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お子さんは、ぜひ人前でも、人前でこそ褒めてください

先日、こちらの記事を拝見し、大変こちらの方の記事に共感を覚え、しっかり向き合っておられて、(おそらく)人生の先輩として尊敬する限り。
私も、親、特に母親からの「褒める」について心当たりが合ったので、ここで書かせていただく。

褒められたい病だった私。|ゆん #note https://note.com/yuuuuuun/n/n3460eabac5bc

毒親など話題となっている中、多少私の両親の態度に疑問はあれど、全然毒親というほどでもないと思う。むしろ、大人になって、家族を持ったり、養っていくことの難しさを痛感し、よく私を育ててくれたという感謝の念は絶えない。それだけは断っておきたい。
しかし、先程も言ったように、いくつかの疑念というか、もっとこうして欲しかったポイントはもちろんある。今回はその中でも大切なことに気づいた気がする。

自分の汚点と向き合うために素直になる|ジャ #note https://note.com/ja_music/n/na4efbaffb422

以前の私の記事でも書いたように、私は子供時代、特に幼少期から、周囲の少し年上あるいは同世代の子どもたちとよく比較されていたように思う。特に精神的な面や振る舞いについてである。「優しくしなさい」「男だからそんなことで大泣きはやめなさい」「外で運動をしなさい」などなどである。そのせい、というか、おかげで、INFPらしからぬ振る舞いや性格に「擬態」する能力を手に入れ、また忍耐する訓練を積むこともできたし、そのおかげであらゆるコミュニティで、後輩から慕われることもかなり多かった。

とはいえ、常にそのような緊張感が続き、ありのままの自分が許容されていなかった様に感じたのは確かである。ここで断定できないのは、両親が内心ではおそらく、褒めていることも多かったり、実際褒めることも多々合ったのだろうと思う。実際、小学校の時に金管楽器に触れ、それをよく褒めてもらったこともあり、長年音楽に打ち込めるようになったのではないかとも思う。ただ、それ以外に褒められた記憶があまりないのだ。褒められていたとしても、私が記憶力が良い方であるにも関わらず、他人と比較されたことのほうが多い。最初に紹介させていただいたゆんさんの記事も、褒められたとしていても、印象に残っていない、といった趣旨の記述があり、その記述で私にも思い当たることを発見できた。感謝の限りである。

そして、特に鮮烈に思い出したのは、その同世代の他人に、久しぶりに再開したときなどの話である。おそらく学生時代の話であろうが、久しぶりに年上の幼馴染と再開し、母親を交えて話した記憶があるが、そのときに丁寧に紳士に対応する年上の幼馴染を見て、「うちの子は〜〜」などなど、愚痴を垂れたり卑下するのである。わりと日本ではよくあることの様に思う。一昔前ならなおさらだろう。それもなんとも思わず乗り越えてきた人も多いと思うが、私の場合、幼少期からそういった経験が続き、自己肯定感はみるみる下がってきている。さらに私は、いわゆる、根に持つタイプである。その場に居た私の気持ちは、なんとも言えない悲しさというか、ある意味怒りも含まれていたように思う。本当に傷ついたのだろう。しかし、最近までそれを長らく押し込めていたことに気がついた。我慢癖もよくないことがある。

また、別の日に、母親から「(幼馴染の)〇〇くんにあったよ〜今は△△してるんだって、偉いよね〜」といったときには、素直に「〇〇くんすごい」なんて思うよりも先に、「またうらでコソコソ僕の悪口でも言ってるんじゃないか、困るなあ」とか、「〇〇くんに、だめなやつだなぁとか思われてそうだな、もう会いたくないな」などという考えの方が真っ先に浮かぶ。そして、何も罪のない「〇〇くん」に謎の憎悪感や、恐怖感をつのらせてしまうのである。

先ほども言ったように、決して母親に感謝してない訳では無いが、このことだけは「良くなかった」と思いたい。小学校の卒業アルバムには、私の母親から「自慢の息子」と書いてあったが、まっすぐ素直に喜ぶことはできず、「怒られてばかりなのに本当に思ってるのか?」と疑問のほうが強かった。文章や、たまに褒めるだけでは取り返せないほど、心の奥底はひねくれてしまったのである。

全国、世界中で子育てに励むみなさんは、みなさん個人の幸せだけではなくて、社会にとっても重要な働きをしているし、子育てに参加してるだけでも本当に尊敬している。社会人になって色んな経験をして、生きるのがより難しいと感じるようになってから、さらに尊敬するようになった。
ただ、子育てなどやったことなく、近所の子どもの世話を何度もやったことがあり、子供に慣れているだけの私がいうのはおこがましいかも知れないが、これだけは言いたいのである。

お子さんは、ぜひ人前でも、人前でこそ褒めてください。

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