めちゃくちゃ怖いぞ!慢性炎症のお話

今回取り上げる内容は健康的に過ごしたり、アンチエイジングを志すにあたって最も重要な問題のひとつ「炎症」についてです。

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そもそも炎症とは、火傷や切り傷のような異変から身を守ろうとする体の自然な反応です。

免疫システムが白血球を派遣し、患部を取り囲んで保護するため、目に見える赤みや腫れが生じます
このプロセスは、インフルエンザや肺炎などの感染症にかかった場合に働きます。
炎症がなければ、怪我が長引いたり、単なる感染症が命取りになったりする可能性があります

つまり体が治療のためにがんばっている証拠な訳です。
なので人体にとっては本来良い、というか必要不可欠な現象です。

さて、そんな炎症には、急性と慢性の2つのタイプがあります
恐らく多くの方がイメージしたであろう炎症は膝を打ったり、指を切ったりしたときに起こるもので、急性型です。
怪我をしたときにしばらくすると赤く腫れたりする反応が特徴的ですね。

一方で慢性炎症、こちらは何らかの原因で、体内の至るところで炎症が発生したものです。
そしてそれが長期にわたると体に深刻なダメージを与えます
発生してすぐには被害がわかりにくいのが特徴。

慢性炎症は、タバコの煙や過剰な脂肪細胞(内臓脂肪とかです)など、体内の他の不要な物質にも反応することがあります。
動脈内では、炎症が動脈硬化症を促進したり、心臓発作や脳卒中の原因になったりします。
これら以外にも例えばうつ病や肥満など多くのデメリットがあります
当然死亡リスクも上がりますし、QOLも著しく下がります

何より恐ろしいのが前述した、被害がわかりにくいという点。
慢性炎症というくらいですから、じわじわ症状が進行していくんですね。
従って非常に気付きにくい訳です。
そしてさまざまなデメリットを抱えてる状態がその人にとってのデフォルトになってしまう訳です。

つまりは慢性炎症に対してなんらかの対策を行うことも非常に難しい訳です。
なんせ自分が不調な事に気づけなかったり、その要因が慢性炎症であると思い難い訳ですから。
つまり対策を講じる段階にすら至れない可能性もある訳です。

さて、そんな慢性炎症ですが例えばこんなことで悪化します。
食生活の乱れや睡眠の量と質の低下、日頃のストレス、肥満、などなど…。
多岐にわたります。

さて、みなさんお気付きでしょうがなんとこれらの原因は慢性炎症によってももたらされるのです。

つまり慢性炎症を放っておくと、
①さまざまなデメリット!
②慢性炎症悪化!
③さらに多くのデメリット!

という状況にどんどんエスカレートしていく訳です。

ではどのような対策を講じるべきでしょうか?
結論から言うと、食事に気を使う、良い睡眠を十分に取る、適度に体を動かす、と言うごくありきたりな方法です。
食事・睡眠・運動に気を使う事が非常に重要になってきます。



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