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小田原の街歩き〜リプライズ〜

小雨の日の小田原の海岸には不思議な雰囲気があります。写真を撮ると陰のある写真が普通に撮れます。

青空に大きな雲がひとつ、ふたつあるのが理想ですけど、なかなか上手くいきません。
この場所は風が気持ちいいので何もやる気が起きなくなります。しかし、この場所に留まるわけに行きません。重い腰を上げて、鴨宮方面に向かって歩きました。鴨宮駅近くの閑静な住宅街の中に目当てのバナナ専門店があります。

鴨宮店だけはクレープが食べられます。バナナ専門店のチョコ・バナナ・クレープは生クリーム多めで、専門店のバナナともよく合います。小田原駅から歩いても食べたくなります。次いでに小田原市立カモメ図書館に寄りました。中庭に面した窓が大きく取られて、雨の日にはとても風情があって大好きな図書館です。
その帰り道に気になったカフェに寄りました。

 敷居が高い店なので気合を淹れて中に入ると、「お好きな席へどうぞ」と言われたので、角の独り席を座りました。

映画「ウイストン・チャーチル」で新人のタイピストが電信を打つ場面を思い出しました。紙にはメニューと絵文字が打ってありました。隣は計算機です。友人からの指摘で教えてもらいました。
この席に座っていた時に横を通り過ぎるお客さんから「すいません。写真だけですから。」
「気にしないで下さい。」とそんな会話もありました。そんなやり取りが好きです。その場所で撮った写真です。

壁全体に古時計、仕切りの上には真空管ラジオとお店の名前入りのマッチ箱。中心あたりに裸電球のフレアがあります。本当にふしぎな雰囲気でした。自然と写真を撮りたくなります。
今回のルートは観光ルートから大きく外れています。それでも海風がとても気持ちよく。連休の最終日のようなノンビリとしたい日にはよく行きます。
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だから今日も街歩きと投稿を続けます。

歩いていました。


小田原の海岸で考えた。青空ときれいな風景、気持ちの良い風、それを上手にスケッチできれば余計な想像はいらない。六本木の路上で考えた。暗闇が想像力を刺激する。そこに光を当てて、説明すれば物語ができる。そこには日陰と暗闇が必ずある。そこに光を当てると予想外の発見に出会う。だから。文章を書いていると衝動的に予想もしない方向へ内容が進むことがある。それが楽しい。Banana Lifeには敷居の高い店ではない。しかし、休憩時間中に来店した。その結果が原因となって、新しい出来事を作り出す。だから物語を創ることを止められない。


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