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生理学的スイムトレーニングについて

 こんにちは!【競泳】じきコーチです!

 先日書いたnoteの内容が薄い!!と、
とある方言われたので、詳しく分かりやすく、
説明しようと思います😑

筋肉を動かす三つのエネルギー供給系について

 筋肉を動かすためにはエネルギーが必要となります。
筋収縮を行うのにATP(アデノシン三リン酸)というエネルギーが必要です。筋肉中にはその物質が蓄えられてはいますが、無限にあるわけではありません。そのため、ATPを作り出すためのシステムが体内にあるんです!

ATP-CP系→解糖系(乳酸系)→有酸素系

の三つが筋肉を動かすエネルギー供給系になります。
この三つについて説明します。

①ATP-CP系とは

 ATP-CP系は、素早くエネルギーを出すことができ、短時間の激しい運動で使われるシステム(いわゆる「瞬発系」と言われるもの)です。運動開始後約7秒間で全消費してしまいます。このATP-CP系は、酸素の必要性はないので無酸素系の運動となります。

②解糖系(乳酸系)とは

 解糖系(乳酸系)は、筋肉や肝臓に蓄えられているグリコーゲンなどの糖質が分解されたときに、エネルギーを発生させるシステム(いわゆる「筋持久系」と言われるもの)です。ATP-CP系ほど大量のエネルギーを素早く出すことはできませんが、約33秒間持続することが可能です。この解糖系も、酸素の必要性はないので無酸素系の運動となります。

 乳酸は疲労物質!という考えは古い?!

解糖系では筋内に貯蔵されているグリコ―ゲンはピルビン酸に分解されます。ピルビン酸はミトコンドリアで代謝されますが、急激にグリコーゲンが分解される場合、ピルビン酸は一時、乳酸へと還元されます。
 乳酸はミトコンドリアでエネルギー源として使われていることから、乳酸は筋肉疲労を起こす悪い物質ではないかもしれません。
 ある報告書では、乳酸は筋肉からカリウムが漏れ出して筋収縮を阻害することを防ぐ働きがあるとも言われています。つまり、乳酸が疲労を起こすのではなく疲労を防ぐ物質であることも考えられます!!

③有酸素系とは

 有酸素系は、酸素を用いてグリコーゲンのほか、脂肪もエネルギー源となり、大きなエネルギーを要求しなければ何時間でも運動を続けられるシステム(いわゆる「持久系」と言われるもの)です。この有酸素系は、酸素の必要性があるので有酸素系の運動となります。 

これらのことを考慮した上で、指導者は練習メニューやトレーニングについて深く考える必要性があると思います。前回のnoteで紹介した、
TABATA式トレーニング
(20秒間の運動+10秒間の休息)×8セット

は本当に意味のある練習になっているのか考えました。

結論:人による

と思います。その選手の年齢や性別、筋肉量、筋繊維など様々なことを理解した上で、その選手に合った練習方法が見つかると思います。決して簡単なことではありません。私もほとんど理解していないので、これから長い時間をかけて、選手にあった練習方法を見つけていきたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
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