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三つの基本:仕事の心がけ

みなさん、こんにちは!
普通に意見や感想を言っても、「斜め上ですねぇ~」と言われるいっぴき羊です。

日本経済新聞さんとnoteさんの共同お題企画「#仕事の心がけ」というのを、しばらく前に見かけました。
その時、いっぴき羊の頭に浮かんだ仕事の心がけは、例として挙げられていたテーマ等から、ちょっとズレていたので、書くのは止めておこうかなぁとも思ったんですが、プロフィールで人とは違う感覚を書きたい!と宣言したということもあり、「斜め上感覚」として、書き留めておくことにしました。

いっぴき羊には、三つの基本としている仕事の心がけがあります。

多様性のある職歴と学び歴から辿り着いたのは、どんな仕事でも、どんな職場でも、ブレることのない基本の心がけ。日々直面する課題や、人間関係や、職場のカルチャーなどから、忘れがちになってしまう基本を忘れないようにと、心に刻んでいる三つのことです。

Honesty・誠実であること

いっぴき羊から正直さを取ったら、何も残らないと言う人もいるほど、いい意味でもそうじゃない意味でも、正直ないっぴき羊です。
正直さは、心がけているというより、いっぴき羊そのものです。

そのストレートな正直さをそのままにするのではなく、少しマイルドにして、誰に対しても裏表のない誠意を加えた誠実さを、仕事上では心がけています。

謝罪や、断りや、苦情等など、気が重くなるような状況でも、誠実であることを心がけることで、その場しのぎではない、ピンチをチャンスに変えるような対応が出来たことが多かったように思います。
誠実さというのは、言葉やアクションそのものにプラスされて伝わるボーナスのようなもの。どんな仕事でも、どんな状況でも、どんな相手に対しても、加えることができる付加価値です。

一見、評価が難しいような対応も、誠実さという尺度を使えば、客観的に評価することもできます。たとえば、もっと何か出来たんじゃないかと反省するような場面でも、対応が誠実であったかどうかを自問自答し、今後の改善につなぐこともできます。

誠実であることは、私にとって欠かせない、魔法の仕事の心がけです。

Authenticity・偽りのない自分であること

仕事上で、よそ行きの顔を作るのは当然ですが、ここで言う偽りのない自分とは、自分で自分のことが嫌いになるほどの、本来の自分とはかけ離れた自分にはならないでおこうということです。

仕事だからしかたがないからとか、職場での協調性は大切だからといった理由から、必死で、周りから期待されている通りの自分になろうとしていた時期があります。

職場で、周囲に溶け込むことは、とても大切なのですが、言語も文化も働き方も違う環境で、本来の自分とはかけ離れたイメージを私に対して持っている人たちの中で働いていると、せっかく身に着けた知識や技術や経験を、活かすことが出来なくなってしまうことがあります。

これでは、自分にとって損失になるだけでなく、せっかく仕事の機会を与えてもらっても、カスタマー(顧客・ユーザー・取引先)や、職場のチームや、ビジネス組織に対して、十分に貢献することが出来ません。その上、周囲が持っている間違ったイメージを肯定してしまうことにもなってしまう為、後進の移民の人たち、特に今後海外で働く日本人の人たちが、同じような経験をしてしまうことにもなりかねません。

自分が思い描いたイメージを否定されると、不快になる人もいます。「初対面の人に対する第一印象が大切なのは、誰でも、自分の第一印象は正しかったと、必死で証明しようとするからだ」という話を聞いたことがあります。
周囲が私に対して抱いたイメージ通りに、つまり、本来の自分とは違うイメージに閉じ込めようとする、職場でのそんな周囲からの圧力に屈することなく、偽りのない自分であろうとすることは、結構、大変です。
海外に限らず、多様性のない職場で、少数派に属している人なら誰でも、経験したことがあるのではないでしょうか。

それでも、偽りのない自分であろうとすることは、本来の実力を十二分に発揮する為にも、職場では周囲が作り出す偽りの自分に合わせることが当たり前という慣習にストップを掛ける為にも、私の仕事には欠かせない大切な心がけです。

Integrity・インテグリティを持つこと

しっくりとくる日本語を思いつかなかったので、カタカナのままにしました。しいて日本語で説明するとすれば、律義さ道理を大切にするというか、上の二つの基本を心がけつつ、同時に、無私であろうとするという感じでしょうか。

仕事上で、自分自身の持つモラルや道徳心と、仕事として必要とされている業務の間で、葛藤を覚えたことがあるという人は、多いのではないかと思います。法に触れるようなレベルではないけれど、顧客とのやり取りに多少のウソが混じっていたり、上司のごまかしを目撃してしまったり、いじめやハラスメントに気づいてしまったり。

そんな時、「私って不器用だなぁ」、「馬鹿だなぁ」と思いつつも、自分より立場の強い人に立ち向かっていくことができる人であろうと心がけてきました。実際にそうしたことが、何度かあります。
そんな時に、「強いインテグリティを持っているね」と誉められたこともありました。

短期、中期、長期的視点で、カスタマー(顧客・ユーザー・取引先)にも、職場のチームにも、ビジネス組織にも、不利益なことが起きていることに気づいた場合は、たとえ自分自身の立場が悪くなっても、改善の為のアクションを起こせる人でありたいと心がけています。

インテグリティは、仕事をする上で手放すことが出来ない心がけです。


心がけと、それが実際に出来ているかどうかは別問題。

けれど、人とは違う経歴を持つ中、周りからの評価を気に掛け過ぎて油断すると、やもすればどど~~~んと地球の裏側まで落ちてしまいそうな自己評価を、出来るだけ、これら三つの基本を心がけることで、「いやいや、いっぴき羊らしい貢献がちゃんと出来ているじゃないか」と、三つの基本を根拠に自分を励まして、自己肯定感を高めることが出来るようにしています。

同じように、三つの基本の心がけが出来ている人に対しては、その人の現時点での仕事のスキルや知識に関係なく、思いっきり高い評価と敬意を持って、全力でサポートします。


#仕事の心がけ

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