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ザ・ノスタルジー活動顛末記(エピローグ)

こんにちはjohn ben です!

「ザ・ノスタルジー」のメンバーはそれぞれの時代へと帰り、私も令和の現在に帰って来ました。もちろん出かける前から時間は全く進んでいません

しかし色んな時代を走り抜けて来ましたので、車が大分傷んでいます。早速に水野オートでメインテナンスをしてもらいました

僕の親友「とっちゃん」には何も言いませんでした。彼だって時空超越スイッチがこの軽トラに付いてる事なんて知らないでしょうし、タイムスリップの話など多分信じては貰えないでしょう….

だから何も言いませんでした。

とっちゃんはただ「楽しかったかい?疲れただろぅ、整備する間事務所で休んでなよ」と言ってくれました

事務所にはとっちゃんの両親がいて、お母さんはピアノ、お父さんはマンドリンを弾く音楽一家の様です。初めて会いましたがとっても居心地の良い笑顔でした

整備工場には「俺、負けねぇ!」が口癖の元気な工員と目をパチクリする癖の神経質そうな工員。さらに一番年上なのにいじられキャラな、ほのぼのとした工員達が従業員として働いていました

良く来る保険屋の営業の女の人は「皆んな最高だわよ!」と持ち上げ上手です!

整備を終えたとっちゃんは鼻歌を歌いながら
「今度、俳句集を出版するんだ!」と言っていました。本のタイトルは「もっと奥の細道」だそうです

どっかで聞いた事が有る様なタイトルと鼻歌だな?と思っていたら、とっちゃんは言いました「昔も出版した事が有るんだけど!今度はもっと奥へ行ってみたくてさ!」

俳句の才能はピカイチなとっちゃんは続けて

「どんな物語にも終わりなんて無いんだ永遠に「つづく」があるだけさ…」と言っていました。僕の親友、水野盗作

とっちゃんのそんな言葉を聞いていたら、僕もまた時空超越旅行へ行きたくなりました

あと、とっちゃんが歌っていた鼻歌、何処かで聴いた様な気がするんですが…私も現在に帰って来ると記憶が曖昧なんですよ〜

まぁ、そんな事は気にせずに
次の物語へ旅立ちましょう!

〜完〜

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