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価値は”見た目”よりも”行動”が大切

「真っ赤なスーパーカー」

先日、いかにも高級車っていう感じの車が私の目に入ってきた。

だけど、次の瞬間なんだか残念な気持ちが湧いてきた。

その車の助手席の人はダッシュボードの上に足を乗せていた。
そして、運転席の人はタバコの灰を窓から外に捨てていた。

残念な気持ちは中の人に抱いたのではなく、車に対して残念な気持ちになったのだ。
何となく車の価値を下げちゃっているなぁと。

「モノの価値」とは何だろうか。
一番わかりやすいのは「そのモノの価格(お金)」だったりすると思う。

そう考えると私が見た赤のスーパーカーは価値が高い車に見えた。

だけど、乗っている人を見て残念な気持ちを抱いてしまったのはその車の価値を下げてしまっている気がした。

車だけに限らず、着る服や持つモノなども身につけている人が価値を高めたり、下げたりするような気がする。

そんな事を思った数日前でした。


だけど、外見だけでその人を判断はできない。

見た目印象が悪い人が、実は人に優しい行動をたくさんしていた。
そのような場合は、その人の評価が急激に上がったりイメージが180度変わったりした経験が誰にでもあると思う。
逆に見た目好印象なのに、だらしなかったりするだけで残念な気持ちが強くなってしまう。

これを心理学的にはゲインロス効果と呼ぶらしい。

ゲインロス効果とは
ゲインロス効果とは、マイナスの印象からプラスの印象、またはその逆に変化する度合いが大きいほど、相手に与える影響が大きくなる心理効果を指します。
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ゲイン効果とは
ゲイン効果とは、初めにネガティブな部分を見せ後からポジティブな面を見せることで、プラスの印象を与えられる効果です。
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ロス効果とは
初めにポジティブな印象を持っていても後からネガティブな要素を見てしまうと、初めから一貫してネガティブな印象を持っていた場合よりもマイナスの印象が大きくなってしまう効果があるということです。
マイナビニュースより

今日、仕事である自動車学校へ行った時の話。
会議に同席した数人の中で明らかに強面の人がいた。
スキンヘッドで怖目の人がかけるようなメガネ。
思いっきり偏見だが、若い時は絶対にバイクで街中を仲間と暴走していたような感じの人がいた。
会議でもあまり喋らない。
大型二輪もその人が担当していると知り、間違いないと思っていた。

しかし、会議の後半。
障がいがあり引きこもりの方の免許取得まで根気よく取り組んだエピソードを話てくれた。今後も免許取得をきっかけに社会貢献がしたいと。

次の瞬間、
「なんていい人だ」
自分の中の印象が180度変わっていた。
数分前まで怖そうと思っていた人が優しそうに見える。
(変な偏見を抱いてしまってすみません)

そしてそんな社員がいる会社が魅力的に感じた。

評価は”見た目”じゃなくて”行動”でされるものだと実感した。

”悪いおこない”はどこかで誰かが見ている。
”良いおこない”は誰も見ていなくてもいずれ自分や自分の周りに返ってきてくれる。

見た目も非常に重要だけど、見た目だけで判断したくないなぁ。
そんな事を考えた1日でした。

(※写真のスーパーカーは実際のものとは関係ありません。)


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