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危うく大惨事!わたしが中国で遭遇したトラブル体験談

今日は私や周囲にいた日本人が中国で実際に遭遇したトラブルを列挙していきますので、ぜひ反面教師としてお役立て下さい。(半分以上、不注意や調子乗ってたせいなんですが・・)

自転車を1日2回盗まれる

もしかしたら今は盗難防止対策がデジタル面でも発達してるかと思いますが、私が留学していた2000年代は自転車の盗難は日常茶飯事だった北京。最初にサイクルショップで買った自転車は半月ぐらいで盗まれたので、盗難防止対策として柵にくくりつける用のチェーンを購入。それでしばらくもったのですが、ある朝、そのチェーンを工具でひきちぎられたのか消失。その日買った自電車も目を離したスキに盗まれるという失態を犯しました。

その後、更なる対策として誰がどう見てもスーパーダサい緑色の自転車(通称カマキリ号)を自宅のリビングに保管するという対策で、なんとか半年もってくれました。

現在の中国ではスマホ一つでレンタサイクルを借りれるので、もはや購入するよりそっちの方が安全かもしれません。

スリを突き飛ばしたら野次馬に囲まれる

留学時代に河南省の少林寺で修行したお話を書きましたが

この時に中継地点として洛陽駅に降り立った私。そこで財布を入れていたズボンの後ろポケットをあからさまにモゾモゾと触られている感覚。間違いなくスリだと察したので顔も見ずに突き飛ばしたのが大失敗・・その相手はなんとおばあちゃん(のスリ)でした。「何すんじゃコラー」的なことを言われ、さすがに高齢者相手なので「对不起(ごめんなさい)」と謝ったのですが、怒りが収まらないおばあちゃんの声を聞いてまわりの野次馬がどんどん集まってきます。当時の中国語力では半分も聞き取れていませんでしたが、おそらく「この男に突き飛ばされた!」と力説しているように見えます。私も必死に弁解(?)というかそのおばあちゃんにすられそうになったので正当防衛であることを説明したのですが、財布を盗まれる前だったので証拠がありません。野次馬も私のカタコトの中国語を聞いて「貴様、日本人だな!嘘つくな!」といよいよ集団リンチに・・という様相。覚悟を決めた時、おばあちゃんが「まあまあ、こいつも反省しているんだ。彼は若くて将来もある。あなたたちも冷静になりなさい」と急にトーンダウン。(もともとアンタが財布すろうとしたくせに・・)とは思いましたが、この一言のおかげで騒ぎは鎮静化してことなきを得ました。
もちろん相手が誰であろうと暴力は絶対ダメであるという大反省と、そもそも海外で財布を後ろポケットに入れるほど愚かなことはありません。この教訓から、私は紙幣やコインを靴の裏とか前ポケットとかポーチなどに分散して入れるようにしました。

謎の海鮮で食あたり・・・血便が

こちらも以前雲南省の少数民族自治区で大変な目にあった話をしましたが

地元の飲食店で湖で採れた貝のような物体の炒め物を食べた際に完全に食あたり・・血便が出るなど大変なことになってしまいました。といっても病院がどこにあるのかもわからないし、ひたすらベンチに腰掛けて休息をとっていたら夕方には治りました。念の為その後北京に戻って健康診断をしましたが幸いにも異常なし。とにかく、海外では少しでも怪しいと思ったものは口にしないのが正解かもしれません。(全然その教訓を自身で守ることはできませんでしたが)

太極拳してたら痴漢にあう

留学当時、週に何回かは朝の公園で太極拳をやっていた私。上海では魯迅公園という場所が太極拳の聖地的な場所になっていて、朝の公園内では色々な集団が太極拳教室をやってたりもしました。

一人太極拳の套路(型)を終えて、木陰で休んでいると、おじいちゃんが話しかけて来ます。「どこから来たの?」「太極拳かっこいいじゃん」と色々話しかけてくるのですが、その途中でおもむろに股間に触れて来たのです。洛陽の教訓から「三十六計逃げるに如かず」ということで、全力ダッシュで逃走し、その後二度と魯迅公園には行きませんでした。

クラスメイトが轢かれる

北京留学当時、宿舎から自転車で大学まで通っていた我々でしたが、一緒に登校している友達が当時中国でよく走っていた結構スピードの出る人力三輪車と正面衝突。三輪車のフロントガラスは粉々に割れてしまい、野球部でキャプテンを務めていた頑丈な肉体を持つ彼でもさすがに衝撃は大きく、手のひらを負傷しています。とにかく救急車だ!と思った私は電話をかけようとすると、三輪車の運転手が「頼む〜警察には言わないでくれ〜家族がいるんだ」と泣きついて来ます。そうは言っても留学生という立場なので、うやむやに交通事故を処理するわけにもいかないので、運転手にはこの場を動かないようにしてもらい救急車を呼ぼうとしましたが、轢かれた友達が立ち上がって「そんなにダメージないから後で病院いけば大丈夫だわ」と。不死身か!
とりあえずまたもや野次馬が集まってきて、収集がつかないので近くにいた大学の先生に電話して来てもらいました。運転手とどういう話し合いをしたかはよくわからないけど「谢谢老师!(ありがとう先生!)」と言われて運転手とは別れ、自転車で病院に直行。手の指の傷を少し縫いましたが、無事骨折や打撲もなく安堵・・・今の中国だとさらにハイスピードの電動三輪車やスクーターが歩道の横を走ってるので、皆さんも中国に行く際には十分気をつけて下さい!

クラスメイトが万里の長城でボッタクリにあう

こちらも少し別の記事でも触れましたが、北京に短期研修をしていた時に小旅行で万里の長城に行った際、優しくて人懐っこい日本人クラスメイトの女性が現地にいた少年たちと仲良く手をつないで歩いています。簡単な日本語をしゃべる子供達は十人くらいいたかな?ハイキングコースを歩き終えてバスに戻ろうとした際に、子供達が「ガイド料、ひとり50元!」と大合唱。十人いるので500元!

特に観光ガイドを頼んだわけでもなく、ただ一緒に歩いていただけなのにこれは完全なるボッタクリ!ということで、その時現地ガイドをしてくれていた中国人スタッフが仲裁に入ってくれてことなきを得ました。

観光地で気安く日本語で話しかけてくる人には十分注意してください!

白酒を飲みすぎてブラックアウト

50度を超える蒸留酒「白酒」は、基本ストレートで乾杯していくのが一般的な飲み方なんですが、悪友と一緒に気持ちよく飲みすぎてしまい大変なことになってしまいました。私は完全に記憶を失ってしまい、気づいたら上海で知り合った大阪人の親友の家に。彼も一緒の現場にいたのですが、宴会の途中でトイレにいって帰ってこないので見たらトイレの便器でリバースした上にうつ伏せでピクリとも動かず死んだのかと思ったと・・彼が水を飲ませてくれて介抱してくれなかったら今頃・・・
お酒なんか強くても何の自慢にもならないし、命の危険に関わるリスクなので、特に海外で調子に乗って飲みすぎないように!皆さんも十分お気をつけ下さい。

あらためてアラフォーの今振り返るとお恥ずかしいことばかりですが、特にこれから中国に留学しようと考えている方や留学中の方はちょっとでも気に留めてくれましたら幸いです!

最後に久しぶりの本日の豆豆
行儀よくT V鑑賞
20代の頃の私よりもしっかりしてる


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