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肘関節の評価⑤

前回、前々回と肘関節の安定性を担当してる上腕筋、上腕三頭筋について整理しました。肘関節を評価・アプローチするためには必ず確認しておきたいポイントです。
前回の内容はこちらから
臨床1年目の教科書
本日は上腕筋、上腕三頭筋で注目しておきたいポイントについてもう少し整理しましょう。


1 特徴

まずは身体が動くために条件を確認します。
身体の各組織間には結合組織が存在しています。

引用:人の生きた筋膜の構造(DVD付)内視鏡検査を通して示される細胞外マトリックスと細胞

この結合組織が伸長・移動・分離をすることで、組織と組織の間が滑走し、身体が動くことが可能となります。

つまり、この組織間の滑走性が身体が動くために必要となります。

2 どう稼働しているのか?

肘関節は上腕筋、上腕三頭筋で安定させています。
この上腕筋・上腕三頭筋を走行を確認すると、隣り合っています。

引用:visible body 2023

つまり、この上腕筋、上腕三頭筋の間にも結合組織が存在しており、その結合組織が動くことで両方の筋がそれぞれの役割ごとに働くことが可能となります。その結果、肘関節の安定性に寄与します。
つまり、この上腕筋・上腕三頭筋の筋間を評価しておくことが臨床では非常に重要です。

3 実際の評価方法

では、筋間はどう評価するのでしょうか?
私は触診で状態を把握します。
 上腕筋・上腕三頭筋の筋間を確認
② ゆっくりと押圧を加える
③ 上腕骨に辿り着くか?痛みはないかを確認

4 まとめ

本日紹介した内容は最新の解剖学に沿った内容です。日々勉強を続けることで臨床での新たな引き出しが手に入ります。
みなさんも時間があった時は最新の情報を調べるようにしましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。最後まで読んでいただきありとうございました。

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