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週末旅をお勧め(番外編):三泊四日の広島・尾道・倉敷の旅

週末旅は基本的に一泊二日か連休となる二泊三日を基本としますが、長期休暇の時には少し長く旅に出ます。番外編としてGWを利用しての三泊四日の公共交通機関のみを使っての旅の紹介です。

【1】今回の旅の目的
2010年にJALのマイレッジ修行で日帰りで広島に旅をした。この時は広島市を中心として短時間で回れるところだけを回ったが、もう少しゆっくり回りたく数日掛けて行くことを考えた。しかしGWの長い休みなので広島だけでなく尾道などにも行きたく、広島空港に入り東に徐々に移動して岡山空港から帰るというプランを立てた。

【2】山陽の旅の計画(移動・宿)
移動:羽田⇒広島、岡山⇒羽田の間はJALのJ-Classを予約する
移動:現地での移動はバスと路面電車とJRを利用する
宿泊:行程を考え、広島・尾道・倉敷のホテルを予約した

今ならJALのダイナミックパッケージでお安く予約するのですが、この時もステータス修行を兼ねていたので個別に予約をした。

【3】おおよそのルート
初日は広島に入り広島から尾道・倉敷と徐々に東に移動して最後は岡山空港から帰る日程で計画を立てた。
1日目:羽田空港(08:45)⇒JAL255⇒(10:10)広島空港⇒呉・広島散策⇒広島(泊)
2日目:広島⇒宮島(弥山)⇒尾道散策⇒尾道(泊)
3日目:尾道⇒向島⇒尾道散策⇒倉敷散策⇒倉敷(泊)
4日目:倉敷⇒倉敷散策⇒岡山空港(19:05)⇒JAL242⇒(20:20)羽田空港

【4】公共交通機関でこんな感じで回った
地方に行くと交通が不便な所が多く週末旅は時間優先でレンタカーで回る事が多いですが、この時は公共交通機関を使って回れる範囲で旅しました。

(1)1日目の行程
GWの旅行としてかなり早く予約をしていたが行けなくなる可能性が高まった。それはアシアナ航空の広島空港着陸時の事故で広島空港が閉鎖になっていたからである。旅行の前日の深夜に事故機を移動する事になり当日の朝に運行が決まったが、広島空港の計器着陸装置は復旧してなく視界不良で引き返しの条件付きだった。
定刻に離陸し広島空港に向かう。離陸直後にターンしたときに京浜工業地帯が綺麗に見えて来ました。

京浜工業地帯の空撮

今回は左の窓側を確保したのは富士山を撮影するためで下の方には雲があるけど綺麗に見えていてラッキーでこのまま無事に広島到着を祈ります。

山梨県側からの富士山。登山道もくっきり

ドリンクサービスも終了し左手を見ると綺麗に区画された京都の町並みが見えてきました。逆Yの字の交点の所は下賀茂神社で糺の森が緑に見え、右上に見える四角い場所は京都御所ですね。

四角に区切られた京都の街並み

さらに飛行すると帰りに使う岡山空港を機内から見えて撮影。

岡山空港も山の中

広島空港着陸前に機長よりのアナウンスがありアシアナの機体は深夜に片付けられて運用の範囲が広がり視界も良好で無事に着陸できるという事で一安心です。着陸してターミナルに向かう機内から見ると滑走路脇の機体は片付けられ空地に移動していました。

アシアナ航空162便の事故機(エアバスA320)

最初の目的地は呉で空港から連絡バスで向かいます。空港から呉までは高速道路などを通り1時間ほどで到着。呉に到着後はまず呉駅を撮影。

呉駅

呉の散策の前に昼食を食べようと考えお手軽な所で駅構内のお寿司屋さんで。

1日目の昼食

昼食後は呉の散策で目的の一つはヤマトミュージアムを見学するためで、入ると戦艦大和がドン!とある。

ヤマトミュージアムのメイン展示の模型

その他の展示をじっくり見てから隣にある無料の『鉄のくじら館』に行く。遠くから見ると潜水艦の大きさが良くわかる。

丘に上がった鯨

これは海上自衛隊の広報施設で、機雷の掃海の案内などがありそのあとには本物の潜水艦の中に入れる。潜水艦は世代が古いので艦内での撮影も可能で操縦席を撮影した写真はこれで、外が見えない状態で計器を頼っての操艦は大変そうです。

潜水艦の操縦席

呉は軍港であり港には軍艦が停泊しそれを見学するクルーズなどもあり港などを見学しながら海上自衛隊に来る。建物の見学も出来るそうですが事前に予約が必要で調べてなく入れなくて残念で、外側から写真だけ撮影。

海上自衛隊呉地方総監部

しばらく呉の町を散策した後に呉駅に戻り呉線で広島に移動。反対にJRWの車両が入ってきたので撮影。

呉駅で撮影

広島に来たらまず原爆ドームに行きます。3月にも長崎を訪問していて改めて原爆の悲惨さを感じる。今は綺麗な花が咲いているが原爆投下直後は地獄の様だったと想像する。

綺麗に撮れた原爆ドーム

一度ホテルにチェックインし荷物を置いてから路面電車の乗りつぶしのために宇品港まで来て港を見学する。

宇品港で

路面電車で戻り平和祈念公園を散布した後に広島駅近くでお好み焼きの夕食。

広島と言えばお好み焼き

ホテルに戻り窓から外を見ると川と夜景が綺麗でした。

ホテルの部屋から

(2)2日目の行程
今日は早起きしてJRで宮島に向かう。前は路面電車の乗りつぶしで路面電車で移動しましたが今回は時間を優先してJRを使います。宮島の厳島神社は前回の旅行でじっくり見たので今日は弥山に登るのが目的。宮島口からはJRの渡船を使う。JR渡船の良いのは鳥居により近い航路なので船から見た鳥居を撮影する。鳥居は海の中に立っている。

海中に立つ鳥居

弥山の登山は下から登る方法もあるが途中まではロープウェイでワープする。

弥山へのロープウェイ

ロープウェイ山頂の獅子岩駅からほぼ平坦な道を少し歩き弥山の本堂に到着。

獅子岩駅からは平坦の道で到着

そこからは登りの山道を山頂に向かって進む。途中には「くぐり岩」というのがあり岩の間を登る。

くぐり岩を抜ける

山頂は岩が重なる場所で、そこから瀬戸内海の絶景を鑑賞。

弥山山頂からの景色

弥山からロープウェイで戻り船着き場に向かう途中、干潮の時間となり大鳥居の近くまで行けるので降りて撮影してみました。多くの人が鳥居近くまで行っていました。

引き潮の時は歩いて近くに行ける

宮島口に戻り食堂で「あなご飯」を食べようと考えましたが混んでいて30分待ちとの事でコンビニ弁当かな?と思っていましたが、弁当ならすぐに購入できるというので駅弁にし車内で食べることにする。中身はアナゴがびっしり乗った宮島特産アナゴ飯です。

昼食はアナゴの弁当

2時間ほど乗って糸崎で下車し、次の列車で一駅で尾道。 駅前で駅舎の写真を撮影してみると、山の上にお城があるが何だろう?

尾道駅と駅前の風景

いったんホテルにチェックインし荷物を置いて尾道を散歩。お寺めぐりでいくつかのお寺を見て回る。

お寺をいくつか回る

尾道は坂の町で民家の間の坂道を歩いてお寺巡りのルートが続いている。

尾道は細い坂道が多い

その中に文学の道というルートもあり志賀直哉さんが住んでいた家などもある。

旧志賀直哉宅

尾道の有名どころでは千光寺山というのがあり、そこまでのぼると尾道の町と尾道水道が綺麗なので撮影。

千光寺からの尾道水道

千光寺は大きな岩などが重なる場所があります。

千光寺の境内

夕食は日本食の割烹のようなお店で「林芙美子御膳」というのを食べホテルへ戻る。ホテルは尾道水道が見える部屋が売りで尾道水道の夜景を撮影してみた。

ホテルの部屋からの尾道水道

(3)3日目
今日は向島と尾道を少し観光してから倉敷に向かう予定。尾道といえばしまなみ海道のスタート地点だが橋ですべて行けるのではなく、向島までは船で渡ることになる。

尾道側の渡船乗り場

その渡船で向島にわたって渡船場を撮影したのがこれで人は60円で自転車は100円だったはず。入口もレトロなかんじでいいね。 この渡船場も映画で使われていた。

向島川の乗り場

向島の中を少し散策し、「八幡神社」の境内に入りお参り。

八坂神社

そして境内にあるどう見ても能舞台に見えるのを撮影。

能舞台?

向島に来た目的の一つがバスの待合所で。大林監督の「ふたり」という映画で使われています。

バス待合所

バスの待合室の中も小道具が置かれているようです。

バス待合所の室内

向島から尾道にもどり商店街を散策していると野菜などが沢山広げられています。

野菜がいっぱい

別の場所では取れたての魚をさばいて売っている。

魚の販売も

そして再びお寺巡りをしに坂道を登っていく。

階段を登って目的地に

目的地は御袖天満宮で映画の「転校生」のロケ地です。

御袖天満宮

階段を上った所から撮影した写真で、この階段を落ちてしまい2人の体が入れ違ってしまう場面で使われています。

映画のシーンはこのアングル

そしてお寺巡りの路地を歩いていると鯉のぼりが飾られている場所もある。

GWなので鯉のぼりが

昼近くになり「尾道ラーメン」を食べてから山陽本線で倉敷に向かう事にする。昼食は尾道レーメンです。

昼食は尾道ラーメン

JRで倉敷に移動し到着後は駅舎を撮影。倉敷駅は近代的な駅舎でとっても大きいものだった。

倉敷駅

そして荷物をホテルに預け美観地区を散策。

倉敷美観地区

お堀の観光船などを撮影するが意外と狭いというのがわかる。

船に乗って観光もある

倉敷紡績の工場を利用したアイビースクエアなどを散策。レンガの広場を囲む様に建物が並んでいるのがわかる。

中庭を囲んで建物がある

そして建物には「アイビー」の名前の通りの蔦が絡んでいる。

蔦のからまる建物

ホテルにチェックインしてから再び夕食を食べに外出。食事は美観地区で食べ、帰りに観光客もいなくなった倉敷川の橋の上にも人がいない映り込みも一緒に綺麗に撮影できた。

観光客もいないタイミング

(4)4日目
今日は倉敷滞在して岡山空港から帰る予定。最初は『鉄』趣味で水島臨海鉄道の乗りつぶし。水島臨海鉄道は倉敷から延びる私鉄で貨物輸送から人の輸送も始まったという鉄道で、プラットフォームはJRとつながっていない。

水島臨海鉄道

駅に着いたときは途中駅の水島行きで全線踏破を狙って次の三菱自工前行きを待つ。貨物列車も走っていて高架線など線路は良い。車窓風景を眺めつつ終点まで乗り、車庫の方に少し歩いていき撮影してみる

奥は三菱自工

日曜日は運行していないが古い気動車も留置されている。終点の駅舎はとってもシンプルで線路の立派さと好対照。再び倉敷市街に戻りJRの山陽本線の踏切でちょうど遮断機が下りそこで撮影していると、上りの「やくも」の117系列車が通って行った。

山陽本線を走る特急

帰りの飛行機のチケットは変更ができないキップなので再び美観地区などを散策する。市街地のすぐ近くの小高い丘の所に阿智神社がありお参りをする。

阿智神社

境内には能舞台があり、こどもの日らしい飾りつけがされていた。

子どもの日の飾り付け

神社のすぐ下には大きな藤棚があり、それが名所となっている。

神社にある藤棚

この場所は小高い丘の上のなので美観地区なども上から眺められその様子を写真に撮影してみた。

美観地区の俯瞰

昼食はまたラーメンを食べる。

今日もラーメン

夕方までは美観地区などを散策し倉敷駅前から空港連絡バスで岡山空港に向かう。

岡山空港に到着

空港で軽く食べ、岡山空港から羽田へJAL242便で移動。いつもと違うルートのようなので長めに動画で撮影して見ました。夜間の着陸で室内の映り込みが激しく見にくいが、ネズミの国の花火や東京ゲートブリッジライトアップなど綺麗だった。

【4】まとめ
週末旅の番外編でGWを利用した少し長かった旅ですが、広島~倉敷は公共交通機関だけを使っても効率的に旅行が出来ました。
広島市内は一度来ているので観光は少ないですが、それを入れても充分な時間があったと思います。倉敷では少し時間が余ったので効率的に回れば岡山まで足を伸ばすことが出来たのではと思います。

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