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無人機による戦い ウクライナ情勢から見る日本の防衛

どうも。
元航空自衛官で現在経営者のあっしゅです。

最近、イスラエルとハマスの問題がメディアで報道されていますが、ウクライナ情勢についても戦闘が継続しています。
報道ベースですと、最近のウクライナとロシアの前線の戦いは、無数の自爆型無人機をお互いに投入し合っているようです。

これは緊密な航空機間の連携でやっていた従来の航空作戦を物量でゲームチェンジするものです。

トップガン・マーベリックのような作戦は今や主流ではなくなっています。
では、ウクライナで起きていることが日本近郊でも起きる可能性があるかというと、必ずしもそうとは限りません。

日本は四方を海で囲まれた国であり、対象となる国の基地から日本の領域まではある程度の距離があり、自爆型ドローンのような狭域用ドローンの使用機会は限定的だと思われます。
しかし今のウクライナのように、領土を取られたり奪還したりを繰り返すフェーズになると、足の短い安価な狭域ドローンが活躍するでしょう。

日本のような島国の戦いは、今起こっている他国の戦争・紛争・情勢とはことなります。

令和6年度の概算要求にはこのような中域用と狭域用の無人機取得について予算が付けられていました。

自衛隊も少しずつですが変化しています。
これを運用する人は一体どこから捻出するのでしょうか。
その分、どの部署、機能をなくすのでしょうか。

自衛隊は新たなことに次々と着手したがりますが、実行可能性の観点で検討段階で断念することが多くあります。
トレードオフで何をなくすか、その議論が深まっていることを願っています。

では。

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