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お正月に無痛分娩で息子誕生

皆さん明けましておめでとうございます!もーやんです。
先日、無事に第1子となる息子を出産いたしました。おお。

本来なら不妊治療編の続きとして、顕微授精→妊娠と順に書こうと考えていたのですが、予定日より早く新年早々に出産。それならば、と記憶の新しいうちに出産について書いておきます(*ノ´□`)ノ


○『無痛』分娩を誤解していたこと

単純に痛みを軽減できること、そして産後の回復が早いということでふわっと無痛分娩を選択したわたくし。自然分娩と無痛分娩、じぶんの中で何となく別物と考えておりました。

でも、実際に体験してわかったのは「どちらも自然な分娩=出産に変わりない」ということ。そして、無痛分娩で痛くないのは「出産全体のほんの一部」ということでした。

・『無痛』は出産全体のほんの一部だけ

つわりや身体の不調が有名な妊娠期間ですが、出産といえば痛いのは陣痛だけと思っていました。そんなのとんでもない( ゚Д゚)!

出産と一言でまとめられる中には、前駆陣痛、本陣痛、出産、会陰切開、胎盤を出す、会陰縫合、後陣痛、円座が無いと座れない傷跡、翌日のお手洗いの恐怖、筋肉痛、悪露(1か月)の不快感…と、痛いor怖いことは目白押し。

そして、本陣痛が始まり子宮口が1~10cmまで開くうち、麻酔は4cm以降にならないとかけられません。

そうです。出産の全体像が分かった今だから思うことですが、無痛って一瞬なのです。

でも、痛みのピークは本陣痛の5cm~出産の間にギュイイーーーンと上がります。ここの痛みが取れるだけと言ったらそこまでですが、私は随分と理性的に、穏やかに出産を乗り越えることができました。そして、陣痛の大波も「来た来た(/・ω・)/!」と積極的に波乗りできましたよ。

・産むのは自分。先生も麻酔も出産をコントロールできない

「産むのはお母さんですから」
これは産院の両親クラスで院長からサラッと出た言葉ですが、すごく印象に残っていました。

いくら医療が進んでも、先生や助産師さんが協力しても、出産はどうなるか・何が起こるか分からない。何の問題がなくても、お母さんと赤ちゃんがその気にならないと産まれない。

先生や麻酔では、出産のタイミングや進行をコントロールすることはできません。むしろ、お母さんと赤ちゃん次第と言っても過言ではないのかも。

こう考えたとき、「どんな出産方法でも産むのは私。なるようになるよね」と、無痛だからどうこう、とかはもう何でもよくて。陣痛も何もかも、ぜんぶ前向きに受け止めようと意識が出来ました(´▽`)

○個人産院で良かったこと

産院を選ぶとき、NICUや常駐する麻酔科医の有無など、気になることは沢山ありました。医療的に充実しているのは大学病院ですが、結果として私が選んだのは個人病院。
緊急時に搬送される近隣の大学病院がハッキリしていたので、「何かあれば運んでもらえるし…」と安心感があったことも大きいです。

また、実際に通って分かったメリットは他にも(/・ω・)/

・妊婦検診が超スピーディー

10:20から予約していて、会計を終えて車に乗ったら10:40だった日もあります。たったの20分です。大学病院と比べると驚異的な速さですよね!

流れとしては、「血圧体重測定&検尿→受付→検診→会計」と通常通りですが、完全予約制のため、例え土曜日でもスピーディー。付き添いの旦那さんが焦るレベルで早く呼ばれます。笑。
エコーもサクサクしてますが毎回診てくれるし、質問にはしっかり答えてもらえます。カンジダなど気になることはすぐ内診もしてくれるので、早さへの不満はゼロでした♪

・立ち合いや面会の制限がなかった

子供含める家族など、立ち会いへの制限が一切なかったです。私の場合、旦那さんのみ立ち会いで、臍の緒カットも旦那さんにお願い。
本当に始めから終わりまで一緒だったので、とっても心強く、安心して臨めました。

また、入院中の面会については、『一度に5人までかつ30分以内』としてあるものの、みんな個室なので、実際は自由。
旦那さんは面会時間ずーっと毎日いてくれて、買い出しや家族、友人の相手と送迎を担当。赤ちゃんのお世話も入院中から慣れてくれたことが、実は一番良かったことでした。

・『毎日がお祝い膳』というモットー

個人病院の良さといえば、充実のホスピタリティーですよね!
そして、その最たるものが、お食事。
ハンバーガーやステーキ、グリーンカレー、ガパオライスに本格中華とデザートの愛玉子までビックリの多彩さ。朝食も和洋日替わり。3食の他にも、3時のおやつはティーセット付のケーキで、お夜食のスナックも毎日自分で選べました。さいこーう!

各食とも追加料金で家族も食べられます。また、お祝いホールケーキの日は、旦那さまと無料でディナー可能です。

はぁ~・・・また行きたいなぁ(*´∀`*)

・ノーマスク

上記から、基本的にゆるい雰囲気が伝わっているかと思いますが、極めつけは先生も事務さんもノーマスクでした。

もちろん、咳など症状がある場合はマスク必須あるいは来院禁止です。でも、元気な人はノーマスクOK。

真夏のマスクは妊婦には息苦しかったので、本当に助かりました~。
気になる人は着けてますし、みんな自由なのが、妊娠中も入院中も本当に気楽で、ストレスフリーでした。

・アロママッサージやマタニティヨガなどサービスが充実していた

妊娠中は、産院のマタニティヨガに通いました。1回1,500円で、90分たっぷり運動。
予定日の近い方と顔見知りになったり、似た悩みに励まされたり、明るい先生のポジティブエネルギーをもらって、大きく動くヨガで心も身体もリフレッシュ♪

予定日より早く産まれたので、参加するはずだった日にみんなに挨拶できたのも楽しかったです( *´艸`)

また、ヨガは入院棟で行うため、早くからその場所に慣れることができました。フリードリンクのサーバーの場所とか、雑誌コーナーとかとか、入院初日から家のようにリラックスできたのもヨガのおかげです。

病院では、産婦さん全員サービスでアロママッサージがあったのですが、アロマなんて初体験だけど、せっかくなので追加料金で全身プランをお願い。
6,000円かかりましたが、これがもう、、、本当に最高に癒されました(*´ー`*)

今回、育児中も定期的に『リフレッシュ』が必要な理由が分かった気がします。マッサージでも、運動でも、美容院でもなんでもいいんです。時間をお金で買って、強制的に脳内を切り替えられるという点が大切なんですね。

始めは色々と煩雑なアレコレで頭一杯な状態から、終わり頃によーうやくマッサージに集中し始めて、終わったときに頭がスッキリしていました。自室で赤ちゃんと対面したときの心持ちが、ポジティブに溢れる感じ。

肩や背中が解れたことで、母乳の分泌がUPしたのも嬉しかったです。

○まとめ。個人的な無痛分娩のメリット・デメリット

◎メリット(/・ω・)/

・陣痛の痛みが本当に本当に超・ラクになった
・かなり理性的かつノリノリで陣痛と向き合えた
・出産の終わりまでしっかり覚えている
・会陰切開と縫合、胎盤を出すときも全く痛くなかった
・午前中は自然陣痛、午後から麻酔を入れたため、逆にその効果を実感できた。傍で見ていた夫も、「様子が全然違う」とビックリ
・回復が早かった。面会に来た人みんなに「思ったより元気そう」と言われ、3日目に院長にも「元気ですね」と言われ、退院後も友人から「すごい元気だね。わたし産後1週間で電話する気にならなかったよ」と驚かれた

▲デメリット( ゚Д゚)

・脊椎に麻酔のチューブがうまく入らないトラブルがあった
・午前中は麻酔中止となり、午後に再度麻酔を入れるまで陣痛を体験することになった。激痛で子宮口は5cmくらいまで開き、内診を何とも感じないくらいまで柔らかくなっていた
・38.8~39.2度の高熱が出て、爪が紫色でガクガク震えながらの分娩だった
・無痛分娩は7万円の追加料金が必要だった

。。。こうして連ねると、結構しっかりとデメリットですよね~。笑。

無痛分娩は個人差が大きく、やってみるまでどうなるか分かりません。デメリットも、私の場合は予想外に色々と大変でしたが、それでも無痛分娩にして良かったです。
経験することとなった子宮口5cmまでの陣痛は、まさに我を忘れる激痛。全開大の10cmまで耐えるなんて「気が狂ってしまう( ;∀;)」と感じました。もし次回があるなら、また高熱が出るとしても無痛分娩にしたいです。

でも、体験談を聞いて「無痛分娩こわっ。わたしはいいや…」という友人も、もちろんいます。それで良いですよね。どんな分娩方法を選ぶかは、個人の自由。産む本人の意見が100%尊重されるべきで、周囲は全力でそのサポートに徹するのみだと思います。

それに、いざ出産となれば何が起こるか分からず、希望通りにいかないことも。麻酔ができなかったり、母子の安全第一で帝王切開になったり、吸引、鉗子になったり・・・ほんと~~に千差万別。

だからこそ、周囲は産む人の希望を尊重し、本人は希望通りに進みつつも「なるようになるよね」と良い意味で諦めることが必要なのかな、と感じました。

それではまた今度、出産レポを詳しくまとめます!


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