsons School of Design / Transdisciplinary Design program(TDD)のコアとなるデザインアプローチ、Design-led research(デザイン主導のリサーチ。DLR)の概要と実践をご紹介してきました(DLR 概要編、実践編)。 今回は、私の本業でもある政策の現場において、このDLR / デザインリサーチをどのように活かすことができるかについて、自分なりの考えを書きたいと思います。

ニューヨーク市のゴミ箱をリデザインする / 「課題提起」のデザイン(2)

本記事では、前回の記事でご紹介した、Design-led research(デザイン主導のリサーチ。以下、DLR)というアプローチの実践例として、どのように授業で取り組んでいるかをご紹介したいと思います。 (前回の記事はこちらです。) DLRは、私が通うParsons / Transdisciplinary Design program(以下、TDD)のコアとなるデザインアプローチであり、DLRというタイトルの必修授業もありますが、その他の授業においても共通して用いられる

Design-led research(デザイン主導のリサーチ) / 「課題提起」のデザイン(1)

こんにちは、大です。 本記事では、私が通う Parsons School of Design / Transdisciplinary Design program で学ぶデザインアプローチについてご紹介します。 今回は、Design-led research(デザイン主導のリサーチ)というアプローチについてです。 Design-led research(デザイン主導のリサーチ)とはこれは、Design research という、「デザイン」と「リサーチ(研究)」を組み合