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未知を知る。指針ができる。

本書は六本木未来塾にて行われた、一流クリエイター達のトークの議事録である。
広告やデジタル領域などの、最前線トピックの第一線で活躍する作り手たちの、思想や思考の深度などを、わかりやすい語り口調で記述されている。

7人のクリエイター達は皆違う業界で生きており、各分野の表層的な情報から一歩踏み込んだ知見や知恵を述べられており、広くクリエイティブの世界を理解することを強く助けてくれる。
ジョージアやTBSなどのコミュニケーションディレクター/コピーライターを務めた梅田悟司氏は、コピーライティングに置ける本質の部分や初期のブレスト方法を。PARTYの伊藤直樹氏は、自身のクリエイティブの個性を獲得するまでの過程を、などとても惹かれる内容ばかりであった。


広く世界を知る

本書のような各クリエイターの少し入った話が聞ける本の最大の利点は、やはり広くクリエイティブの世界を知ることにある。
本書評を書いている私自身はまだ大学生であり、キャリアの細かいパスを想像できる貴重な資料になれば、業界人からすれば、各業界の人への理解を得ることができる。

そういう意味でも、この本を切り口に、興味を持った世界を深掘りしたり、逆に期待したほどではなかったら切り捨てることができる。
未知であった周りの世界を知ることができる地図に、本書はなれるだろう。

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