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禁煙するのを一旦やめて、ちゃんとタバコを吸うことに決めた。

妊娠のタイミングで禁煙して、その後10年近くやめていたタバコを、オランダに引越してまた吸い出して今に至る。かれこれ4年だ。

今年の5月に三年ぶりに日本帰省をして思い出したのは、日本では喫煙者は肩身が狭い、ということだ。とにかく煙草を吸うってクウキじゃないから、そこまで無理して吸わなくてもいいか、という気持ちになり、その流れでマツキヨで禁煙タブレットを買った。

オランダに帰国してからも、かかりつけ医による禁煙カウンセリングも受けて、引き続き禁煙する気はあったはずなのだけど、現時点ではまだ禁煙に至っていない。(言い訳をさせてもらえれば、なにせ、オランダはいまだ喫煙者天国。やめるには、日本で喫煙する以上の固い意志が必要になる)

それどころか、このところ私の喫煙本数は右肩上りで伸びている。

流石に、なにか色々とよろしくない気がしてきて、なぜ私の喫煙量は減るどころか、増えてしまったのかを考えてみた。そしたら、思い当たることが一つあった。それは、「ながら喫煙をしている」と言うことだ。具体的に言えば、携帯を見ながらタバコを吸っている。これは控えめに言って、最悪だ。

「携帯」+「ながら」という、もともと最悪の組み合わせに、さらに「煙草」をトッピング。煙草を味わうことはおろか、煙草を吸うという時間が本来もたらすべき安らぎも全く味わえていない。そして、本気で吸っていないから、余計に吸う、という悪循環が生まれていることに気がついた。

おしゃぶりのように煙草を吸っているから、やめられないのだ。意識的に煙草を吸うことに向き合えば、多分、意識の力でもってやめられる。そう思う。

そんなわけで、今週から「煙草をちゃんと吸う」ことに決めた。ながら喫煙はしない。煙草を吸いながら携帯を見ない。一本、一本を、煙草を吸う時間を他のことに邪魔させない。

禁煙するのは、それができてからの話しだ。

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