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精索静脈瘤の手術について_④術後

みなさまご機嫌よう、もーやんです。
本日は長ーく続きました精索静脈瘤の手術編ラストです☆

前回、クリニックを早々に後にした我々。帰宅するより楽だろうと予約したホテルのチェックインまで、あと2時間。とりあえず一度ホテルに向かってみることにしたのです。

○ホテルのチェックインまで彷徨う

全身麻酔での手術ですが、局所麻酔もかかっているため、回復室での待機後も急に傷が痛み出すことはありません。そのため手術から数時間であっても、無理のない範囲で帰宅などの移動が可能なのです。

・歩くのは5分が限界
旦那様は普段よりのんびりかな、くらいのペースで歩けていました。でも色々と気を遣いながら歩くので、5分も経つと疲れる様子。お手洗いに行く彼はまさにおじいちゃん。ああ、世の中のおじいちゃん達は身体を庇うからあの動きなのね、と妙に納得してしまったほどよ。

そうして、なんとか予約していたホテルに到着するも、早めのチェックインは出来ず、併設レストランも「飲み物のみの注文は不可」とのこと。5時まで食事不可の旦那様を置いて行くわけにもいかず、近所のカフェへ移動( ;∀;)

「チェーン店は冷房で寒そうだし、食事の誘惑が辛い」との理由からお茶カフェに入ると、「ご利用は1時間まで」と無情なお告げ。ほうじ茶だけで1時間も粘れず、どうしようかと相談しながらお会計。

今思えば、カフェ後はフロントで待っていれば良かったのですが、腹ペコな2人は頭が回らず、フラフラと銀座の街を徘徊してしまったのです。。。笑。

・松坂屋のベンチで灰になる
そうして「ああ、ホテルなんて予約せず家に帰れば、もう着いてた…」とぼやいていたのは、まさかの銀座松坂屋のベンチ。その後行くあてもなく彷徨い、2人とも疲れすぎた末に辿り着いたのです。

可哀想な旦那様はヘロヘロ&腹ペコで低体温な身体で、30分くらい硬い石のベンチで暇をつぶすという苦行を越えました。ごめんね( ;∀;)
術後は、本人はもちろん付き添い人も疲れて頭が回りません。クリニックで休ませてもらうとか、待ち時間が無いように予定を決めておくべきでした。。。ごめーん!

ようやくチェックインを済ませた2人は、バタンとベッドにダイブ。家事など何も考えずに2人とも休めるのは、唯一にして最大のホテルの良い所かしらね。

○丸1日ぶりの食事

全身麻酔の手術をしたため、術後の食事は17時から。前日21時以降から何も食べていない旦那さまは、16時頃には空腹のピークで無言&土気色。
痛みはないけど違和感がある、という感覚が気力も体力も奪っていくようです。

もともと術後の回復食として、近所の「漫莉キッチン」で老火粥にしようと調べていました。ですが食堂まで向かう気力も無さそうだったので、近所のコンビニでプリンと塩おむすびを購入。プリン→塩おむすびの順に、一口ずつ、ゆっくり時間をかけて食べてもらうことに。

・・・!!!」と、歓喜の色を浮かべて美味い美味いと頬張る彼は、この日一番の笑顔でした(*´ω`*)

一緒に我慢していた私も、箍が外れてしまったのかホテル向かいの『LOUANGE TOKYO Le Musee』で購入したケーキ2個5,000円を爆食(´▽`)。彼も半分食べて、「大丈夫そうだね!」と意気揚々と食堂へ出発。

漫莉キッチンは本当に優しい広東料理で、超美味でございました!餃子は春雨入りでギッシリふわふわ優しいお味。お粥は情熱を感じる手間のかかった品で滋味深く胃に染み渡り、大根餅も安心の美味しさ。ピータン豆腐も最高。
優しく明るいお母さんにも癒され、この日の「ままならない…(つд⊂)!」という気分がすべて昇華。2人幸せルンルンとお宿に戻ったのです。

ケーキで若干胃もたれしたのですが、お粥のおかげで旦那さまのお腹は元気に。翌朝もしっかり腹ペコで朝食を平らげていました。一安心♪

〇術後の辛いこと

・傷の痛み
局所麻酔が切れた当日の深夜。痛みで起きてしまい、ちゃんと眠れなかったそう。ロキソニンを飲むと軽減されるのですが、じくじくと鈍痛が残るようです。寝返りから日常のすべての動作で傷口を庇うため、翌日まで結構辛そうでした。

一番辛い2日目に帰宅となったわけですが、幸いにも彼パパが車を出してくださったのでとても快適な移動でした。お昼を食べながら和やかに報告もできたので、気持ちも楽に。

痛みは3日目から徐々にマシになり、寝返りを打てるようになったそう。手術から4日後には自転車で近所のお買い物へ行けるように。

2~3週間で手術前と同じように生活できるようになりましたが、力んだ時の違和感は残るようです。それも1か月後には平気に。

・チクチクする毛
剃毛された部分は1~2週間チクチクとかゆみ&不快感があったようです。とくに5日くらいは頻繁に「チクチクする」と呟いていました。
今回、旦那さまはジョリジョリくらいで剃られていましたが、ツルツルに剃った場合の毛の不快感は長期化しそうです。

〇その後の経過

現在、彼の経過は良好。1週間後の検査でも、逆流して太くなっていた血管が見事に細くなっていたそうです。
手術跡も目立たず、毛をかき分けて探すと「あ、これかな~??」という一本線がほんのり見えるくらい。
1か月以上経過した今となっては筋トレも元気に再開していて、あとは3か月後の検査を残すのみ!

彼に伝えたいことは?と聞いてみたところ…
「手術するかを悩んでいるなら、やるべきだと思います。僕も精索静脈瘤の手術をきっかけに、不妊治療を自分事として捉える良い機会になりました」
とのことです!

最後に、予想外の展開として、手術をしてから旦那さまは更に優しくなりました。
私の痛みへの気遣いが以前の倍マシマシになり、「手術の何倍も痛いんだから、出産なんてしなくていいよ」と言い出すほどに。不妊治療の一環なのにと笑っちゃいましたが、気持ちは嬉しいですよね。

仕事・家族・友人・家・身体・お出かけ・遊び・・・と、一緒に日々を過ごすだけでも何か起こるのが人生。今回の手術を一緒に乗り越えたことで、先のことは分からないけれど、彼と一緒なら次も大丈夫そうと感じました。

小さなことも大きなことも、一つ一つ手探りで解決していく日々。夫婦って、こうして絆を深めていくのかしら。今回は大切なイベントを越えた気がするわね、としみじみ考える出来事となりました。

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精索静脈瘤の手術レポート
1.
旦那さんに病気が見つかる
2.
精索静脈瘤の手術について_①病院探し編
3.
精索静脈瘤の手術について_②手術までの検査とお金
4.精索静脈瘤の手術について_③手術当日
5.精索静脈瘤の手術について_④術後


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