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出会いと別れの季節に思うこと

夜が明けるごとに少しずつ暖かくなって春を感じるこの頃。

今日、春らしいピンク色のトップスを着た。
それに合わせてアイシャドウも普段は使わないような明るいピンクを使った。

そんな風に1日を過ごしたから、春という季節について思考を巡らせた。
そうして考えたことを、どうしても3月が終わる前に書きたいと思った。

「春は出会いと別れの季節」
この言葉を私はきっと何百回と聞いてきた。
いつも「出会い」が先に言われて、前向きなイメージに仕向けられている気がするのは私だけだろうか。
「出会い」がないと「別れ」は来ないから、別れを悲しめるほどの出会いがあったことを大切に思う気持ちやその流れの一方通行性も、この言葉が意味するところではあると思う。
それに「別れ」は分かりやすく目の前にやってくるけど、「出会い」はそれがいいものだったかそうでなかったかがすぐには判断できない。だから、予想できない「出会い」に対して適切に向き合っていくために必要な考え方ではあると思う。

でも、今目の前にしている別れがとても大きな悲しみなのに、そうやってこの言葉を言い聞かせて無理にでも飲み込んで前を向かないといけない状況にあることは辛いことだと思う。
それに、明確な「出会い」と「別れ」でなくとも、この季節が関係性の区切りや変化のきっかけになってしまうことも多いはずだ。

自分も相手も誰かと出会って別れて、たくさんのことを考えて、その中に関係性がある。
季節の移ろいとライフステージの移り変わりとともに変化し、留まってほしいところで留まってくれることも、留めておくこともできない。

関係性って思っているより単純で、思っているより複雑だから、この季節が変えてくれることも、変えてしまうこともあると思う。

そんな時に私は私に大丈夫って言いたいし、これを読んでるみんなにも大丈夫って言ってあげたい。
今悲しみで身動きが取れなくて感傷的になることしかできなくても、消化できているはずなのに何かわだかまりみたいなものが残っていても、もはや不思議なくらい前を向いていても…。
どんな状態でもきっと大丈夫。

私が別れを知って不安と焦りを抱いたあの3月も、結局大丈夫なものに変わってくれた。
そして今年、去年のような別れが来た。
今はすごくすごく悲しいけどでもきっと去年のようになってくれるって私は信じてる。

私がまた信じて期待するこの世界を、これを読んでくれたあなたもまた同じように期待して幸せになれたらいいな。

では、また。


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