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どうやら人は変われるらしい|何をやっても続かない人が、成果を出すには何が必要なのか

たけうちあきらさんの『やってみようぜ変な店(無料版)』を読んだ感想。

『何をやっても続かない人が、成果を出すには何が必要なんだろう』

そんなことを思いながらこの本を読んでいた。

そして、キーワードは職業コスプレをすることだとわかった。

①できることをやってみる
②その職業になりきる
③その職業の自分として人と関わってしまう

この3つをやれば、人は成果を出せるようになる。


①できることをやってみる

この本は、何をやっても続かないと思っていた筆者が

何か面白いことをしたい!
やっぱり自分で商売したい!
今度こそちゃんと続けたい!

と思い立ってネットショップを始めるところから書いてあるのだが、
最初はできることしかやっていない。


あたり前のことかもしれないけれど、ここに重要なポイントがある。

新しく何かを始めるなら
「できないことをやらなきゃいけない」
思っている人、いない?


・できないことはできない。

いきなりできないことから始めようとすると
結構大変だ。


というか


できないことを始めるのは無理だ。
だって、できないことなんだから。


新しく何かを始める時でも
最初にすることは、今できること。

この部分を勘違いしていて
はじめることをはじめられない人って
結構いる気がする。


いいんだよ。できることをやれば。


これからやろうと想像しているのは
もっとなんかすごい
壮大なことかもしれないけれど

まずはじめることをはじめないと
その壮大なシーンはやってこない。


本文を読むとわかるけれど、
新しく何かを始めるときに
できないことをやる必要はない。

どんなことでも最初は
あたりまえで
誰でもできそうで
単純なことから始まっていく。

②その職業になりきる


読み進めていて面白いなと思ったことがある。

<なにかやってみる→学びがある>

最初はこんな感じで
ネットショップをやってみているのだが
途中から書いていることが変わってくる。

・商品のネタが尽きてきた
・仕入れができなかった
・ゼロ円商品なので売り上げにはならないけれど嬉しい

これって明らかに

ネットショップをやってみようと思った人から
ネットショップをやっている人になっちゃってない?

わたしはこれを職業コスプレと呼ぶことにした。


・職業コスプレから始める

その職業の人になりきること。

その瞬間に「やろうとしていた人」は「やっている人」に変わる。

成果を出すにはこの意識の変化が必要と感じた。


職業コスプレしてしまえば
習慣的に考えることが変わる。

ひとりではじめたことでも
その職業になりきって
生活を仕事目線に捉えるようにしてみる。

・考えているんじゃなくて、今会議をしているんだ。
・友達と話しているんじゃなくて、打ち合わせなんだ。
・買い物じゃなくて、仕入れをしているんだ。
・ぶらぶらしているんじゃなくて、新作のアイディアを探しているんだ。

お客さんがいるいないは関係がない
売れているかどうかは関係がない

その職業の人になりきって
自分を仕事モードに持っていく。

そうすると、いつのまにか
やりたい人からやっている人になっている。

すると、周りの人のあなたに対する見方が変わってくる。


③その職業の自分として人と関わってしまう

これが一番重要と感じたポイント。
人と関わってしまうことでハートフルに退路を断つ。

1人きりでやっていると、②でやった職業コスプレは変身が解けやすい。

例えば、3日ネットショップのことを考えない日が続いたら
変身は解けて
「ネットショップをやろうとしていた人」
になってしまうかもしれない。

けれど、人と関わるとそうもいかなくなる。

「あの人とこの間の話の打ち合わせをしなくちゃ」と思い出す。
「そういえばネットショップやっていたよね?」というメールが来る。
・シェアや応援してくれる人が生まれる。

生活の中にこういう機会が増えてくると
職業コスプレの変身を解く隙がなくなる。

そして、もはや周りの人はコスプレではなくて
その職業の人だと思って接してくるから
自分もその職業の人として対応せざるを得ない。

ここではじめて、できないことをやってみないといけない局面が出てくる。


頼まれちゃったんだから・約束しちゃったんだからやるしかないよね。

ハートフルに退路を断つ。楽しく頑張れる。そして、できることが増える。


続けることが不得意な人ほど
この「周りの人に思われる力」を利用したほうがいい。


やめる隙を与えられずに、できないことにも挑戦しながら
ある程度続けていると
いつの間にか成果が出ている。



あれ?いつのまに?



そうやって成果が生まれた頃には
できることが最初より増えている。

そして、次の「やってみたい!」が生まれ
またできることから始めるのだ。


これが、続けることが苦手な人が成果を出す方法だと思う。

本を読んで、へんつう堂はその道筋を体現した存在だなと思った。


この本を読んでわかったこと。

①できることをやってみる
②その職業になりきる
③その職業の自分として人と関わってしまう

何をやっても続かない人が、成果を出すにはこれをすればいい。


本にはその過程が丁寧に書いてあるので、すごくイメージしやすい。
ぜひ、ご一読を。

著:サカキ

広大な仮想空間の中でこんにちは。サポートもらった分また実験して新しい景色を作ります。