ザ・ノスタルジー活動顛末記 ⑫
こんにちは平和男(たいらかずお)です
私達はどれくらい活動したのでしょうか
時間の無い街ゆえに見当もつきません
3日?3年?30年?感じ方はそれぞれ違うのでしょうが、共通しているのはそろそろもとの時代に帰りたくなってきたと言う事です
誰からともなく「もう帰ろうか」となりました
帰り方は簡単です。会いたいと思う人を思い浮かべるだけです。その人の笑顔が道しるべとなるのです
私とは一番古い松尾場☆翔君が「俺はもとの江戸時代へ戻って俳句を極めるつもりだ、そして東北の方へ旅してみたい!大通りには無い人情を求めて、あえて細道を行くんだ。きっと歴史に名を残してみせるぜ」と言いながらスッと消えて行きました
満堂凛ちゃんはイキ東郷へ「いつか同じ時代に生まれ合わせたら、きっと見つけてね!」と言い東郷君はただただ頷いて、なが〜いハグをしながら、それぞれの時代へ消えて行きました
間端貴一君は感極まったのか、高速瞬きで白目を剥きながら、東走進君は「黒船に乗ってアメリカまで行ってやるぜ!俺はまだまだ東へ進み、走るんだ!」と言いながら消えて行きました
ビジイーレイクは最後まで「あなた達は皆本当に最高だったわよ!」と笑顔でスタジオを後にします
私はjohn ben 氏に言いました「凄く楽しかった、本当におもしろかった!素敵な出会いをありがとう」john 氏はやはり涙と鼻水でぐちゃぐちゃになりながら頷いていました
私も、もとの1987年に帰ります。私の時代ではJapanアズNo.1と言われる程、日本は上向いているのです!この登り調子は永遠に続くはずです!未来は明るい!
皆さん、今までありがとうございました。この時空超越スタジオを通して皆さんと繋がれたのは本当に嬉しかったです。
ここでの楽しかった思い出は、置いていかなければなりませんので「思い出屋さん」に引き取って貰います。後に買い取ってくれる誰かの記憶の中で、少しづつ分割されながら永遠に輝き続ける事でしょう
それで良いのです それで…
完
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