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基本情報技術者試験について 【メリット】


はじめに

私は過去にIPA主催の国家試験である、基本情報処理技術者試験、応用情報処理技術者試験に合格をしてきました。

加えて2023年10月に情報処理安全確保支援士にチャレンジしていたりと、今現時点でもIT国家試験に比較的前向きに、向き合っている社会人であると、自負しております。

ここまで上記の資格にチャレンジしたきっかけや取得のメリットなどを皆様へ共有するため、記事にさせていただきました。

基本情報技術者試験について

取得した経緯、受験履歴について

<取得した経緯>
2016年6月、大学4年の春頃だったと思います。就職活動が終わり、大手のSIer企業に内定が出て、入社前に少しでもIT知識を付けたいと思った事が受験のきっかけでした。

あと、内定出た会社の口コミを見ていると、「基本情報が取れない人は人権ないよ!」との書き込みがあり。。

<受験履歴>
私は何とこの試験に2回落ちており、3回目にようやく合格しております。。笑
トータルの学習時間は300時間くらいだったと記憶してます。

○1回目
大学4年時に秋試験を受験し、不合格となりました。
[敗因]
・私は理系学部出身で、卒業研究が忙しく、正直勉強時間が全然取れていませんでした。。(ただの言い訳)
・私は管理工学系の学部だったことから、一定のIT知識や生産管理の知識を有していたため、受験者層の中では比較的、有利なポジションだった自覚はあります。その自信から、午前試験の参考書を1周程度しか回さずに受験した事を記憶しています。(単なる勉強不足)

[所感]
上記の通り試験に落ちているものの、「内定後に再チャレンジすればいいや!!」とポジティブに考えており、まだまだ気持ちに余裕がありました。

○2回目
社会人1年目の春試験を受験し、不合格となりました。 (午前試験のみ合格)
[敗因]
・午後試験対策が甘かった事だと記憶しております。セキュリティ分野における認証周りの知識不足とアルゴリズム問題の対策不足が大きな課題でした。

[所感]
・文系出身の優秀な同期も続々と合格しており、正直取り残されているような感覚を覚え、強い焦りを感じていました。
・基本情報=ITの登竜門と呼ばれていることから、この資格すらも取れない自分は、とんでもない無能なのでは?と感じ、大きな敗北感を味わった事を今でも覚えています。

○3回目
社会人1年目の秋試験を受験し、ようやく合格しました!(午前、午後ともに8割超え!)
[所感]
・ようやく人権を獲得できた!と強い安心感を得られた事を今でも鮮明に覚えています。(ここでフラグ回収)

この試験について思う事

試験内容について

・試験名に基本という文字が入っていることから、簡単な試験と連想されることも多いですが、この試験は決して簡単ではないです。
・試験範囲が広く、午後試験のアルゴリズム問題も相性が悪い問題が出てしまうと思った通りの正答率が出せないと思います。広範な知識が必要であり、午後試験の運要素も絡み、かつ年2回しか受験が出来ない試験なので、苦戦する方も一定数いるのではと考えてます。(私もその一人)

※なお2023年現時点では、試験形式がCBT方式に変わり、いつでも受験できるようになっているようです。(朗報!)

資格取得するメリット

ITを構築する立場としてのITの基礎的な知識がある事の証明ができる。
②先輩や上司が話している内容が理解できる。
③昇進要件になる場合がある。

②について、IT企業にお勤めの方は良く分かると思いますが、日常的な先輩、上司の会話をウォッチしてると、当たり前のようにITの専門用語が行き交っており、最初は何を言っているのかよく分からないのですよね。。
基本情報を取るとITの基礎知識を網羅的に学べるので、話の概要が掴めるようになると思います!
実務への適用の観点で、私は②が一番大きいメリットだったのではと感じてます。

③について、日系大手のSIerでは、あるあるなのかもしれないですが、入社3〜4年目位の最初の昇進の際の要件に、基本情報の取得が挙げられるケースが多いです!
逆にこの資格が取れないと昇進すら出来ないと考えると、恐ろしい。。

また、上記①〜③の通り比較的入社1〜3年目で取れるとメリットを享受できる資格なのかなというのが私の感想です。
逆に中堅社員の方は次に紹介する応用情報高度試験の取得をされた方がよいかと思ってます!

最後に

・とっかかりの基礎であるからこそ、難しく感じたり、躓く方も多い試験だと思います。一方、この試験でしっかりと基礎の下地ができれば、積み重ねで応用知識のインプットがスムーズにできると思います!
・初めは大変だと思いますが、皆様の合格を応援しております。頑張ってください!!

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