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今まで生きてきた中で3回本気で自殺したくなった瞬間

小学生の頃からよく、周りのやんちゃな友人達が
「あーもう死にそう。」
「走り過ぎて疲れて死にそう。」
「暑過ぎて死にそう。」
などと安易に「死ぬ」という言葉を使っていたのを思い出す。

その頃の自分も無意識にふと、
「死にそうなくらい暑い」と言った言葉を発していたかもしれない。

実際に私は今まで生きてきた中で(と言ってもまだたかが生まれて20年と数年ほどだが)3回ほど、自分の意志で死にたいと思った瞬間があったのも事実である。

1つめは、中学生の頃だ。
思春期真っ盛りであり、異性を意識し始める年代とも言えるだろうか。
クラスの中で、いや学年で一番目立つリーダーと言われていた女子に目をつけられてしまったことだ。
その女子は、当時、地元では有名だったレディースと言われる暴走族のチームの総長でもあったのだ。(わたしの中学は3個上の学年の頃から、ろうかでバイクや自転車に乗っている人たちが普通にいるような荒れた学校であった)

何故わたしが目をつけられたのか?という理由だが、その女子が当時好きだった男子からちょっかいをだされていたのがわたしだったのだ。
わたし自身、友人の中の一人として接しており、決してその男子に好意などは1ミリもなかったのだ。
それなのに、当時レディースの総長と言われていた女子からは、「明日包丁持ってくるからな!覚悟しとけよ!」的な暴言を吐かれた瞬間が、1つめの、刺される前に先に死んでしまおうか。と思った瞬間であった。

2つめは、高校生の頃だ。
高校1年生の時に、大好きだった人に振られて、その後もズルズル引きずり、何度も付き合っていた時と変わらずデートを重ね、別れているあいだも相手から「好き」という一途な想いを聞かされてきたものの、高校生活最後の卒業間近に、実は3股されていたという事実を知った瞬間であった。
さらに、大学受験の志望校にも落ち、挙げ句の果てに胃腸炎になり、1ヶ月間、ほぼ水分しかとれない状況に陥った時である。このときばかりは精神的にも体力的にもきつかったのだ。
死んだらすべてが楽になる。と思った瞬間であった。

そして、3つめは新卒入社1年目の頃だ。
初めての社会人。
不安よりも期待の方が優って入社した会社と自分が思い描いていた社会人生活とのギャップ。
そして予想以上に残業や低賃金、人間関係などで精神的にも体力的にもボロボロになり、判断力が鈍ったうえに、自分よりも年下のイケイケな大学生の巧みな言葉に騙されて、有料商材というものに40万円の借金(完済)をしてしまったとき、いっそう死んでしまおうかと思った瞬間である。
いま考えると、本当に無知で愚かでばかだなと自分自身を鼻で笑えるくらいだ。


人間は何か悪いことや、辛いこと、悲しいことが積み重なり、焦りや不安が増えることで周りはもちろん、自分自身を見失いそうになります。

昔のわたしもそうでした。

特に一人暮らしをしていた頃は、家に帰っても話す相手がいないので、より孤独感が増します。
会社や社会、人との交流が疎遠になっている人たちに、手を差し伸べてあげられるコミュニティや地域の人たちがいれば、少しでも日本の自殺率を下げることができるのではとも思います。

人と決めつけなくとも、小さな動物たちによって、助けられる命もあります。
元にわたしもそうでした。
野良猫や散歩している犬たち、ふと通りかかったペットショップにいる動物から、少しの元気をもらえることもあります。

本当に辛いことや
悲しいことを抱えている人は
「助けて」と声も発することができません。
無理に笑おうとする人もいます。

あなたの周りにそんな人がいたら
ぜひ、一言声をかけてみてください。

あなたが必要だということ。
あなたを必要としている人がまだたくさんいるということ。
決して無駄な命なんて1つもないということを。

#コラム #エッセイ #命 #自殺 #弱み #人間 #日常

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