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女性起業家日記:どうでもいい人を、自分の心の中にまで入れて傷つかなくていい

今日はちょっと子育ての話。

親の私が不安になってしまうくらい、まったく手のかからなかった長男。


一方で10歳離れて生まれた娘は、まさに「私が小さかった頃」そのもの。

自由奔放で自分の「やりたい!」が何よりも優先される子です。

好き嫌いがはっきりしていて、
自分がこうしたいと思えば、てこでも動かない。
自己主張のかたまりのような子です。


かつて幼い頃の私がそうだったように、
そんな娘と母には時々、心無い言葉が投げかけられます。


「しつけがなってない」
「我が強すぎる」


私の母も、そうした周囲からの母親攻撃に本当に苦労したそうです。


私にも、直近で同じようなことが起こりました。



ふと入った初めてのお店で、店主から突然
「しつけがなってない」
という言葉を投げかけられました。

その人にも、店にも、
何一つ迷惑をかけていないのに。


私の娘が私に甘えてわがままな態度をとっていたのに
さして気にする様子もなく私が普通に対応していたのが
腹立たしかったんだと思います。


ただ自分のイライラを、その辺にいた人にぶつけた
意地の悪い言葉。


言われた瞬間、怒りが込み上げてきて、
このまま居れば他のお客さんの前で口論になってしまいそうだ、と思い
さっさと店を退散しました。


でも、その後その見ず知らずの店主の言葉が何度も何度もリフレインして、
何度も何度もナイフのように私の心を突き刺したのです。



そして、そのあとに襲ってきたのは悲しい気持ち。





毎日忙しいながらも
愛情いっぱい、笑顔いっぱいで
子育てしているのに。


悔しくて、悔しくて
涙がぽろり。



でも、そんな時に思ったのです。


「そんなどうでもいい人、
なんで私の心の中にまで入れてあげてるんだろう」
と。


そんな通りすがりの店の店主なんて、
自分にとっての重要性で言えば10段階評価で0.001ぐらいなものです。
(10段階評価になってないw)

まさに、どうでも良い人。


そんな人を心の奥深くまで入れて、
その人が私をただ傷つけるためだけに吐いた言葉に傷ついて、
私何やっているのだろう。


あ〜〜〜!アホらしっ!!


そう声に出した瞬間、
心の中にできたドロドロの塊のようなものが
すぅっと背中から抜けていったのを感じました。


私が尊敬する女性経営者も、
今でこそ、ようやくその必要性や重要性が理解されてきた
「ベビーシッター」とタッグを組んだ育児

お子さんの「全寮制ボーディングスクール」留学
など、今から30年以上も前にやられてきました。

当時、そうした育児は理解されず、
「自分で子どもの面倒を見ない、鬼のような母だ」
などと心無い言葉が向けられたそうです。


けれどそんな、外野のガヤなどものともせず、
「今にわかるようになるわよ」
と一蹴していたという凄腕経営者。


三十数年経った今、ようやく時代が彼女に追いついてきた
というのを肌で感じます。

「子どもはこうあるべき」
「母はこう子どもを躾けるべき」

こうゆう、勝手な価値観の押し付けが、
この日本の子育てをどんどん窮屈なものにしている
のでしょう。




娘を、「しつけ」なんかで押さえつけたら
この子の良いところが全部潰れてしまう。

「自分がされたら嫌なことを人にしない」
「大怪我や事故につながる危ないことをしない」


これさえ守っていればいい
、と割り切って育児をしている私。


ちょっとくらいわがままだっていい。
甘えん坊でかわいくて、
我が家に数えきれないほどの幸せを運んでくれている娘に
母の私が、そんなどうでもいい人の言葉に傷ついてどうする。


さ、気を取り直して今週も頑張るぞ!

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