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十六夜の句・短歌【月齢14.8】

【月齢14.8】
旧暦:8月16日
月出:18:40
月没:05:47


十六夜は寂しからずや満ち満ちて



いざよいていざよわないのが恋心
夢のまにまにのぼ既望きぼう



十六夜は哀しからずや海のあお
空のあいにも染まず漂ふ



十六夜は寂しからずや空のあお
海のあおにも染まず輝く




季語|十六夜(いざよい)、十六夜の月、いざよう月、十六夜月(じゅうろくやづき)、既望(きぼう)


旧暦8月16日の夜、または、その夜に上る十六夜の月のことをいいます。
「いざよう」とは、「ためらふ」という意味があり、十五夜よりもおよそ50分遅く出るので、いざよい(ためらい)ながら上るためといわれています。

また、すでに望(ぼう)を過ぎた月なので、既望ともいいます。

月夜の海


もろともに大内山は出でつれど入る方見せぬ十六夜の月

源氏物語


十六夜や鉢なる蓮の露こぼれ

水原秋桜子



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