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546 プロジェクトマネージャーという言葉は知っているけれど具体的にはよく分からんと思っていたぼくに有益だった記事。(稲田)2024/5/9

仕事の進め方がグダグダの会社はどうすればいいのか、「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」の著者に聞いてみた』という記事がとても面白かったです。

「プロジェクトマネジメントの基本が全部わかる本」を執筆し、ご自身もプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーとして23年経験を積んできた橋本将功さん。
橋本さんは、セミナーや著書でプロジェクトマネジメントについての知見を発信されていますが、今回 Agend であえてお聞きするのは「専門のプロジェクトマネージャーがいないグダグダになっている職場で、どう仕事を回していくか」。
「うちの会社は仕事を回すのが下手」と感じている方にこそ読んでいただければと思います。

詳細はぜひ読んでいただければと思いますが、プロジェクトマネージャーという言葉は知っているけれど「具体的にどんな役割かよく分からん」と思っていたぼくにとって、そういう風に捉えればよいのか!と思えたのが収穫でした。印象に残ったコメントをいくつか抜粋します。

「プロジェクトとは何か」という定義よりも広いかもしれませんが、基本的に「定常業務じゃない仕事」、つまりマニュアルがなくて突発的に発生する取り組みはすべてプロジェクト的なものだと認識したほうがいいと思っています。
そう考えると、いま働いている人はほとんどがプロジェクトワーカーかもしれません。それなのに、プロジェクトのマネジメントのスキルや経験がない管理職や社員にやらせて、その個人に責任を負わせちゃうことが非常に多いんですよ。
プロジェクトマネジメントを教えられてもいないし、学ぶ機会も与えられていないのに、いきなり「このプロジェクトはお前がやれよ」って投げられちゃう。

みんな「会社全体で仕事をスムースに回せるようにしたい」とは思ってるけど、実際は自分の仕事の周りだけ個別最適化ばかりして、全体最適化に興味がないし、知識やノウハウが属人化してブラックボックス化されていることが多いんですよね。

いつもプロジェクトやっていて感じるのが、そもそもプロジェクトが不確実性の高いものだっていう認識が極めて少ないということです。
プロジェクトマネジメントなんて、やってみないとわからない不確実性や、いつ発生するかわからないトラブルとの戦いですからね。これ多分、日本人はすごく苦手なんですよ。

経営者や管理職はわかってくれないって話もしましたけど、プロジェクトマネジメントの資質がある初心者が陥りがちな失敗として、「情報の非対称性」の問題が分かってないってのはあると思います。
「上司が業務やシステムの全体を見てない」とか「あの部署は後工程のことを考えないで自分たちの都合だけを主張をしている」とか「社長はシステムのことが全然わかってない」みたいなそれぞれの認識は正しいんだけど、その正しい認識の通りに指摘したところで、相手は同じ認識を持っていないのでプロジェクトは動かない

どうですか。「わかるー」って思いませんか。ぼくは超思いました。このままだと全文引用してしまいそうなのでこの辺にしておきます。
Web制作やWeb活用支援なんて不確実性の塊のような仕事なので正にここで言うところのプロジェクトだし、「情報の非対称性」を注意して扱う仕事なんだよなあ…としみじみ思いました。様々な企業様がWebサイト制作やWeb活用支援を発注してくださいますが、お客様自身がそれらについて詳しくないのは当然ですよね。その非対称性をどう扱ってどうギャップを埋めていくかがWebディレクターには重要なテーマになります。漠然と思っていたことがちゃんと言語化されていて読んでいて楽しかったです。
橋本将功さんの本をまだ読んだことがありませんでしたがぜひ読んでみたいなと思いました。

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